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日常会話でもtake off!? 航空用語起源の用語13選

日常会話でもtake off!? 航空用語起源の用語13選

旅行好きの方々にとって、航空用語は身近なものかもしれません。しかし、実は、航空用語が起源の語句やフレーズは普段の日常会話の中でも使われているとご存知でしたか?

航空業界は日々進化し、その進歩は英語にも影響を与えています。

今回の記事では、航空業界由来の用語が日常英会話にどのように取り入れられているかをご紹介します!

さあ、飛行機に乗り込んだ気分で、ワクワクする旅に出発しましょう!

日常会話でよく使われる航空用語起源のフレーズ13選

それでは、15のフレーズを一気に見ていきましょう! 知らなかった表現は、例文を参考に、覚えてみてくださいね。

Taking Off

この表現は、飛行機が地上から離陸する行為を指す言葉です。しかし、日常英会話では「事業が急成長している」といった文脈でもよく使用されます

The company's profits are really taking off this year!
「会社の利益は今年、本当に飛躍的に伸びている!」

Smooth Landing

飛行機がスムーズに着陸することを表すフレーズですが、ビジネスやプロジェクトの成功を表現する際にも使います。

We managed to secure the deal, and it was a smooth landing.
「なんとか契約を取り付け、スムーズに成功することができた」

Holding Pattern

これは航空管制で使われる言葉ですが、日常英会話では「待ち時間」を指す言葉として用いられます。

I'm in a holding pattern until I hear back from the company about the job interview.
「面接の返事をもらうまで、今は保留状態なんだ」

Turbulence

この単語自体は飛行中の乱気流を指しますが、ストレスや困難な状況を表現する際にも利用されます。

The project went through a period of turbulence, but we managed to overcome it.
「プロジェクトは波乱の時期もあったが、なんとか乗り越えた」

Co-pilot

Co-pilot は通常、飛行機の副操縦士を指しますが、ビジネスやプライベートの協力者や助手を指す言葉として使われます。

She's my co-pilot on this project, always there to support me.
「彼女はこのプロジェクトにおける私の協力者であり、いつもそばにいて私をサポートしてくれる」

Clear Skies Ahead

これは飛行条件が良好であることを表しますが、将来の明るい展望を指す言葉としても使われます。

With the new strategy in place, we see clear skies ahead for our company.
「新たな戦略によって、私たちの会社の前途は晴れ晴れとしている」

Grounded

日常会話では、grounded は安定した、現実的な見通しを持つ人のことを指すことが多いです。航空機が安全性や運航上の理由から地上にとどまっているのと同様に、しっかりと確立された、あるいは基地に制限されていることに似ています。

Despite the chaos at the office, Mia remained grounded, focusing calmly on solving one problem at a time.
「オフィスは混乱していたが、ミアは安定しており、一度にひとつの問題を解決することに冷静に集中していた」

また、親からの罰によって自由が制限されることを指す言葉としても使われます。

My mom grounded me for staying out past my curfew last weekend.
「先週末、門限を過ぎて外泊したため、母に外出禁止を言い渡された」

関連記事:3つの異なる定義がある?「Grounded」の意味とは

Tailspin

航空用語の一つである tailspin(失速)は、航空機が制御を失い、tail(尾翼)を中心に旋回する状態を指します。しかし、この言葉は日常英会話でも「混乱」や「急落」の意味で使われます。

Mary's relationship with her partner went into a tailspin when they couldn't resolve their constant arguments.
「メアリーのパートナーシップは、絶え間ない口論を解決できなかったため、急速に悪化しました」

Crash Course

この表現は、急速な学習プログラムを指しますが、元々は飛行訓練を意味していました。日常英会話では、短期間で学ぶことに関連して使われます。

I am taking a crash course in engineering.
「エンジニアリングの短期集中コースを受けています」

On Autopilot

航空業界では、人間のオペレーターが常に「手を動かさなくても」航空機の軌道を制御するために使用されるシステムを Autopilot と呼びます。

日常的では、人が自分のしていることを完全に意識することなく機能している状態、あるいはそれに全神経を注いでいない状態を表すのに使われる表現です。

After years of experience, she can do her job almost on autopilot.
「長年の経験から、彼女は仕事をほぼ無意識にこなせる」

Bumpy Ride

もともとこの言葉は、乱気流や不快なフライトを表現するために使われていました。一般的な日常会話では、困難なプロジェクトや期間を表現するのに使われることが多いです。

The stock market has been experiencing a bumpy ride lately due to economic uncertainties.
「最近、経済の不確実性により株式市場は波乱含みの状況が続いています」

Seat-of-the-pants

この言い回しは元々、「計器を持たない霧に覆われたパイロットたちが、パラシュートパックにかかる圧力で、自分が真横を飛んでいるかどうかがすぐにわかった」ことが由来なのだとか。日常会話では、綿密な計画ではなく、直感や試行錯誤によって何かが行われることを表す表現です。

She tackled the complex problem with a seat-of-the-pants approach, trusting her instincts to find a solution.
「彼女は複雑な問題に対して直感に頼るアプローチで取り組み、解決策を見つけることを信じました」

Zoom

リモート会議が頻繁に行われるようになった際に、ZOOMという名称のサービス(アプリ)が主流となったことでよく聞くようになったこの単語。実は、「ブーン、ブーンという低い音を立て続ける」という意味で、19世紀後半から存在していました。しかし、この単語は1917年頃に飛行士が使い始めて広まった、とOnline Etymology Dictionaryには載っています。日常会話では、非常に速いスピードで動くものを指すのに使われます。

The fighter jets zoomed across the sky, leaving a trail of sound that echoed through the valley.
「戦闘機が空を疾走し、谷間に響き渡る音の軌跡を残した」
He zoomed by us in his new sports car.
「彼は新しいスポーツカーで私たちの横を通り過ぎた」

多くの航空用語は日常生活でも使える!

いかがでしたか? 知らない表現やフレーズもあったのではないでしょうか。

航空業界からの言葉やフレーズは、私たちの日常生活やコミュニケーションに深く浸透しています。

これらの単語の起源は驚くべきものであり、日常英会話で使われる文脈でどのように変容してきたかを見ることは興味深いですね。

これからは、これらの表現を使う際に、その航空のルーツに思いを馳せてみると、より楽しく英会話ができるかもしれません!