オンラインレッスンの教材制作コストを大幅削減する教材CMSとは？

オンラインレッスンで多くのサービスが用意している教材。
その教材の量／質／更新頻度は、サービスの継続率や満足度に直結します。

しかし、教材作成・管理の工数が膨らみ、更新が滞ることで生徒離れが発生するケースが少なくありません。教材作成用CMSを導入することで、専門知識や制作ソフトが不要で、誰でも教材を作成／修正／本番反映でき、かつフォーマットに沿った統一感のある教材を次々に生み出すことができます。

この記事では、教材CMSの導入メリットと、DMMが提供する教材CMSで何ができるのか、を解説していきます。

1.CMSなしで教材制作する際に起きるデメリット

CMSなしで教材を作成する場合によく起きるデメリットを表にしました。

デメリット	解説
1.担当分野ごとにスタッフが必要で、時間もコストもかかる	教材デザイン担当、教材テキスト担当、サイト反映担当、とそれぞれ担当者が異なる構造。新規作成、修正のたびに時間もコストもかかる。
2.専用知識やソフトが要求され、専門外スタッフによる代替がしにくい	専用知識や制作ソフトが必要で、専門外スタッフによる代替が難しい。また、有償ソフトを人数分購入する場合、コストが高くつく。
3.教材フォーマットにばらつきが生じやすい	デザイン担当者ごとに作り方やソフトが違う場合、ユーザーの教材使用体験に一貫性が出ない。
4.バージョン管理が分かりづらく、管理コストがかかる	「ローカル環境の教材」と「サイト上の教材」でバージョンが異なることが発生しやすい。修正版の本番リリース漏れなども起きやすい。
5.拡張性が低く、ユーザーの学習体験を向上させる要素の導入が困難	フォーマット外の要素を新規導入することは、部署を跨ぐプロジェクトとなり、実現が困難。

オンラインレッスンサービスでは、ユーザーニーズのある新規教材を追加したり、リリースした教材の間違いを修正するケースは頻繁に発生します。
その時に上のような様々なスタッフが少しずつ関わるフローでは、時間もコストも増大します。これをどのスタッフでもできるようにするのが、ここで紹介する教材CMSです。

では、ここからは CMS を活用した教材制作のメリットを解説します。

2.CMSありで教材制作する際に起きるメリット

①担当分野ごとのスタッフ配置は不要
②専用知識やソフトは要求されず、専門外スタッフでも代替できる

教材CMSは専門知識や制作ソフトが不要で使えるため、
「誰でも」教材の作成／修正／本番反映まで実行することができるようになります。

③教材フォーマットにばらつきが生じにくい

CMS内では教材のフォーマットをテンプレートとして所持することや、一度作成した教材をコピーすることが可能。前の担当が作った教材のフォーマットに合わせることがワンクリックでできます。

④バージョン管理がCMS上で可能で、管理コストがかからない

教材はCMS上に更新日が記録されていくので、最終更新日を容易に追うことが可能。
また、「本番リリース前の教材」や「変更後、本番リリースしていない教材」のみをCMS上で抽出することで、リリースが漏れている教材をすぐに発見できます。

⑤拡張性が高く、ユーザーの学習体験を向上させる要素の導入も容易

CMS上に用意されている機能を使えば、すぐにユーザーの学習体験を向上させる要素が導入できます。BellbirdのCMSでは、以下の要素が追加できます。

教材に音声を付与する
日本人学習者向けに日本語翻訳を付与する
ホストのみが閲覧できる教え方メモを付与する
英単語をマウスオーバーすると日本語の意味を表示する

3.Bellbird CMSの基本機能

どういった要素で構成された教材を作ることが可能か、ここからCMSの基本機能を解説します。

①Title

...タイトルを入力できます。
②Aside
...注釈を入力できます。
③Teacher note
...ホストにしか見えないテキストを入力できます。

④Editor note

...編集者向けの注釈を入力できます。

⑤Simple Article

...テキストを入力できます。

⑨Article

...テキストを入力できます。
タイトル付け、段落分け、箇条書き、背景色付け、なども可能です。

⑥Dialog

...会話形式のフォーマットを入力できます。

⑦Questions

...問題形式のフォーマットを入力できます。
「Insert Blank」で空欄部分の作成、ホストだけが閲覧できる「Teacher's note」に回答を記載することができます。

⑧Media

...画像ファイルや音声ファイルを挿入するメニューです。
対応ファイル形式：画像（JPEG、PNG、GIF)、音声（MP3、WAV）※15MBまで

⑩Vocabulary

...単語練習パートを挿入するメニューです。
　「Add Local Word」から単語の品詞/定義/例文などを入力します。

⑪Pdf section

...既存教材をお持ちの企業様におすすめの機能です。教材ファイルをPDF化し、CMS上にアップロードできます。
・Teacher PDF→ホスト用の資料をアップロード
・Student PDF→ホスト以外の資料をアップロード
※Downloadableにチェックを入れると、レッスンページ上でPDFファイルがダウンロードできます。