DMM英会話 ブログ 英語でつながる 海外留学

フィリピンへの15歳未満の単独渡航に必要な「WEG申請」を解説【子ども単独留学《準備編》vol.2】

フィリピンへの15歳未満の単独渡航に必要な「WEG申請」を解説【子ども単独留学《準備編》vol.2】

旅行とは違い、さまざまな手続きや準備が必要な留学ですが、子どもの留学となると、自分で留学をする以上に面倒な手続きが多そうというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

気軽に留学へ行きやすくなり「いつか子どもを留学させたい」と考える一方で、手続の大変さがネックになっている親御さんもいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、子どもの単独留学に関してお問い合わせの多い「WEG申請」について、その手続き方法や注意点などをご紹介していきます。

※ フィリピンへの単独留学またはジュニアキャンプに参加する15歳以下のお子様が対象の記事となっています。

【渡航者】S ハナ さん
年齢:小学校6年生(11歳)
英語レベル:英検3級
留学先:フィリピン・セブ
留学先の学校:IDEA CEBU
留学期間:1ヶ月

 

「WEG」とは

「Waiver of Exclusion Ground」のこと。フィリピン国籍以外の15歳未満の未成年者が、単独もしくは親(親権者)の付き添いなしに単独渡航する場合に必要なビザです。

*もし成人の方が一緒に渡航する場合でも、それが親権者ではなかった場合、親権者が渡航を承認していることを証明するためにWEGが必要になります。

WEGの手続きには自分で行う方法と、代行業者に依頼する方法があり、両者の違いについては下の比較表をご参照ください。

 

実際に手続きしてみた!

子どもの単独留学に申し込む親御さんのほとんどが代行業者に手続きを依頼していますが、実際に自分で手続きをしたSさんからお話を聞くことができましたので、ご自身での手続きをお考えの方は参考にしてみてください。

11歳の娘が単独で留学へ行くにあたり、WEG申請の手続きを自分でしました。
自分で手続きを行う場合の最大のメリットは、費用を安く抑えられるということですね。ただ、色々な条件が揃っていないと費用が安いと一概には言えないのが本音です。
条件が揃わないと、ものすごく時間がかかってしまったり費用が逆に高くなってしまう場合もあるので、そういった点をクリアにしてベストな選択をしていただければと思います。

 

手続きは基本的に英語

まず、手続きは書類も窓口も全て英語です。書類は英文を書くなどといった難易度の高いものはなく、決まった項目に英訳したものを書き写す形なので、英語の書類といってもいたってシンプルなものです。
窓口では、提出した書類をその場で「これはこう書き直して」というような簡単なやりとりを英語でしました。これも複雑なことを言われることはないのでそこまで難しいこともないと思いますが、英語に抵抗のある方や自信のない方は挫折してしまうかもしれません。


※ WEG申請用紙イメージ
出展:http://tokyo.philembassy.net/downloads/weg.pdf

 

大使館での手続きは時間に注意

私の場合は東京在住なのでフィリピン大使館へ直接手続きをしに行きました。大使館のある東京大阪周辺地域にお住いの方は直接手続きに行くことも可能ですが、もし不備があれば何度も足を運ぶことになります。
遠方にお住いの方は交通費だけで代行業者の依頼費用よりも高くなってしまう場合があるので、郵送で行うのがオススメです。またその場合、パスポートも郵送しなければいけないということを頭に入れておいてください。
直接大使館に行く場合の予約は不要なのですが、WEG関係の受付時間が限られており、手続きの内容によっても受付時間が分かれています。申請申込みの時間は10時〜14時、申請書受取りの時間は15時〜16時とホームページに載っていない情報もあるので、この時間には本当に注意して行ってほしいですね。

 

WEG申請料は入国審査の時に

自分で手続きをする場合と代行業者に依頼する場合の大きな違いのひとつに、WEG申請料の支払いがあります。代行業者に任せると、特別な資格を持った担当者がWEG申請料の支払い手続きをしてくれます。
しかし自分で手続きを行う場合は、WEG申請料を出国前にペソで用意し、フィリピン入国手続き時に子供自身が支払う必要があるので、フィリピンに到着して子どもから連絡がくるまで結構ドキドキしたのを覚えています。

 

自力でWEG申請を行うなら

Sさんの経験談を踏まえ、自力でWEG申請を行うのは簡単ではない印象を受けました。

以下の条件にあてはまる方は自力での申請を行い、そうでない方は代行業者に依頼するのがベターでしょう。DMM留学でも代行業者の利用を推奨しています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。
「子どもの単独留学の場合、自分でWEG申請手続きをする必要がありますか?」というご質問をよく受けますが、冒頭でもお話しした通り、方法は二つあります。

確実に手続きを完了できる方法として、DMM留学では基本的にWEG申請まで込みでお申し込み可能な語学学校へのご留学を推奨しています。エキスパート揃いの学校をご紹介しますので、不安な方はカウンセラーに相談してみてください。

先述の条件に当てはまる方は、自力での申請手続きにチャレンジしてみてもいいかもしれません。

書類の準備や手続きに時間がかかって留学出発までに間に合わないということにはならないよう、それぞれにあったベストな選択でWEG申請の手続きを行なってくださいね。