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「英語の勉強って続かない…」そんなアナタへ! 東大生が教えるモチベーションを維持させる4つのポイント

「英語の勉強って続かない…」そんなアナタへ! 東大生が教えるモチベーションを維持させる4つのポイント

英語の勉強が続かないとお悩みの方、いませんか?
私のやる気は3日坊主どころか2日と保ちません。

忙しい毎日の中で、勉強に時間を割くこと自体が難しいですし、勉強のモチベーションを維持するのって簡単じゃありません。
でも、英語はできるようになりたいんですよね……。じゃあ一体どうすればいいんだ!?

ということで、今回は東大生を突撃! 語学堪能な東大生なら、きっとすごい勉強のコツを知っているはずです。なんたって東大ですから。

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林怡廷リン イティン
東京大学大学院学際情報学府に所属し、語学学習について研究中。台湾出身。母語である中国語に加え、英語と日本語も操るトリリンガル。日本語に関しては、ほぼ独学で習得したというツワモノ。

「英語の勉強が続かない……」というダメな私の悩みを打ち明けつつ、モチベーションを継続させるための秘訣を教えてもらいました。

ポイント1. 世間の評価より、自分の好きなものを優先する

— 英語を勉強しようと思っても、なかなかモチベーションが続きません。どうすればいいでしょうか。

英語学習を始める動機は人それぞれですよね。仕事で必要になったり、学校の試験のために勉強したり。趣味で始める人もいます。人はそれぞれ違うので、それぞれ自分に合った学習方法を探すことが大切ですね。

決められたテキストを使って決められたとおりに勉強していたら、当然モチベーションが下がっていってしまうと思います。自分の好きだと思える方法を選んで取り組んでみてください。

— 具体的に、どんなふうに選べばいいのでしょうか?

自分の関心、興味に合ったものを選ぶといいですね。私はアニメや映画が好きだったので、英語や日本語のフレーズを覚えていきました。小説でもいいし、歌でもいいし、なんだっていいと思います。

テキストを選ぶときには、自分が気に入るデザインか、紙のさわり心地はいいか、内容がおもしろいと思えるか、そうやって選ぶといいと思います。世間の評価で選ぶよりも、自分が好きだと思えるものが一番かと。

特に、見た目のデザインは重要ですよ。私は、「かわいいな〜」って思えるデザインのものを選ぶようにしています。そうすればそのテキストを開きたくなりますからね。

ポイント2. “自己効力感”を得られる場をつくる

— 好きなことなら勉強も続けられそうですが、もしそれでもモチベーションが下がったときはどうすればいいですか?

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物事に継続して取り組むには、“自己効力感(Self-Efficacy)”が必要だといわれています。自己効力感とは、達成感や、「自分は◯◯ができる」という有効感のことを指します。

私は、実際に外国人と会える場所に行き、その人たちと話すことで「私の言葉が通じるんだ」という自己効力感を得ていました。その嬉しさが学習を続ける力になったかな、と。

— 自己効力感を得る方法には、ほかにどんなものがありますか?

英語を使って実際にコミュニケーションをとってみると、「もっと勉強したい」って思えると思います。だから、英語で話す友達を見つけられるといいですよね。オンラインレッスンなんかもいいかもしれません。

あと、好きな外国の芸能人のTwitterをフォローするのも良いと思います。その投稿を理解できたら、「わかった!」という達成感があるはずです。好きな芸能人の言葉がわかるのって絶対嬉しいですし。

ポイント3. やる気がないときはやらない。勉強するタイミングにメリハリを

— たまに「今日は疲れたな」とか「やりたくないな」って思っちゃう日ってあるじゃないですか。そんなときも頑張って勉強したほうがいいんでしょうか?

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そのときはやめちゃったほうがいいと思います。

やる気がないならいっそ遊びに出掛けてしまって気分転換してください。そうしたら「じゃあ、勉強しようかな」って思えるんじゃないでしょうか。

— やりたくないときは、やらなくていいんですね……!

やる気がないときに無理に勉強しても、なかなか頭に入ってこないと思います。効率が悪いときに時間をかけてやるよりも、やる気があるときに短時間で取り組むほうが、ずっと身になるはずです。

ポイント4. 単語を覚えるときは、積極的にアウトプットをする

— 勉強続けていると「もうこれ以上頭にはいらない」って頭打ちすることがあります。これもやる気を失うひとつの原因だと思うんですが、そんなときはどうすればいいですか?

頭打ちすること、ありますね。私にも経験があります。

もし単語やイディオムが覚えられないことでやる気を失いそうなら、積極的にアウトプットすると記憶しやすいと思います。私は単語を覚えるときには口に出すようにしています。

— 英単語は書いて覚えるという人が多い気がしますが、口に出したほうがいいんですか?
もちろん書くのもいいですが、それだと単語のアルファベットを一つ一つを覚えることになってしまいます。でも口に出せば“音”で覚えられるので、単語全体が一セットとして頭に入っていきます。そういった意味では、書くよりも口に出して覚えるほうが効率がよいのではないでしょうか。

— 他に、オススメの勉強方法はありますか?

テキスト

イディオムや文法を覚えるときは例文で覚えます。でもテキストに載っている例文ではありません。自分の好きな題材を使って、自分で例文をつくってみるんです。

テキストの例文はわかりやすくても、なかなか記憶に残りませんよね。自分で考えたほうが印象に残るし、好きなことを文章に盛り込めて楽しいので。

ぜひ自分の好きな型を見つけて英語勉強に取り組んでみてください。

まとめ

英語学習ってつまらないものだとばかり思い込んでいた私にとって、林さんのお話は驚きの連続。よくあるテキストを購入して、ただそのテキストをやりこなして……なんて、ありきたりの学習法に取り憑かれていましたが、もっと気楽に、もっと楽しんで取り組めばいいんですね!

自分の興味関心に合ったものを、自分のタイプにあった学習方法を探し出せれば、3日坊主(私の場合は1日坊主)だって卒業できるかもしれません。

さあ、今日から楽しい英語学習を始めましょう!