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長谷川豊氏が語る、海外でビジネスチャンスを掴むために必要なスキル 2016年11月22日

フリーアナウンサーでありながら、NYと日本に一つずつ自身の会社を持つ長谷川豊さんを迎え、「海外でビジネスチャンスを掴むために必要なスキル」というテーマの元、日本の教育やアメリカで起業する際の課題についてご講演頂きました。

長谷川豊氏 プロフィール
奈良県出身のフリーアナウンサー。現在は執筆や講演等幅広く活躍している。 1999年からフジテレビジョンに所属。2010年9月にNY支局へ赴任。 その時の経験から、アメリカでの起業を志し、2013年フジテレビジョン退社後にNYで会社を立ち上げた経験を持つ。
日本人は英語ができないんじゃない。会話ができないんだ!

「海外でビジネスチャンスを掴むために必要なスキルというテーマですが、まず大前提として、日本人はとにかく会話ができていません。
一番多いのは、リスニングは出来ていて、なんとなく言ってることはわかるんだけど話すことができない。
そのメカニズムをアナウンサーの立場から解説します。
この問題の原因は、ずばり日本の教育にあります。
アメリカと日本では教育が全く違います。むしろ全世界で日本だけが違います。あまりにもかけはなれている!

アメリカの現地校で、当時小学校4年生の長男が渡されたホームワーク
「ボストン茶会事件」はアメリカにどのような影響を与えたと思いますか?自分の言葉でみんなの前で発表してください。

まじか!なんだこれ!と思いました。
もちろんボストン茶会事件に関しては知っていますよ。
イギリスから開拓者達が新しい大地を求めてアメリカにきて、植民地であるアメリカは次々と様々なものに税金をかけられるわけです。
そんな扱いに憤慨したアメリカ人たちは、ボストン港に停泊中のイギリス船に進入して東インド会社の紅茶の船荷を海に投げ捨てるんです。
自由というのは自分たちの力で作り出すものなんだ!と主張したインディペンデンスの石杖となる事件ですね。

とはいえですよ?10歳の子どもたちにそれ言わす?って話。
例えて言うなら、日本の小学校で10歳の子どもたちに広島長崎に落とされたアトミックボムがその後の日本にどのような影響を与えたか説明しなさい。と言うようなものです。
これが毎日出るホームワークですよ?

世界中では小学生の内から、義務教育の中で自分の意見をまとめて人前で喋る練習を始めているんです。中学に上がると今度はディベートの授業が始まります。

一方で日本の教育は「あれはやめなさい、これはやめなさい、しずかにしなさい、言うことをききなさい」なんて言う教師の言いなりになり、書き順が違えばペケ、点が一個抜けたらペケ。
アメリカではテストの時、過去形にedつけなかったとしても間違いになりません。
ピリオドなんだかカンマなんだかわからないような点打ったって間違いじゃないです。

アメリカのビジネスシーンで戦っていきたいと考えている日本の皆さん、このような教育を受け、ガンガン意見を言う経験をしてきた人達とやりあっていくんだ、ということを理解しておいてください。

アナウンサーって帰国子女多いですよね〜ってよく言われます。
実際に、女子アナの3分の1くらいは帰国子女です。
私がアナウンサー面接を受けた時の倍率は3000倍だったんですけど、その何千人の応募者の中で、私を見てください!私の長所はこんなところです!とアピールするのは、幼いころから今お話したアメリカの教育のような、自分の意見をまとめて人前で話す経験をしていないとなかなか出来ません。

日本人は英語ができないわけじゃないんです。
義務教育受けてるんですから、単語や文法の能力はちゃんとあるんです!会話の能力が低いだけなんです!
日本語だとごまかしが効いていた部分が、英語だとボロが出てしまう。
これがメカニズムなんです。
英会話ができないんじゃないんです、会話自体ができていないんですよ!

会話ができるようになるには、「自分」をはっきり持つことが大事

世界価値観調査を元にマンハッタンと日本でインタビューを行ったことがあります。
世界価値観調査というのは、4年に1回くらいOECD加盟国の35カ国で、同じ条件の元で同じ質問をして、意識がどう違うのか、価値観がどう違うのか統計をとる調査です。

その年のテーマが、「あなたは自分に自信を持っていますか?」
調査対象は17歳の女子高生です。
Yesと答えた人の世界平均は25〜30%、4人に1人くらいですね。
それに対し、アメリカでYesと答えた人は、55%。
世界平均の倍以上です。それが本当なのか、調べるために街にでて調査をしました。

少々丸みをおびてらっしゃる、食料でいったらボンレスハムみたいな、お前はYesって言わないだろ!と思うような人たちにわざと聞いたんですよ。
そしたらみんな返事はYes.
「私のことを私が認めなかったら誰が認めるのよ?」って言うんです。

今度はプレスクールに行って、一回の授業でどれだけの数のポジティブワードが出るかカウントしました。
60分で64回もポジティブワードが出たんですよ、1分に1回以上褒めていたんです。

このインタビューと調査を日本でも行ってみました。
日本の女子高生への調査では、自分に自信があると答えた人、全世界ダントツビリの2%。
どうみてもアメリカのボンレスハムよりはるかに可愛いような子が「私二の腕が気になるんです〜自信なんてあるわけない〜映さないでください〜〜〜」なんて言うわけですよ。

幼稚園でのポジティブワードのカウントでは45分で12回でした。ほぼ褒めない。
ずーっと注意してる。○○くんこれやってください、先生の言うこと聞いてますか?って。

日本人は会話能力が低いという前に、自分を持っていないんです。
先生に言われたこと、やれと言われた計算、暗記、ただただ先生の言うとおりに過ごしたら褒めてもらえる。
先生に対して自分の意見を言って反論しようもんなら内申点に傷がつく、そんな教育なんです。

アメリカ人と会話するときに「あはは〜…Yes〜〜〜あはは」としか言えない人はそもそも自分がまとまっていないんです。
人間であればできるはずのことを、日本の教育の弊害のせいで出来なくなっているということを、どうか覚えておいてほしい。

本日のテーマに対し、アナウンサーとして言いたいことは
「自分」をはっきりと持つことが大事。
僕はこういう価値観を持っているんですよ、という意思を持っていないとそもそもの会話が成り立たないんです!
自分の価値観がない人間は海外では相手にされません。
逆にやりすぎると僕みたいに炎上するんですけどね!笑

VISAの取得は想像の100倍めんどくさい!

続いて、VISAに関して自分の体験談も踏まえてお話致します。
アメリカで起業する場合のVISAは、恐らく①H1B ②E2 ③L1A/B ④O1 この4つになるのかなと思います。
大抵はH1かE2を取ると思います。1つずつ説明しますね。

①H1B(専門職):米国の企業に専門職として就任する場合
大半の企業家は、H1でとりあえずアメリカへ行って、働いてる姿を見せてゆくゆく企業する形を取っていると思います。

②E2(投資家):日本人が相当額を米国の会社に投資し、50%以上を日本人が保有していて、その会社のマネージメント(VPやプレジデント)をする場合
僕が2回目にアメリカ行った時にとったビザです。
僕は当時30万ドルを投資して、アメリカの企業を買収し、プレジデントと言う形でこのVISAを発行してもらいました。
年々基準が厳しくなってきて、2015年くらいから50万ドルほど投資しないともう降りなくなってきているそうです。
実際に僕の友達も35万ドル投資して落とされたと言っていました。
このVISAは、最初の更新は二年後で、会社さえ存続していれば、次からは5年更新なので、もっともグリーンカードに近いVISAといわれています。

③L1A/B(関連企業間転勤):日本企業の米国の関連会社に出向する場合
こちら例えば1年間DMM英会話で働いて証明書出してもらって、DMM英会話の海外支社へ赴く場合ですね。

④O1(スポーツ・芸能・科学):一芸に秀でている場合
俗に言う芸能人ビザというやつです。

本当にガチでVISAはめんどくさいです。
でもどうにかVISAを取得して、アメリカに行けば、10万もあれば会社を作れちゃいます。
日本では30万〜50万かかりますが、アメリカでは1番小さい規模の会社であれば10万でできるんです。


アメリカで起業したいなら、どういった問題を解決しようとしているのか明確にしよう!

起業する時に必要になるのが、エンジェルと言われる投資家達です。アメリカにはエンジェルが沢山います。
起業を考えている皆さん、本当にエンジェルとのやり取りは気をつけてください。

「長谷川さんをぜひ応援したい、8割の資金を提供しましょう。もちろんプレジデントは長谷川さんで!」
とあるエンジェルからこう言われて、やった!きた!と思いました。
ところが、ある程度まで話を進めたところで、「長谷川さんの給料はとりあえずこれくらいで〜運営はこうして〜将来的に私の会社が買収してもいいし〜〜…」と言い始めたのです。
もちろん、僕はここでこの話をぶった切りました。

アメリカはとても分かりやすい社会です。良いビジネスをプレゼンすれば、びっくりするくらい投資家達が集まってきます。
でもこの人達は、自分の金儲けのためにやってくるということを忘れないでください。
日本と違って義理とか人情なんてありません。乗っ取ろうとゴリゴリやってきます。
早めにリタイアしようと思っているなら良いのですが、自分の会社にきちんと長く務めて、こんなことやあんなことをやりたいと考えがある場合はエンジェル選びに本当に気をつけてください。

では実際に、エンジェル達に対してどのようなプレゼンをすればいいのか?
Hiten Shahさんという方のツイートを紹介します。

Simple #startup pitch:
1.problem
2.Solution
3.Traction
4.Team
5.Future - that’s it.


1どういった問題を解決しようとしているのか
2どういった解決策(サービス)なのか
3現時点でどの程度ユーザーがいるのか
4創業チームは誰なのか
5今後どのような計画化

この5つが重要であるというわけです。
そして、何よりも大切なのはこの1番目、どういった問題を解決しようとしているのか。

私がやろうとしたビジネスは、実際にアメリカで家族と生活する上で感じた、こんなサービスがあったらいいな、ないと困るなと思うようなサービスの提供です。
アメリカで起業したいと思っている人、お金儲けしようと思わないでください。
実際にアメリカへ行って、困ってみてください。
もしくは困ってる人たちと関わってみてください。それを解決することがビジネスです。
アメリカの人々は、より快適な生活をするためにお金を払います。
アメリカで困ることこそがビジネスチャンスなんです。

-さいごに-

私達家族のNY生活は合計2年半程度でしたが、12歳の息子は英検準2級の試験を2問しか間違えませんでした。
2歳半でナーサリースクールに入った長女は、1年後に星を指差して「スタァ」と言いました。
私は娘のネイティブすぎる発音に、全く聞き取ることが出来ませんでした(笑)

色んな英会話のサービスがありますが、僕はDMM英会話を一番推しています。
完璧にサービス内容が素晴らしい、というのではなくてコストパフォーマンスが一番良いです!
実際に海外へ行くのが難しいなら、それこそDMM英会話とか使って、世界各国の講師たちにどんな悩みがありますか、と聞く事でビジネスチャンスを掴めるかもしれませんね。

英語はしゃべらないとうまくならないです。日本人はそもそも英語をしゃべろうとしない!半強制的にでも、英語を喋らざるを得ない状況を作ってしまえば、火事場の馬鹿力で話せるようになるんです。
僕はNYに初めていったとき、Can I have〜?が言えなかったです。
その後、半強制的に英語を喋らなきゃいけない状況におかれたおかげで、街頭インタビューを満足に行えるレベルの英語力がつきました。

日本でビジネスを行うよりも、海外の方がもっと大きくビジネスを行う事ができます。
是非、英語にたくさん触れて、挑戦してみてください。


-質疑応答-

Q:人事担当者なのですが、どのような人材が海外で働くのに適してますか?

A:日本でうまくやってる人は海外でうまくいかないです。
日本では周りの空気を読むことがとても大切にされますが、空気を読むという英語はありません。空気を読むという文化自体がないから言葉に言い換えることはできないんです。
ある程度の年齢いってるような上の人達から「あいついいよね〜素直だよね〜」なんて言われている社員より、「え!?あいつを送るの!?」と言われるような社員を送ってみる方が良い結果を産むと思います。



Q:英語を聞き取ることはできるのですが、自分の意見をうまく英語で話せません。

A:先程お話しましたが、あなたはきっと自分の意見がちゃんとまとまっていないはず!
例えば、最近のTVっておもしろくないよね〜ってよく日本人同士の会話でありますが…面白いってなに?
英語は物凄くシンプルに感情を表現しますので、わかりやすい単語が山ほどあるのに対し、日本語はふわっとしているんです。
深夜のダイオウイカの特集番組と、ダウンタウンの番組、どっちも面白いですよね。
英語で言うなら、ダイオウイカの特集番組はInteresting、ダウンタウンの番組はFunnyです。
なので、最近のTVがおもしろくない。
それってInterestingがないの?それともFunnyがないの?自分の中でまとめておくクセをつけましょう。



Q:社員の英語教育を任されたのですがどのような指導を受けさせれば良いでしょうか?

A:日本人は絶対に講師につけない!
日本の教育を受けた人間を教師に置いたってそれ以下の人材しか育ちません。
文部科学省は間違ってます。How are you? I’m fine thank you, and you? なんて本当につかいません!
Hi, とかHow’s it going?とかですよ。


Q:英語学習のモチベーションがどうしても上がらない時があります。長谷川さんはどうやって乗り越えましたか?

A:モチベーションの維持は、日本では難しいです。
実際に英語圏の国へ放り込まれないとなかなか難しいと思います。
強いて言うなら、水曜と金曜の7時〜必ずDMM英会話のレッスンを受けると決めて、どんなに辛くても無理にでもなんでもいいからやると決めて、実行してみてください。

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