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「At all」を活用しよう!質問文・否定文を強調する表現

「At all」を活用しよう!質問文・否定文を強調する表現

英語話者が at all で文章を終わらせるのを聞いたことがありますか?

「どういう意味だろう…」と思ったことはありませんか?

実は at all は、発言や質問に強調を加えるためのとても効果的な表現なのです!

学校では習わなかったかもしれませんが、この表現はフォーマルな英語コミュニケーションでもインフォーマルなコミュニケーションでもよく使われます。つまり、英語学習者のみなさんにとっては、ぜひ知っておきたい表現なのです!

今回の記事では、at all を使いこなすために必要な知識をすべて学ぶことができます。

使い方を学んで、日常会話で活用しちゃいましょう!

At all の基本的な使い方

At all の使い方は大きく分けて否定文と肯定文で2つあります。どちらもあなたの発言をより強調するための表現です。

否定文での用法

最初に否定文での使い方を紹介します。例を見てみましょう。

I don’t like green tea.
「私は緑茶が好きではありません」

この表現は明確で直接的です。しかし、次の例はどうでしょう?

I don’t like green tea at all.
「私は緑茶が全く好きではありません」

最初の例では、たとえ好きな飲み物でなくても、話し手が時々緑茶を飲んでいる可能性があることを示唆しています。

一方、2つ目の文では最後に at all をつけることで、より強調しています。2つ目の例では、話し手は選択肢があっても決して緑茶を飲まないように聞こえるでしょう。

It was so foggy, we couldn’t see anything at all.
「霧がすごくて、全く何も見えなかった」

この例でも、at all をおくことで、話し手がどれだけ何も見えなかったかを強調しています。

At all の使い方で重要となるポイントは、at all は動詞が否定形の文でのみ使われるということです。

つまり、I hate horror movies at all. のような文は正しくありません。文の感情が否定的(hate)だとしても、動詞は肯定形になっていますよね。この内容を正しく英語で表現するには、I don't like horror movies at all. とする必要があります。

We don't eat meat at all.
「私たちは肉を全く食べません」
They won't listen at all.
「彼らは全く聞いてくれない」
At karaoke, he didn't sing at all.
「カラオケで彼は全く歌わなかった」

しかし、否定的な表現で使われるのが基本ではありますが、肯定的な意味を持つこともあります。以下に例を挙げていきます。

I have no problem at all recommending Miles for the job.(= I recommend Miles 100%.)
「私はマイルズをこの仕事に推薦することに全く問題はない(私はマイルズを100%推薦する)」

この文章では、話し手はマイルズがこの仕事に適していると考えていることを強調しています。他の例も見てみましょう。

We didn’t have any trouble at all finding the hotel.(= We had no trouble.)
「私たちはホテルを見つけるのに全く苦労しませんでした(何の問題もありませんでした)」

ちなみに、at all は文の最後だけではなく、途中で使われることもあるので注意してください。

I didn’t sleep at all on the flight.
「私はフライト中、全く眠れなかった」

疑問文での用法

もう1つの主要な at all の使い方は、質問文の中です。否定文のときと同様に、強調を加えます。

You didn’t buy anything at the market?
「市場で何も買わなかったの?」

これは基本的な質問です。しかし、次の例はどうでしょうか?

You didn’t buy anything at all at the market?
「市場で全く何も買わなかったの?」

英語話者にとっては2つ目の例文は1つ目よりも強く聞こえます。この強い質問には驚きのニュアンスが含まれており、話し手は友人が本当に何も買わなかったことを確認しているのでしょう。

もう1つ、比較するための質問を紹介します。

Did she say anything?
「彼女は何か言いましたか?」
Did she say anything at all?
「彼女は何も言わなかったの?」

ここでも、2つ目の例はより強く聞こえます。たとえそれが小さなことであっても、話し手は情報や答えを強く求めているというニュアンスです。

質問の返答としての用法

At all は質問に対する返答としても使えます。この用法は、前に言われたことを確認するものです。

否定的な単語と一緒に使う必要がありますが、これは返答の内容によって異なります。

シーン1

Did you have trouble finding our house?
「私たちの家を見つけるのに苦労しましたか?」
Not at all. / None at all. (= I didn't have any trouble.)
「全く苦労しませんでした(何も困らなかった)」

シーン2

You didn’t buy anything from the store?
「お店で何も買わなかったの?」
Nothing at all. (= I didn't buy anything.)
「全く何も(何も買いませんでした)」

シーン3

Do you mind if I sit here?
「ここに座ってもいいですか?」
Not at all. (= I don't mind. / Please sit!)
「全く気にしません(どうぞ座ってください)」

実際に会話で使ってみよう!

いかがでしたか? よく耳にする at all という表現の詳しい使い方がわかったのではないでしょうか。

もちろん、疑問文や否定文を作るために at all は必要な要素ではありません。

しかし、もう少し疑問や否定を強調したいときには便利な表現です。使い方を覚えておいて損はありませんし、英語話者の間では一般的によく使われます!

今回の記事で学んだことを実際に次のレッスンなどで試してみてはいかがでしょうか?

Written by David J
Adapted by Amy