DMM英会話ブログ編集部
(更新)
新年を迎えてから早3ヶ月。新しいビジネスイヤーが始まろうとしている今、「今年こそ英語力をアップしたい!」と決意を新たにしている人も少なくないのではないでしょうか。
ビジネス英語を学習する方に知っておいてほしい「間違えやすいビジネス英単語」をランキングにまとめました!
2011年1月〜2014年2月末までに「ビジネス英語入門」と「ビジネス英語基礎」のコースを学習した5万人のデータを分析し、クイズの際に間違いの多かった単語をランキング形式で抽出してみました。結果はこちら↓
No. | 英単語 | 意味 |
---|---|---|
1 | remuneration | 給料、報酬 |
2 | impasse | 行き詰まり |
3 | adversarial | 敵対的な |
4 | sticking point | 障害 |
5 | appraisal | 評価、査定 |
6 | service | 修理する、点検する |
7 | common ground | 合意点、妥協点 |
8 | address | (人に)話す・話しかける、対処する |
9 | competence | 能力、力量 |
10 | present | 示す、伝える |
11 | memorandum of understanding | (正式な)覚書 |
12 | stall | 時間稼ぎをする |
13 | intimidate | 威嚇する、畏縮させる |
14 | project | 予測する、見積もる |
15 | turnover | 売上 |
ランキングを見ると、見るからに難しそうな単語もあれば、誰もが知ってそうな簡単な単語までいろいろありますね。
ではなぜ、これらの単語が間違えやすいのか、その理由を見ていきましょう。
"service"、"address"、"present"、"project"は、カタカナ英語として定着しており、日常生活でもよく使われています。何気なく使っている言葉なので「知っているつもり」になりがちですが、実は、このような単語にこそ、意外な落とし穴があるんです!
日常会話では、そのまま「サービス、業務」として使われますが、ビジネス会話では下記の例文のように「修理、点検する」という意味で使われます。
"We hired a technical consulting group to service our computers."
「社内のコンピュータの修理のため技術コンサルティング・グループを雇った。」
一般的には「住所」という意味で知られています。しかし、ビジネスでは「(人に)話す・話しかける、対処する」という意味で使われます。
"Let's address the most critical issues first."
「まず、最も重要な問題に取り組みましょう。」
「プレゼント」や「贈る、贈呈する」といった意味で知られている単語ですが、ビジネスシーンになると「示す、伝える」という意味で使われます。
"Today we'll be presenting the quarterly sales results."
「本日、四半期の販売実績を発表させていただきます。」
日常会話ではプロジェクトそのものや「企画する、計画する」という意味で使われますが、ビジネス会話では「予測する、見積もる」といった意味で使われます。
"We project steady growth over the next few years."
「今後数年は順調な伸びが予測される。」
これらのようなカタカナ英語は、普段日常会話で使っている意味が頭から離れず、新しい意味を覚えようとしてもなかなか覚えられないことが、間違えやすい原因となっているのではないでしょうか。
こちらはカタカナ英語ではありませんが、日常会話とビジネスシーンでは意味がガラッと変わります。"stall"は、日常会話では下記の例文のように「露店、売店」という名詞で使われます。
"This stall sells a variety of breads."
「この露店では色々なパンを売っている。」
ところが、ビジネスシーンでは「時間稼ぎをする」という動詞として使われます。「露店、売店」という意味からは想像もつきませんね。
"It appears that the other party is just trying to stall."
「先方はただ時間稼ぎをしようとしているように見える。」
このように、日常会話とビジネスシーンでは同じ単語でも意味や使い方が違うことがしばしばあります。第二・第三の意味で使われることが多いので、一つ意味を覚えたらオッケーではなく、いろいろな意味を覚えて、シーンによって使い分けられるようになりたいですね!
間違えやすさNo.1に輝きました!いかにも堅苦しそうで、意味も想像がつきませんね。簡単に言うと"salary"や"pay"のことです。「じゃあ、"salary"だけ知ってればいいや」なんて思ってしまいがちですが、正式な場面や文書では"remuneration"も使われるのでしっかり抑えておきましょう。
"Bankers tend to receive very high remuneration."
「銀行員の給料はとても高いものだ。」
「敵対的な」という意味のこの単語、英英辞書でもフォーマルとなっています。
"We should do everything we can to prevent negotiations from turning adversarial."
「交渉が敵対的になることを防ぐため、できることは全てするべきだ。」
ビジネスシーンでは上記のように使われますが、もっとカジュアルに言うと、"hostile"や"unfriendly"などになります。
基本的な単語を覚えていれば、どんな場面でも言いたい事は伝わりますが、他社との交渉や契約書などのビジネスシーンでは、プロフェッショナルに相手とやり取りできるよう、ワンランク、ツーランク上の単語もしっかり身につけておきましょう!
日常会話とビジネス英語の違いに惑わされず、さまざまなシーンで使える語彙を広げたいもの。まずは、このランキングにある15個の単語をしっかりおさえておきましょう!