Yoko
(更新)
あなたは人の服装や髪型、持ち物などを褒めるのは得意ですか?
女性の方は「それカワイイねー」「そのバッグいいね」と友達の持ち物をサラっと褒めるのはもしかしたら得意かもしれません。
しかし欧米では、友人だけでなく全くの他人を褒めるのもよくあることなんです。店員さんに「そのワンピースいいね」などと言われることだって日常茶飯事。
ちょっと目に付いたものを褒めると、相手も嬉しく感じて会話のきっかけにもなるので、褒めるテクニックを身につけましょう!
今回は「いいね!」「かっこいいね!」だけではなく「それちょっとダサいよ」「趣味悪いよ」といった、ファッションに関連するフレーズをご紹介します。
褒め方には大きく3つあります。
どれもよく使われていて簡単なフレーズなので、ワンパターンにならないようにいろいろ使ってみましょう。
3つの中でも圧倒的によく耳にするのがこの【I love/like 〜.】型。「〜」の部分に褒める対象のものを入れるだけなので、とっても簡単!
“like” よりも “love” の方が「好き度合い」「いいと思っている度合い」が高くなります。親しい人だけでなく他人のファッションを褒める時にも使えますよ。
I love your boots.
「そのブーツいいね!」
I love your jeans.
「そのジーンズいいね!」
I like your outfit.
「その服装いいね!」
I love your hair.
「その髪型いいね!」
I love your style.
「あなたの服の感じ、すごく好き!」
※“style” とは「服装の感じ」のことで「体型」ではない
I love your taste in fashion (clothes/styling/shoes/jewelry) !
あなたの服(スタイリング/靴/アクセサリー)の趣味、すごく好き!
“I love 〜.” よりも少し熱量の下がる「素敵な〜だね」とサラっと褒めるニュアンスが “Nice 〜.”。
親しい人にも使えますが、ちょっとした褒め言葉にも使えるので他人に使うのにぴったりです。
Nice bag.
「素敵なバッグだね」
Nice earrings.
「素敵なピアス(イヤリング)ですね」
※「ピアス」も「イヤリング」も両方 “earring(s)”
Nice jacket.
「素敵なジャケットですね」
Nice suit.
「素敵なスーツですね」
“〜” の部分に形容詞を入れることで「かっこいいね」「素敵だね」「素晴らしいね」「かわいいね」など様々なバリエーションが作れます。3つの中では最も具体的な表現で褒めるパターンです。
Your hair looks amazing.
「髪型がすごく素敵だね」
These red sneakers are awesome.
「この赤いスニーカーかっこいい!」
His style is so dope*!
「彼の服装、超ヤバイ(かっこいい)!」
*“dope” はスラング
Your dress is so elegant.
「そのワンピース(ドレス)すごく上品で素敵だね」
本当に心から「素敵!」「いいね!」と思っている場合には、上で紹介したフレーズに加えて、こんなフレーズを加えてみてはいかがでしょうか。
一言「いいね」と言うよりも、表現を少し変えて重ねて褒めることで「いいね!」を強調することができます。
Nice gloves. I really like the color.
「素敵な手袋ね。色がすごくいいわ」
ただ「いいね」と言われるよりも「似合っている」と言われると嬉しいものですよね。
I love the earrings. They look really good on you.
「そのピアス(イヤリング)素敵だね。とっても似合ってるよ」
You look awesome in those jeans.
「そのジーンズすごく似合ってるよ(かっこいいよ)!」
「どこで買ったの?」「どこのなの?」と聞かれると、本当に良いと思ってくれている感じがしますよね。
I love your bag. Where is that from?
「そのバッグいいね!どこのなの?」
Cool jeans! Where are they from?
「かっこいいジーンズだね!どこのなの?」
ファッションのコメントで避けて通れないのが「それ、ちょっとダサいよ」「ダサくない?」と言った「ダサい」の表現ですね。
最後に、いくつかある「ダサい」を紹介しておきましょう。
一般的によく使われる “lame” は “not cool” というニュアンスの「ダサい」「イケてない」を表すスラングです。
Pull up your pants! Saggy pants are totally lame.
「ズボン上げなよ。腰パンなんて超ダサいよ」
クオリティーが低くて悪趣味というネガティブなニュアンスがあるのが “tacky”。どうしようもなくダサい柄で周りから浮いてしまうようなものによく使われるスラングです。
I like those pants. -Really? They're kind of tacky.
「このパンツいいな」「マジで?ちょっと趣味悪いよ」
時代遅れな「ダサさ」を表すのが “out of style” や “frumpy”。“frumpy” は特に女性の野暮ったい服装に対して使われます。
Do I look frumpy in this dress?
「このワンピース、ダサいかな?」
「趣味が悪い」を表す、スラングではない一般的な言い方。“taste” とは日本語で言う「センス」に当たります。
My ex had horrible taste in clothes.
「前のパートナーは服の趣味がひどかった」
相手の服装を褒めるのは決して難しくありません。
「かっこいい、って英語でなんて言うんだろう?」と悩まなくても、今回紹介したような “I love your 〜.” でOKなんです。
また、素敵な服装の人を見た時に「知らない人だから声をかけるのは変かな…」と遠慮しすぎなくても大丈夫。
ちょっと目があった時に “I love your 〜.” と声をかけてみてはいかがでしょうか。褒められて嫌な気分になる人はあまりいないと思うので、多くの人はにこやかに何か答えてくれますよ。