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“cook lunch?”それとも“make lunch?” 簡単なのになかなか言えない英語表現15

“cook lunch?”それとも“make lunch?” 簡単なのになかなか言えない英語表現15

普段言っていることを英語で伝えようとすると、日本語からの直訳でつい「ヘンな表現」になったりすること、ありますよね。

また、とても簡単な内容なのにどう言えばいいのか思い付かずに口ごもってしまったり。

そこで今回は、簡単&シンプルだけど、日本人が間違えてしまいそうな英語表現を集めてみました。

惜しい!(もう少しだったのに!)

△ Almost!
It was so close! (So close!)

「ほとんど」の直訳から "almost"と言ってしまいがち。これも「間違い」ではありませんが、「寸前」や「(正解に)近い」を意味する"close"のほうがよく使われます。"It was so close!" または縮めた "So close!" でもOKです、トライしてみましょう。

  • Maya: My score was 875.
    「私のスコア、875点だった」
  • Denise: It was so close to a perfect score!
    「もう少しで満点だったんだね!」

ランチを作る

△ cook lunch
make lunch

アメリカのランチ、特にランチバッグ(お弁当)はサンドイッチなど火を通さない(=料理しない)ものが多いですね。なので "cook" より "make" がよく使われます。

"dinner" は本格的に料理することが多く、すると "cook" が使われます。

"breakfast" もベーコンエッグなど火を通すものであれば "make" より "cook" ですね。

ただし厳密なルールがあるわけではなく、人それぞれの感覚やメニューによるので、どの表現も「間違い」ではありません。

  • Jo: I can cook dinner tonight.
    「僕、今夜夕飯を作れるよ」
  • Mai: Great! Do you have time to make lunch, too?
    「やった! ランチも作る時間ある?」

お気の毒です

× ... (無言)
I'm sorry.

謝っているのではなく、不運/不幸な目に遭った人に対する慰めの定型文句です。本来は "I'm sorry to hear that." ですが、"I'm sorry." だけでもOK.

例えば上司が「身内に不幸があり、明日は欠勤する」と言った時、友だちが「やだ!宿題忘れちゃった!」と言った時など、相手やシチュエーションに関係なく使えます。

状況が深刻な時ほど無言ではなく、まずは "I'm sorry." と共感を示し、必要であればその後に詳細を聞きましょう。

  • Mike: I got to go. My daughter is sick.
    「行かなくちゃ。娘が病気なんだ」
  • Jane: Oh, I'm sorry. Is there anything I can do for you?
    「あら、お気の毒に。何か私に出来ることありますか?」

冷たいものを食べて頭がキーンとなる

△ a headache
a brain freeze

"I have a headache!" のあとに「アイスクリームを食べたから」 と言えば通じるし、"an ice cream headache" とも言いますが、一般的なのは "a brain freeze" です。

  • Ken: I love ice cream, but I hate getting brain freezes.
    「アイスクリームは好きだけど、ブレイン・フリーズが嫌なんだ」
  • Jess: Do you know cats get it too?
    「ネコもブレイン・フリーズするって知ってた?」

顔色がよくない

× look white/ blue
look pale

日本語では体調や気分が優れない時の顔色は「悪い」「蒼白」「青い」などと言いますが、英語では一般的に "pale" (青白い)が使われます。

ただし "pale" は生まれつき肌の色がとても白い人に対しても使われます。

呼吸困難など深刻な症状で顔が「真っ青」な場合は "purple" が使われます。

  • Omar: Are you OK? You look pale.
    「大丈夫? 顔色が良くないけど」
  • Ted: I'm fine. I just didn't have enough sleep last night.
    「大丈夫だよ。昨夜あまり寝てないだけで」

赤面

△ a red face
blushed

"a red face" は飲酒、アレルギー、その他の症状で顔の皮膚が赤くなった場合に使います。ただし「赤面」の意味で使われこともあるので「間違い」ではないです。

  • Lala: Jack blushed when the boss yelled at him in front of us.
    「上司が私たちの前でジャックを怒鳴りつけたから、彼、赤面しちゃって」
  • Madison: Poor Jack.
    「かわいそうなジャック」

自家製パイ

× a handmade pie
a homemade pie

お菓子も含めて家庭料理には "homemade" を使い、手芸・工芸など料理以外の手作りの品は "handmade" と言います。

  • Pat: What a yummy pecan pie!
    「なんて美味しいピーカン・パイ!」
  • Ray: Homemade pies are the best.
    「パイはお手製に限るね」

シャワーを浴びる

× take shower
take a shower

シャワーには "a" が付きます。アメリカでは浴槽で湯につかることは少なく、シャワーが基本。日常生活で頻繁に使われるフレーズなので文法的に解釈するより暗記してしまいましょう。

  • Jon: I'm taking a shower.
    「今からシャワーを浴びるよ」
  • Kim: Wait! Let me go first!
    「待って! 先に浴びさせて!」

熱がある

× have fever
have a fever

これも "a" が付きます。高熱 "a high fever" であれば病院へ行きましょう!

  • Sarah: Where's Josh?
    「ジョシュはどこ?」
  • Lee: He just left. He has a fever.
    「ついさっき帰ったところ。熱があったから」

病院に行く(診察を受けに行く)

× go to a hospital
go to see a doctor

日本語での「病院に行く」は、英語では「doctor(医師)に会いに行く」となります。お見舞いなど診療以外の理由で行くのであれば "go to a hospital" となります。

  • Lonny: Do you have a minute?
    「ちょっと時間ある?」
  • Hope: I'm sorry, I have to go see a doctor.
    「ごめん、病院に行かなくちゃならないの」

飲み物を一口飲む

× drink a little bit
sip

お酒や熱い飲み物などを「ゴクゴク」ではなく、一口、または少量飲むことを言います。

ホテルのバーでカクテルを "take a sip" するのは上品なイメージですね。

  • Manny: Hey, what's up?
    「ヘイ、調子はどう?」
  • Mimi: Just relaxing. I'm sipping cappuccino and watching my favorite movie.
    「カプチーノをすすって、お気に入りの映画を観て、リラックスしているところ」

別れる

△ dump you
leave you

"dump" (捨てる)はキツい表現。"I'm leaving you." は「あなたを残して私は去ります」なのでマイルドな言い方ですね。もっとも、どちらにしても別れることに変わりはなく、言われたほうは大ショックなのですが。

  • Tina: What? Do you want to say something to me?
    「なに? 何か私に言いたいの?」
  • Jimi: ...I met somebody, and I'm leaving you.
    「…ある人に出逢ったんだ、それで君とは別れるよ」

※この文脈での"met somebody"は、ある人と出逢い、その人に恋してしまった、もしくはすでに恋愛関係になっていることを意味します

車に乗る

△ drive a car
get in a car

"drive a car" は車を「運転」すること。その前に車に「乗り込む」ことは "get in a car" と言います。助手席や後部座席に乗り込むことも "get in a car" です。

  • Eddy: C'mon! We are going to be late! Get in the car!
    「ちょっと! 遅れるじゃないか! 車に乗って!」
  • Lisa: I know, I know!
    「わかってる、わかってるって!」

車に轢かれる

△ car accident
hit by a car

"a car accident" は「交通事故」です。「車に轢かれる」は英語では「車に "hit" される」と言います。"struck by a car" とも言います。

  • Maria: Is something wrong with your leg?
    「脚、どうかしたの?」
  • Kate: Believe it or not, I was hit by a car last week.
    「信じられないかもだけど、先週、車に轢かれたのよ」

バスに乗る

× get in a bus
get on a bus

車の場合は "get in" ですが、バスや列車に乗り込む場合は "get on" となります。これも丸暗記してしまいましょう。

  • Maki: How come you didn't call me?
    「どうして電話してくれなかったの?」
  • Laurie: I dropped my iPhone on the track when I was getting on the train.
    「電車に乗る時、線路にアイフォンを落としたのよ」

まとめ

いかがでしたか? どれも日常生活での使用頻度が高い表現です。シンプルなので覚えて使ってみましょう。一度使うと以後は自然に口をついて出るようになり、英語がナチュラルに!Let's try!
【日本語をそのまま訳すとなんかヘン!?直訳不能な英語表現】