名詞にtoをつけると動詞になる!? 名詞&動詞として働く英単語17選
英語では、名詞の前に to〜 をつけると、動詞になるケースがたくさんあります。
そう考えると、名詞と動詞のどちらかさえ覚えておけば、同時に2つの単語を覚えたということになりますね!
今回は、名詞としても動詞としても働き、関連する意味を持つ言葉をご紹介していきます!
たくさんあるため全部解説できませんが、一般的によく使うものを厳選してみました。
名詞と動詞の両方である英単語17選
名詞として使用する場合は、どのような動詞と組み合わせるかに注目してみてくださいね。迷った場合は動詞形を使うと良いですよ。
answer|アンサー
名詞としての answer は「答え」「回答」「返答」などを指します。名詞として使う場合、give〜 などの動詞と合わせることが一般的です。
一方で、動詞としての answer は「答える」「返答する」という意味に変わります。では、上記の例文を、動詞としての answer を使って言い換えてみましょう。
命令のようにも聞こえる直接的な表現ですね。
crash|クラッシュ
Crash は「衝突」や「激突」を指す単語です。「交通事故」は car accident の他にも、car crash と表すことができます。
そして動詞の crash を用いた例文を見てみましょう。
delay|ディレイ
名詞の delay は「遅延」や「遅れ」そのものを指します。
そして動詞の delay には他動詞と自動詞の2種類があります。1つ目は「(意図して)遅らせる」という意味の自動詞。
そして他動詞としての delay は以下のように使われます。
email|イーメール

Email は、名詞としても動詞としても使用可能です! 名詞の場合は、to send an email(メールを送信する)や to receive an email(メールを受信する)のように使います。
end|エンド
「終わり」を意味する end に to を付け足すと、「終わる」になります。これは簡単ですね!
この例文の end は名詞です。Come to and end は「終わりを迎える」という意味ですが、これはフレーズごと覚えておきましょう!
2つ目の例文は to が入っているため、動詞ですね! 別の例文も見てみましょう。
2つ目の例文は to が入っていませんが、動詞としての役割を果たしていますね。
guess|ゲス
「推測」や「推理」を意味する guess という単語。そして動詞になると、「推測する」「推理する」の意味になります。
interest|インタレスト
「関心」や「興味」という意味を持つ interest は、使い方が複数あります。
1つ目は、to have interest で「興味を持つ」を指す表現です。この interest は名詞ですね。
次に、to be interested/is interested のように使うときは、interest は形容詞に変わります。
そして最後の interest は動詞です。この場合は、興味の対象が文頭にきます。
joke|ジョーク

「冗談」を意味する名詞の joke は、動詞にすると「冗談を言う」という意味になります。これもわかりやすいですね!
また、-ing形を使わなくても、joke は動詞として用いることができます。
kiss|キス
「キス」も名詞と動詞で同じ意味を持つ英単語です! 名詞として使う場合は、このように表現できます。
直訳すると「キスをください」ですが、英語ではこのように言うことが一般的ですよ。
これはわかりやすいですね。映画や歌でも聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
ちなみに、hug(ハグ)も使い方が一緒で、名詞としても動詞としても働きます。あわせて覚えておいてくださいね!
name|ネーム
「名前」を意味する name は、動詞に変わると「名付ける」という意味になります! では例文を見てみましょう。
Give 〇〇 a name で「名前をつける」という意味になります。赤ちゃんやペットなどに対して使うことが多く、〇〇には「名付けの対象」が入ります。
そして動詞の name を使うときは以下のようになります。
order|オーダー
Order には主に2つの意味合いがあります。1つ目は、「注文」「注文をする」を指す order。
現代はオンラインショッピングをする人も多いかと思いますが、「注文をする」は to place an order と表現します。
一方で、動詞としての order は以下の通りです。
そして2つ目の意味は、「命令」「命令をする」の方の order。
2つ目の意味の order には、command(指図)や instruct(指示)などの類義語があります。
smell|スメル


「香り」「匂い」を指す smell は日常的に使う言葉の1つです。名詞としての smell、そして動詞としての smell の用法をしっかり覚えましょう!
support|サポート
Support を和訳すると「援助」や「支援」、「応援」など複数の意味合いがありますが、英語では support の一言でさまざまなことを伝えることができます。
この例文の support は名詞です。To need support というフレーズはよく見聞きするので、ぜひ覚えてくださいね。
ここでは、「応援」「支持」を意味する動詞として用いています。
最後の support は、文脈からも読み取れるかと思いますが、動詞の「支える」を意味しています。
talk|トーク
日本語でも、「話」という漢字は名詞ですが、「す」を付け足した「話す」は動詞ですよね。
Talk という英単語は、動詞だけでなく、名詞として用いることも可能なんです! 「話」や「会話」を指します。
vacuum|ヴァキューム
「掃除機」を意味する vacuum は、掃除機本体を指すこともあれば、「掃除機をかける」という意味で使われることがあります。
正式には vacuum cleaner ですが、省略して vacuum(s) と言うのが一般的ですよ。
visit|ヴィズィット
名詞の visit は「訪問」や「来訪」を指します。
ここでは「会いに行く」と訳していますが、to pay 〇〇 a visit というフレーズで「会いに行く」「訪ねる」という意味になるのです。この visit は名詞として用いていますね。〇〇には、会いに行く対象の人を入れます。
To visit〜 はそのまま「会いに行く」「訪問する」という意味です。
walk|ウォーク
最後にご紹介する単語は walk です! 名詞の walk は「散歩」を指し、動詞の場合は「歩く」を意味します。
まとめ
英語には、文字を少し付け足したり削ったりすると、品詞が変わることが多々あります。日本語でも同じですよね。
今回ご紹介した英単語のなかで、「これ動詞としても使えるんだ!」や「これって名詞にもなるんだ!」というものはありましたか?
単語は17選ご紹介しましたが、実は34個の単語を覚えたことになりますね。
ぜひこのような言葉をどんどん覚えて、実際の会話に役立ててみてくださいね!