masa osada
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慣れないうちは母国語でない英語で誰かと話をするのって大変ですよね。
相手が何を言っているのかわからないとき、もう少し掘り下げて聞きたいとき、さらには会話のテンポを良くする相づちを打ちたいときに、日本語のようにポンポンと切り返しのフレーズが出てこないのは、最初誰でもあることです。
そこで今回は「聞き取れなかったとき」「何か質問したいとき」「相づちを打つとき」の3つのシチュエーションに合わせた、上手な英語の切り返しフレーズを厳選して31個ご紹介します。
どのフレーズも今日このコラムを読んだあとからすぐに使えるすごくシンプルで使いやすいものばかりです。
まず紹介するフレーズは、相手の言ったことがまったく聞き取れなかったときの切り返しフレーズです。
ネイティブは “What?” や “What was that?” と言うことも多いですが、あまり丁寧ではないので、これから紹介するようなフレーズを覚えておくと良いですよ。
Pardon? / Sorry?
両方とも語尾を上げながら言うのがポイントです。“Sorry” はどの聞き返しのフレーズにも頭に付けて言うことができ、少しだけ丁寧な印象を与えます。
What did you say?
上述の通り、“Sorry”を付けて、“Sorry, what did you say?”と言えば、より丁寧な表現になります。
I couldn’t catch what you said.
“catch” には「捕る」だけではなく「聞き取ることができる」という意味があります。
Could you speak slowly? / Could you speak up?
“speak slowly”で「ゆっくり話す」、“speak up” で「大きな声で話す」となります。最後に “please” をつけると丁寧になります。
Could you say that again? / Could you repeat that?
相手が言ったことを “that” で表すのがポイント。これも“please” を付けると丁寧な印象になります。
相手が何を言っているか、英単語の1つ1つは拾えていても、全体的に意味がわからないとき、会話の中で疑問に思ったことを質問したいときは、こんなフレーズが便利です。
Let me ask you a question.
“I have a question” や “Can I ask you a question?” とも言えますが、この方が少し丁寧な表現になります。
What do you mean?
相手の言ったことは聞き取れても、全体で意味が分からない時に使えます。
What is … ? / What does … mean?
ピンポイントで単語の意味が分からない時に使えます。
What do you call this? / What’s this called? / How do you say … ?
文末に“in English?” を付ければ、「これは英語でなんて言いますか?」と表現することができます。
How do you pronounce … ?
スペルだけわかって、発音がわからないときに便利です。
Why is that? / How come?
“Why?” だけでも通じるんですけど、できれば “Why is that?” と丁寧に言いたいですね。
Could you write it down? / Could you type it? / Could you spell it?
相手が何度ゆっくり発音しても、その単語が何なのかわからないとき使ってみましょう。
Does it make sense?
自分が言ってることを、相手に理解してもらえたかどうか聞くときに使います。
ちなみに“Do you understand?” は「わかってるの?」と言う上から目線のニュアンスがあるので注意しましょう。
It doesn’t make sense. / I don’t understand what …
相手の言ってることがわからないときに使うフレーズです。“It doesn’t make sense.”は相手が言ったこと全体に対して、“I don’t understand what …”は全体でも単語1つだけピンポイントで選らんでも聞くことができます。
What is the difference between A and B?
似たもの・似た単語の違いを聞くときに本当によく使うフレーズです。
Is there any other way to say the same thing?
英会話で相手が教えてくれたフレーズが難しすぎるときに使ってみましょう。
Let me see.
「見せてください」と言う意味でも使える “Let me see” は何かを考えるときの「えーっと」と言う意味としても使えます。
For example? / Such as? / Like what?
相手が言ったことをもう少し掘り下げて、例えを出して欲しいとき便利に使えるフレーズです。
会話で最も大切なパートの1つが「相づち」です。相づちを上手に使いこなしていくことで英会話をより活き活きとさせることができます。
Exactly!
相手が思っていたとおりのことを言ってくれたときなど、「そうそう!」と言いたい時に使います。
Really?
普段は“Really?↗”と語尾を上げて使いますが、語尾を下げて“Really?↘”と言うことで、すごく真剣な会話の時にも使えます。
That’s great / wonderful / lovely / cool / awesome / amazing / sweet
“That’s”の後にいろんな単語をくっつけると様々なパターンが作れる、相づちの定番です。“Great!” “Lovely!” “Cool” など“That’s”無しでも使えます。
Do you? / Did you? / Is he? / Was she?
例えば相手が “I love coffee.” と言えば “Do you?”、相手が “I went to Italy last month” と言えば “Did you?” というように、現在形か過去形かに合わせて使います。
「そうなの?」といった軽いニュアンスで使えるため、慣れるととっても便利な表現です。
Is that so?
そうなんですか?本当ですか?を表す丁寧な表現です。
That’s right / true!
相手が言ったことを肯定する相づちで、“Right” や “True” だけで使うこともできます。なお、“You’re right” とは言えますが “You’re true” は言いませんのでご注意を。
I see.
話の内容に納得したときに使います。頷きながら話を聞いているような感じですね。
That makes sense.
“make sense” は「道理にかなっている」という意味なので、相手の言っていることが理解できて「そういうことか」と言う場合や、疑問に思っていたことを説明してもらってようやく理解できた場合などに使われます。
Good for you / Good on you.
相手に良いことがあったときに使います。ちなみに、“Good on you.”はニュージーランド/オーストラリアでよく使われるフレーズです。
Probably / Maybe
同じ「たぶんね」でも個人差はありますが、 “Probably” は確証が高く8割くらいの気持ち、”Maybe” はそれより低くて5割くらいのときに使います。
Are you joking / Are you kidding?
信じがたい話を聞いたとき、ついつい“Really?”と言いたいところですが、相づちのバリエーションが増えますので覚えておきましょう。
No way! / Are you Serious? / Seriously?
こちらも“Really?”以外のバリエーションとして、覚えておくと便利です。
That’s a shame.
相手が会話で「来週の旅行がキャンセルになった」なんて言ったら「それは残念ですね」と言う意味で “That’s a shame” を使うと、同情の気持ちを表すことができます。
いかがでしたか?
すでに知っているフレーズ、使ったことのないフレーズもあったかと思います。いきなり全ての英語表現を丸暗記するのは大変ですが、新しい表現を1つずつ覚えて、実際に英会話で使ってみて下さい。
どれもシンプルで使いやすい表現なので、色々な表現が使えるようになってきたら、いくつかの表現を組み合わせて使ってみたり、毎回同じフレーズではなく違うフレーズを使ってみるなどして、徐々に表現の幅を広げていきましょう!