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日本語の「改めて」って英語でなんていう?ややこしい日本語表現

日本語の「改めて」って英語でなんていう?ややこしい日本語表現
「改めて考えてみると…」
「改めて紹介したいんだけど…」

このように、日常生活で「改めて」という表現を使うことは多いのではないでしょうか。この便利な「改めて」という表現ですが、それでは英語でなんというのでしょう?

このような日本語独特の表現を英語にそのまま直訳することは難しいです。なぜなら、場面によって英訳の仕方が異なるからです。

今回は、日本語の「改めて」という言葉が英語でどのように表現されるかについて探ってみます。

さまざまな文脈で使われ、異なるニュアンスを持っているこの言葉。さて、それぞれの状況に応じてどのような英語表現になるのでしょう? 早速見ていきましょう!

場面ごとの「改めて」

基本的に「改めて」は、再確認や再考、または何かをもう一度行うというニュアンスを持っている表現ですよね。そのため、英語では、again を追加することでこのニュアンスを表現できることが多いです。

Just to confirm again, our flight leaves at 5 p.m., correct?
「改めて確認しますが、私たちのフライトは午後5時に出発しますよね?」
Thank you again for your support during the project.
「プロジェクト中のサポートに改めて感謝します」

ただし、すべての場合において again を使うわけではありません。「改めて」の意味を正確に伝えるためには、文脈によって異なる表現が適していることもあります。今回は again を使わない表現を中心に紹介します。

それでは、場面ごとの表現を見ていきましょう。

Reconsider

何かを再評価すること。「改めて」、再確認や再考を表す場合に使われます。

I need to reconsider my decision.
「自分の決定を改めて考え直す必要がある」

Review

再検討すること。こちらも reconsider と同じような意味を持ちます。

Before we finalize the report, let's take some time to review our findings.
「報告書を最終決定する前に、私たちの結果を改めて見直しましょう」

Reintroduce

自分を再び紹介すること。自分自身を再紹介する場面で使われます。

Let me reintroduce myself.
「改めて自己紹介させていただきます」

Double-check

再確認すること。

I want to double-check the meeting time before I leave.
「出発する前に会議の時間を改めて確認したいです」

Anew

新たに、再び。何かを新たに始める場合や、以前のアプローチとは異なる方法で取り組むときに使います。

She approached the project anew. 
「彼女はそのプロジェクトに改めて取り組んだ」

Afresh

新たに、改めて。新しいスタートを切るときや、以前の結果を引きずらずに新たに始めたいときに使える表現です。

Let’s start afresh with this plan. 
「この計画を改めて始めましょう」

Formally

より正式に、公式に、適切に。これは、他の表現とは少しニュアンスが異なりますが、「改めて」という意味として捉えることもできます。正式な場面や行事での行動に関連して使われる表現です。

ビジネスミーティングや公式なイベントで、自分自身や他の人を紹介する際に適しています。

He formally introduced himself to the committee. 
「彼は委員会に改めて自己紹介をした」

Reaffirm

再確認する、改めて強調する。何かについての信念や意志を再確認する際に使います。

I want to reaffirm my commitment to this project. 
「このプロジェクトへの自分のコミットメントを改めて確認したい」

Restate

改めて言い直す。自分の意見や主張をよりわかりやすくするために言い直す必要がある場合に使います。議論やプレゼンテーションなど、他の人に理解させるために再表現したいときに適した表現です。堅い表現なので、あまり聞くことはないかもしれません。

Let me restate my point for clarity. 
「明確にするために、自分の意見を改めて言い直させてください」

Reconfirm

改めて確認する。予定や約束などの情報が正確かどうか再度確認する必要がある場合に使います。特にビジネスや旅行の場面で、日時や場所を再確認するときに便利です。

Could you please reconfirm the meeting time?  
「会議の時間を改めて確認していただけますか?」

「改めて」を表す表現を活用しよう!

いかがでしたでしょうか?

日本語の「改めて」は、文脈によってさまざまな英語表現に変わります。

基本的には、again を使って表現することができますが、それぞれの場面に応じた適切な表現を知ることで、より効果的にコミュニケーションを図ることができます!

今回紹介した「改めて」を表す表現を上手に活用して、英語力をさらに向上させていきましょう!

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