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「寸法」は英語で?仕立て屋で使う・聞く英語表現

「寸法」は英語で?仕立て屋で使う・聞く英語表現

既製服が一般的な日本では服を仕立てる機会はあまりないかもしれませんが、海外に行くと仕立て屋で服を作ってもらう経験は、さほど珍しくありません。

現地で親しまれている衣類を自分も着用してみたいとか、特産の生地で服を作ってもらいたいなど、旅先で服を仕立ててもらった経験がある人は少なくないのでは?

今回は、仕立て屋を利用するときに知っておきたい英語表現を集めてご紹介します!

服を仕立てるときに知っておきたい単語集

ミシン

自分好みの服を作ってもらうには意外とコミュニケーションが重要です。

希望をきちんと伝え、なおかつ相手の話も理解できていないと、思い通りの仕上がりにならないかもしれませんよ。

しかし、ポイントとなる単語を知っているだけでだいぶ違います。まずは、サイズに関する英語表現を知っておきましょう。

「バスト/ウエスト/ヒップ(bust / waist / hip)」は日本語でも使われている通りです。

袖(sleeve)や肩(shoulder)もご存じですよね。「長さ」は length、「幅」は width です。パンツであれば股下(inseam)、股上(rise)もキーワードです。

サイズ感や希望を伝える形容詞も大事ですね。

  • smaller / larger(もっと小さい/もっと大きい)
  • wider / narrower(もっと幅広い/もっと狭い)
  • lower / higher(もっと下/もっと上)
  • lighter / heavier(もっと薄く軽量な/もっと厚く重量感がある)
  • brighter / darker(もっと明るい/もっと暗い)

tailor

「テイラー」とカタカナでも使われる通り、服作りをする人=仕立て屋さんを意味します。動詞として使うと「適合させる、合わせる」という意味になります。

Can this be tailored to fit me?
「私に合うサイズに仕立ててもらえますか?」

alteration / repair

alteration は「変える、変更する」を意味する動詞 alter の名詞形です。被服の文脈で使われると「お直し、仕立て直し」といった意味になります。生地から作ってもらう tailor に対し、出来上がった服を直してもらうのが alter、破れ・ほつれなどの補修は repair です。

I need some alterations done on this jacket.
「ジャケットをお直ししてほしいです」
I would like the lining repaired.
「裏地を補修してほしいです」

up-cycle 

up-cycle という言葉を耳にしたら、 「服を簡単に廃棄せず、大胆に作り替えてもっと楽しもう!」といったニュアンスでのお直しを意味します。

I would like to up-cycle this men's shirt into a tunic.
「この男性用シャツをチュニックに作り替えたいです」 

fit

日本語でも「フィット」という言葉は使いますよね。「合う」という意味です。仕立て屋さんでは「サイズが合う」という意味で使われます。

Does this fit me?
「これ、私にフィットしますかね?」

measurements

「測る」を意味する動詞 measure の名詞形で「寸法」を意味します。仕立ての文脈では measurements と複数形で使われることが多いです。

Can you help me get the measurements for these pants?
「このパンツの寸法を知りたいのですが、手伝ってもらえますか?」

take in / shorten / let out

「詰める」は take in です。shorten(短くする)と言ってもよいでしょう。「広げる」は let out といいます。

Could you take in the shoulders?
「肩を詰めてもらえますか?」
Could you shorten the skirt length?
「スカート丈を短くしてもらえますか?」
Is there any room for letting out the waist?
「ウエストを広げる余地はありますか?」

hem

hem は「フチ、裾」を指します。動詞として使うと「裾上げする」です。

Could you hem my jeans?
「ジーンズの裾上げをしてもらえますか?」

cuffed

服の話題で cuffed というと「折り返した」という意味になります。シャツの袖口やパンツの裾などを折り返したスタイルを日本語では「ダブル」と呼びますが、英語では cuffed です。

例えば、日本語でシングルと呼ばれるパンツの裾は hemmed、ダブルは cuffed と表現されます。

Would it be possible to have my pants cuffed?
「パンツの裾をダブル仕上げにできますか?」

taper

taper という単語一つで「先に向かって細くする」という意味になります。

I want to get my pants tapered from the knee down.
「パンツの膝から下を細くしたいです」

replace

「交換する」は replace です。

I need to replace the zipper.
「ジッパーの交換をしないと」

ジッパーは日本語ではファスナーやチャックとも呼ばれますが、チャックは英語ではないので通じません。Fastner(ファスナー)は「閉じるもの」という意味なので必ずしもジッパーを指すとは限りません。

come undone 

縫い目などが「ほつれる、ほどける」は come undone と表現します。

The seam on my shirt is coming undone.
「シャツの縫い目がほつれてきました」

服を仕立てるときの会話フレーズ

スーツ

服を仕立てるときの英会話では、「have / get+アイテム+動詞の過去分詞」の組み合わせが便利です。「~してもらう」の意味でさまざまに使い回せます。

I would like to have this 〇〇 altered.
「〇〇のお直しをお願いしたいです」
I would like to get my pants hemmed.
「パンツの裾上げをしてほしいです」
I would like to have the sleeves shortened.
「袖を短くしてほしいです」
I would like to get the waist taken in a bit.
「ウエストを少し縮めてほしいです」
I would like this part repaired.
「この部分を補修してほしいです」

金額を確認します。

How much will it cost?
「料金はどのくらいになりますか?」
Could you give me an estimate?
「見積り料金を教えてもらえますか?」

出来上がり予定日も訊きましょう。

When can I expect it to be ready?
「仕上がりはいつ頃になりますか?」
How long will it take to get it back?
「仕上がるまでにどのくらいかかりますか?」

出来上がったら試着してみたいですよね。

May I try this on?
「これを試着してみてもいいですか?」
I don't think it fits me.
「ちょっと合わないなあ」
Thanks, now it fits me perfectly.
「おかげ様でフィットは完璧です」

まとめ

例えば、クルーネック、ハイライズ、クロップド、ファブリック…などファッションに詳しい人が知っているようなカタカナ語は、英語で服を仕立てるときに結構役立つと思います。

実物を前にしてのやり取りなら、キーワードを押さえておけばかなり用が足せると思いますよ!