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Startとstopだけじゃない!?「始める」と「やめる」を表す表現大集合!

Startとstopだけじゃない!?「始める」と「やめる」を表す表現大集合!

学校のクラブ活動や趣味から習慣や日課に至るまで、私たちは常にさまざまな活動を始めたり止めたり(辞めたり)しています。

シンプルに英語で表現できる start や stop は、みなさんもご存知でしょう。しかし、実はこれらの表現をあまり頻繁に使うと、かなりドライで退屈に聞こえると知っていましたか?

今回は、活動を「始める」「止める(辞める)」に関する英語表現をご紹介します! 

会話をより生き生きとしたものにするために、ネイティブスピーカーたちが使うさまざまな表現方法を学んでみましょう。

活動を「始める」ときの表現

それでは、まずは物事を「始める」ときの表現を紹介していきます。Start 以外にもたくさんあるので、覚えて使ってみましょう。

Give (something) a go|やってみる

必ずやり遂げるという強い決意を持ってプロジェクトを始めることもあるでしょう。しかし、その活動が気に入るかどうか、長く続けられるかどうか確信が持てないこともありますよね。

そんなとき、試しに始めたことを表現するにはこの表現が使えます。

I’ve never tried badminton, so I decided to give it a go last weekend.
「バドミントンをやったことがないので、先週末にやってみることにしました」

Go を try や whirl に置き換えても同じ意味になります。

Let’s give the restaurant’s daily special a try; we might like it.
「レストランの日替わりを試してみよう、気に入るかもしれないし」
She doesn’t usually watch documentaries, but I convinced her to give this one a whirl since I think she’ll enjoy it.
「彼女は普段ドキュメンタリーを観ないのですが、この映画はきっと楽しめると思うので、試してみるよう説得しました」

Dive in|飛び込む

何かの活動に dive in/into(飛び込む)というのは、ちょっとやってみるというのとは違って、より強い決意のニュアンスが含まれます。プールに飛び込むときのように、100%で挑むことを指す表現です。

After my friend recommended it, I decided to dive into this series of fantasy novels. It’s going to take a long time to finish them!
「友人に勧められて、このファンタジー小説のシリーズを読んでみることにした。読み終えるには長い時間がかかりそうだ!」

Take a punt (at)|賭けてみる

新しいことや慣れないことに挑戦するときの、イギリス英語のカジュアルなフレーズです。

Zach took a punt at playing darts with us. He's not bad!
「ザックが僕らとダーツに挑戦してくれた。彼はなかなかやるよ!」
Joan was unsure about investing in the company, but after doing some research, she decided to take a punt and buy some shares.
「ジョアンは会社に投資することを迷っていたが、いろいろ調べた結果、思い切って株を買うことにした」

Take a crack at|挑戦する

何かに take a crack at(挑戦する)というのは、何かを試してみる、またはそうしようとしていることを意味します。

When Kyle took a crack at stand-up comedy, no one expected him to be so good!
「カイルがスタンドアップコメディに挑戦したとき、誰も彼がそんなにうまくなるとは思っていなかった!」

Have a crack という表現も使われますが、これも同じ意味です。

I had a crack at it, but I didn’t enjoy it very much.
「挑戦してみたよ。でも、あまり楽しめなかった」

活動を「止める(辞める)」ときの表現

次は「止める(辞める)」を表す表現です。挑戦したことが必ずしも楽しかったり、続けられたりするとは限りませんよね。その際に使える表現も確認しておきましょう!

Give up|あきらめる

これは、知っている方も多い表現でしょう。活動を途中でやめることを表現する、最も一般的なフレーズです。

Give up にはその活動に疲れたとか、ストレスが溜まったというニュアンスが含まれることが多くあります。しかし、単純にもうやりたくないという場合にも使える表現です。

I gave up on the book after the third chapter. It just wasn’t very interesting to me.
「私はこの本を第3章まで読んであきらめました。あまり面白くなかったから」
Don’t give up! Just keep going a little more!
「あきらめないで!もう少し続けてみて!」

Throw in the towel|タオルを投げる

ボクシングの試合では、コーチがタオルをリングに投げ入れて、ボクサーが試合を続けられないことを知らせます。そのため、throw in the towel という表現は、quit(辞める)の言い換え表現として使われるようになりました。

When her after-school activities started becoming too stressful, Grace decided to throw in the towel and stopped going to meetings.
「放課後の活動があまりにストレスフルになり始めたとき、グレースは辞めることに決め、ミーティングに行くのをやめた」

Bounce off of|跳ね返る

この表現は、否定的な反応をした後、すぐに止めることを意味します。これはビデオゲームをする人の間でよく使われる表現です。

I bounced off the game pretty quickly when I saw how difficult it was to learn the rules.
「ルールを覚えるのがいかに難しいかを目の当たりにして、私はすぐにゲームから足を洗った」

Nope out of|何かから離れる、手を引く、止める

Nope は no の非常にカジュアルな言い方です。何かを nope out するということは、それを大胆かつ直接的に拒否、拒絶していることになります。この表現はとてもカジュアルなので、適切な場面でのみ使いましょう!

We noped out of the party as soon as we found out Karen would be there.
「カレンが参加するとわかったとたん、私たちはパーティーに行くのをやめました」

Fall off of|やめる

前途の nope out of は即座に「やめる」ことを意味します。一方で、何かを徐々にやめていく場合は、fall off of で表現できます。嫌いでやめるのではない場合にも使えるでしょう。

I really wanted to finish the novel, but I fell off of it a few chapters from the end.
「私は小説を最後まで読み終えたかったのですが、終わりから数章のところでやめてしまいました」
We used to jog every morning, but we fell off of it when the weather started getting too hot.
「私たちは毎朝ジョギングをしていたのですが、気候が暑くなり始めたのでやめました」

Pack it in|一時的に辞める

他の表現とは違い、pack it in は完全にやめるのではなく、一時的にやめることを意味します。

We decided to pack it in for the day and get dinner at the local restaurant.
「私たちは、その日はこれで終わりにして、地元のレストランで夕食をとることにした」

Abandon|放棄する

これは「人や物を、戻る予定もなく見捨てる」という意味の動詞です。完全に終わらせるというニュアンスが強くなります。

The idea was abandoned after we discussed it in detail. We don’t think it’s worth the time and energy.
「そのアイデアは、私たちが詳しく話し合った結果、放棄されました。私たちはその時間とエネルギーには価値がないと考えます」

Call it a day|今日は終わり

この表現は、作業や活動を終えることを意味し、これ以上進めないか、必要なだけ進んだと判断した時に使われます。日本語では「今日はこれまで」という意味に近いです。

We can’t call it a day until this room is completely clean. Let’s keep going.
「この部屋が完全にきれいになるまで、終われません。続けましょう」

今日はこの辺で…「Let’s call it a day!」

プロジェクトを開始するのは完了するよりもずっと簡単です。「始める」よりも「やめる」という表現が多くなるのも、そのためかもしれませんね。

どちらを表現するにしても、今回紹介したフレーズを使って話せば、会話はもっと面白く、盛り上がることでしょう!

今回の記事を参考に、さまざまな表現を使ってみてくださいね。

Written by David J
Adapted by Amy