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成果が出る英語研修の秘訣は、「目的意識」と「チームビルディング」

成果が出る英語研修の秘訣は、「目的意識」と「チームビルディング」

会社で英語研修取り入れてるけど、なんだかうまく運用できないし、だんだん社員のモチベーションも下がってきたな…

人事担当の皆さん、こんなお悩みを抱えていませんか?

せっかく予算を通して、会社のさらなる発展のために英語研修を取り入れたのに、成果を出せないともったいないですよね。そんな皆さんのお悩みを、解決致します!

何のために英語研修を行うのか担当者自身がきちんと理解しましょう。

竹村 和浩Universal Education 代表取締役
日本初の発音特化型オンラインスクール『発音の学校』主宰
ビジネス・ブレークスルー大学英語専任講師としてビジネス英語を教えている。
日本にいながら英語を学び、東京都立高校で英語の教員をしていたが、民間教育会社に転職その後、20年前に独立。
Universal Educationという企業英語研修の会社を立ち上げた。
日本人がなぜ英語が苦手なのか?そしてその解決法は何かを脳科学的見地から研究。
結果、英語と日本語の言語特性のかい離に注目。音声の違いとしての発音トレーニング、英語ヴォイス・トレーニングを考案。

ー 英語研修はどのように運用するのがベストなのでしょうか?

担当者様や企業が意識するべきことは、大きく分けて3つあります。

1. 「なぜ英語研修を行うのか」という事をきちんと理解すること。
2. 依頼する場合、英語研修業者と細かいコミュニケーションを取ること。
3. 目的達成のための具体的な方法論を知ること。

何をすれば最も効果的なのか?そもそもこの研修のゴールは一体何なのか?という問題を曖昧にしたまま、英語研修を始めてしまう企業や担当者様が非常に多いです。

研修方法は、目的・目標によって変わってくるので、英語研修業者にしっかりとビジョンを伝えて認識を合わせましょう
そうすれば会社にとって一番最適な研修方法を提案してもらえます。

ー 結果が見えやすいしとりあえず資格対策研修、なんてもってのほかってことですね。

そうですね。本来、英語研修とはやりたい事が先行してあるべきです。
明確な目的もないまま、『とりあえずテストの点をあげてくれ』という依頼はあまり良い結果になりません。
確かにTOEICのスコアは、外部へのアピールにもなりますし、TOEIC研修も上手に行えば、実務で使える英語が身につきます。

ただ、企業が英語研修で社員に求めることはひとつしかなく、
それは、英語を使いビジネスで売上を作ることです

英語研修はコストであると考えている企業も多いですが、実際は企業として生き残っていくための大切な投資のはずです。

チーム・ビルディングを徹底で社員のモチベーションは管理できる。

上田怜奈さくらラーニングラボラトリ 代表
大阪外国語大学外国語学部南アジア地域文化学科卒業。
バンクーバーSprott Shaw Community College修了。
英検1級、TOEIC990点(満点)取得。
米国公認会計士試験全科目合格。
大学を卒業後、官公庁、外資系会計事務所にて通訳および国際業務(米国税務)に従事。
その後独立し、国際的に活躍するビジネスパーソンのコミュニケーションを支援する事業、さくらラーニングラボラトリを設立。
大学、専門学校、大手企業にてセミナーや研修を行う。外資系企業で働いていた経験を活かした実務で使える英語や、初心者のためのビジネス英語の導入研修から会計英語、インド英語研修まで幅広く行っている。

ー 社員のモチベーションをどうにか維持したいという悩みが多いのですが、そもそもモチベーションの管理は可能なのでしょうか?

心理学の世界ではモチベーションには、外発的動機付け(Extrinsic motivation)内発的動機付け(Intrinsic motivation)の二つがあると言われていて、私はそれらがちょうど良いバランスで合わさったときに研修の効果が最大化されると考えています。

外発的動機付けは、金銭や仕事でのポジション等利益がある、やらなければマイナスがある、といった賞罰があるような状態。

内発的動機付けというのは、自分が楽しいからやる、興味がある、達成感や自己実現のために、人から言われなくてもやりたい!という気持ちのことを指します。

社会人の方だと、「企業研修」に参加するというだけで外発的動機付けは既にあると言えます。企業研修の多くが、出席必須の新入社員研修であったり、昇進のために必要なTOEICスコアアップ研修である場合が多いですからね。

そのような「やらざるを得ない」環境に置かれることで、一定のモチベーションを保つことができます。

ー じゃあ内発的はどのように向上させれば良いのでしょうか?

チームビルディングを徹底して、社員同士で切磋琢磨出来る環境を作ってあげることで、内発的動機付けにも繋がりますし、担当者様自身も、受講者の管理がしやすくなります。
そのためにも定期的に顔を合わせるのは非常に大事なことです。

一人で黙々と学習するよりも、みんなはどんな学習方法を試しているのか?どれくらい成果がでてきたのか?等の情報交換をしたりお互いの学習状況を確認することで、モチベーションの維持に繋がります。

また、営業などでもお馴染みの概念かもしれませんが、単純接触の回数を増やすことで、人は自然と仲良くなりますからね。したがってチームメンバーに親近感が沸き、連帯感が出てきます。

何よりも、こういったチームビルディングでモチベーションの維持が出来るのは法人研修の大きな強みだと考えています。個人での勉強にチームってないですからね。

ー 具体的にどんなチームを作ればいいのか教えてください!

良いチームを作るためには3つのコツがあります。

  1. チームを作るときは、チームメンバーの役職を揃える。
    一般社員は役職についている方と一緒だとつい萎縮してしまいます。
  2. 可能であればチームメンバーの英語力を揃える。
    事前に試験を受験して、ある程度のレベル別にすることでチーム内で抱える悩みも似通ってきますし、同レベルで意見を交換することができます。
  3. 4名~10名程度のチームにすること。
    人数が少なすぎると、誰か一人のモチベーションが下がってしまったときに釣られやすいですが、10人もいれば、一定の割合で英語って楽しい!と思う人が出てきます。そして、そういう人に同調してモチベーションが低い人もさらに頑張れる傾向にあります。逆に人数が多すぎると、チーム感も薄れてしまいますし、管理も大変になるので、4名~10名程度がベストだと考えています。