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落合 陽一氏が語る、AIがもたらす英語学習の変化。その中で企業に求められるものとは? 2017年02月23日

現代の魔法使い、落合陽一さんを迎え、「AIがもたらす英語学習の変化。その中で企業に求められるものとは?」というテーマでご講演頂きました。

落合陽一氏 プロフィール
1987年東京生まれ。
メディアアーティスト・筑波大学助教・デジタルネイチャー研究室 主宰。
コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ、”動的なインスタレーション”を次々と生み出し「現代の魔法使い」と称されている。
2015 年、日本人個人として、ノーベル賞 受賞者の中村修治以来 二人目となる World Technology Award の IT Hardware 部門を受賞。
ホログラム技術のピクシーダストテクノロジーズCEO、ジセカイ株式会社ファウンダー、電通ISIDメディア アルケミスト、など産学連携にも力を入れている。
Google翻訳と人間訳、どちらがより優れているのか?

皆さん、Google翻訳って使っていますか?
最近Google翻訳の精度が、かなりあがってきています。

試しに、適当な論文を探してきてGoogle翻訳にかけてみました。
原文と①と②、一方はGoogle翻訳でもう一方は著者の翻訳です。

原文
「プロジェクションマッピングは、建築物や立体に映像を投影し実物と映像をシンクロさせる映像手法で、実物の質感や存在感を変化させることで、鑑賞者の認知に働きかけ、様々な感情を喚起させることができる手法である。本稿では我々が実際に作成したコンテンツをもとに、それらを効果的に見せている要因を分類・説明し、コンテンツのための技法として明らかにし、学術的に体系化することを目的とする」
引用:『プロジェクションマッピングのコンテンツにおける 視覚的認知効果を用いた演出技法の体系化』


“Projection mapping” is a method of projecting images on buildings and solids to synchronize the real and the images, changing the real texture and presence, thereby encouraging viewers to perceive and providing various emotions In this paper, we classify and explain factors that effectively show team, based on the content we actually produced, clarify it as a technique for contents, It aims to organize it academically.


There are several ways to evoke feelings by changing the observer’s perception of an object like a building or a solid body by projecting synchronized movies on them using Projection Mapping techniques. This manuscript, using as a starting point the projection mapping we made with academic purpose, is aiming to systematize and make clear the techniques of the construction of the contents, explain them and classify them by the effects that create them.

どちらが人間の訳だと思いますか?
はい、②が人間の翻訳で、①がGoogle翻訳ですね。

では、どちらがより意味が通じる英語だと思いますか?
すごく難しい問題ですが、僕は①の機械訳のほうが、原文に忠実で意味が分かりやすいと思います。
②の人間訳では、日本語の文章にあった、日本語的な良さや、「質感や存在感」とか「様々な感情を換気させる手法である」という表現がごっそり抜けているんです。

①にあるtexture and presenceにあたる部分が、②の人間訳だとない。
①のencouraging viewers to perceive and providing various emotions
これもいい訳だなと思うのですが、②の人間訳だとこれにあたる表現がevoke feelingsだけなんですよね。

②は人間が訳してるっぽくて良いのですが、Google翻訳の方が意味は的確です。

今までのGoogle翻訳だと構文がぐちゃぐちゃになってしまっていたのですが、最近では段落もきちんとしてきました。
しかも、あまつさえこれ音声もついてますからね。

今までは、論文を書く時にトランスレーションサービスを使って、1回10万円位でネイティブに添削してもらっていましたが、今ではGoogle翻訳を使って論文が書けてしまいます。

英文の添削に関しては、ネイティブは優れていますが、日本語から英語への翻訳に関しては、日本語との対訳がイマイチ出来ておらず日本語の良さが損なわれてしまうことが多いように感じています。
Google翻訳なら無料で何度も翻訳をかけられるので、日本語から英語に訳したあと、その英文をまた日本語へまた訳してみれば、間違っている箇所が見つかりますし、なによりコストや精度の面でも非常に満足度が高いです。

発音は個性。カタカナ英語でもいいから沢山喋って英語の処理スピードを上げましょう。

先程お話したように、4,5年後には書き言葉に困ることは間違いなくなくなると思います。
ただ、スピーキング(音声)に関しては必ずしもそうなるとは言えません。

確かにやがて音声認識などの処理速度が上がることにより、自分で英語を活用出来なくても多言語でのコミュニケーションが出来るようになると思います。
ですが、それまでの間に僕らが英語をしゃべらないわけにはいかないので、機械に頼るばかりでなく、自分で英会話をする力は非常に重要です。

僕の英語はとてもカタカナ英語で、クソブロークンですが、それでも今も博士時代でインターンに行ったMicrosoftの勤務時代も英語で困ったことはありませんでした。
唯一困ったのは、ブラッディーメアリーがなかなか通じないことくらいです(笑)

「東大発”超”エリート魔法使い登場!! 『天才』落合陽一さんの弱点は、英語で○○が注文できないこと!?」
英語が世界共通言語とは言え、インド英語とかイギリス英語とか、色んな英語がありますよね。
そんな中で日本人がカタカナ英語だったところで、誰にも通じないなんてことは起こりません。

近い将来、言語処理の発展によって英語が全く使えなくても外国人とコミュニケーションが取れるようになる日が間違いなく来ます。
ライティングはもう機械翻訳でまかなう事ができるようになってきています。
でもその未来を待っている間、英語が出来ないと不便ですよね?
発音とか気にしてないで、とにかく沢山喋って自分の言語処理能力を上げていきましょう。


-質疑応答-

Q:日本人は正しい英語をしゃべれないと恥ずかしいと思ってしまい、なかなか自発的に喋らないと思うのですが、そのようなメンタルブロックを解消するにはどのようにすれば良いでしょうか?

A:一番簡単なメンタルブロックの方法は、東南アジアからインドにかけて旅行することです。
マレーシア人とかインド人とか、英語よく喋りますが、全然発音とか下手くそですよ。
ブロークンでもいいから、とりあえず喋れて通じればいいんです。
僕はとっても早口で喋るのですが、プロの方々からすれば、モタモタ喋るよりその方が良いと知っているからです。



Q:DMM英会話ユーザーです。デイリーニュースなどの教材を使っているのですが、その上でどのように瞬発力を鍛えれば良いでしょうか?

A:質疑応答を繰り返すのが一番良いです。
我々って最初のうちは、英語を一度頭の中で日本語に訳して、今度は言いたいことを日本語から英語に訳してから発話しているのですが、質疑応答の練習を繰り返すことで英語を英語のまま理解し、即座に英語で返せるようになります。



Q:23歳の頃って何をしていましたか?

A:ちょうど国際会議に自分のフルペーパーが通って、英語での登壇発表って大変だなと感じていた時期です。
パワポの発表者ツールを使っている限りは、英語ってうまくならないんですよ。
絶対に言わなきゃいけないこととかは忘れないように書いておいたりするんですが、これを読んでいるだけでは大事なことは伝わらないと気づいたのが23の頃でした。



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