Michiru
(更新)
犬も歩けばファーストフードに当たる、と言ってもおかしくないくらい、アメリカには至るところに McDonald’s(マクドナルド)や Burger King(バーガーキング)などのファーストフード店があります。
車社会ならではのアメリカ式注文スタイル、ドライブスルーは、使い慣れると便利なシステムです。
読者の皆さんの中には、ドライブスルーで注文してみたいけれど、英語が通じるかどうか不安、という方がいらっしゃるかもしれませんね。実は、ドライブスルーでの注文の仕方は意外とシンプル。流れを把握すれば、ドライブスルー注文は “a piece of cake”(朝飯前)!
本記事では、ドライブスルーで聞かれること&使える英語表現をご紹介します。
先ず、車で "drive-thru"(thru→throughの略)のサインがある方向へ進みます。
ファーストフード店に寄ってレイアウトが多少異なりますが、大抵、メニューボードとインターコムが同じ場所に設置されています。お店に寄っては、メニューの前にインターコムが設置されているところもあるので、予め注文内容を決めておくと、いざと言う時に慌てずに済みます。
インターコムの前で車を一時停止すると、
Welcome to XYZ.
「XYZへようこそ」Thank you for choosing XYZ.
「XYZをお選び頂きありがとうございます」
などと挨拶されます。続けて、
How may I help you today?
「何になさいますか?」What can I get for you today?
「何にしますか?」What would you like today?
「何が宜しいですか?」
こんな感じで、場所や人に寄って注文の取り方にバリエーションがありますが、どれも同じく、「オーダー(注文)承ります」という意味です。
セットメニュー(例:サンドイッチ・フライドポテト・ドリンクのセット)は、お店に寄って呼び方が異なりますが、大抵、 "meal"(ミール)または "combo"(コンボ)と言います。
セットメニューには、セット毎に番号が振ってあるので、オーダーしたいセットの番号を伝えれば十分伝わります。
例えば、Burger Kingで、Whopper(Burger Kingの代表的なハンバーガー)のセットを注文する際は、
Can I get a number 1?
「ナンバー1を下さい」Number 1, please.
「ナンバー1を下さい」
上記のように言えばOK。
その際、セットに付いてくる "French fries"(フライドポテト)とドリンクのサイズを聞かれます。
"small"(小)、 "medium"(中)、 "large"(大)のいずれかを指定しますが、ポテトとドリンクをそれぞれ違うサイズで注文してもOKです。
例えば、Sサイズの "French fries" とMサイズの "Iced tea"(アイスティー)の場合、
Small fries and a medium iced tea, please.
「SサイズのポテトとMサイズのアイスティーを下さい」
と言います。ここで、 ”I would like…” など、必要以上に丁寧な言い方をしなくてもOKです。むしろ、ファーストフード店なので、敢えてカジュアルな言い方をするのがネイティブ流です。
単品のみオーダーする際は、
Just the sandwich, please.
「サンドイッチだけ下さい」
とシンプルな表現を使います。
「自由の国」アメリカでは、ファーストフード店でもカスタマイズは可能です。
例えば、チーズ抜きにして欲しい場合は、
No cheese, please.
「チーズ抜きにして下さい」Without cheese, please.
「チーズ抜きにして下さい」
と言えばOK。文章で注文する場合、 ”without XXX” を最後に付け加えます。
Can I get a double cheese burger without pickles, please?
「ダブルチーズバーガーをピクルス抜きにして下さい」
”No XXX” と言う場合は、文章を二つに分けます。
Can I get a double cheeseburger, please? No pickles.
「ダブルチーズバーガーを下さい。ピクルス抜きで」
セットメニューに付いてくるドリンクをソフトドリンク以外の飲み物(例えば、ミルクシェイク)に替えることも出来ます。
そんな時は、
Can I get a medium chocolate milk shake instead?
「代わりに、Mサイズのチョコレートミルクシェイクを下さい」
と言えばOKです。他のソフトドリンクよりも値段設定が高ければ、その分の料金を請求されます。
オーダーに間違いがないことを確認したら、
Your total is $XX.XX.
「合計は、$XX.XXになります」
と教えてくれます(オーダー画面にも数字が出てきます)。同時に、
Please pay at the next window
「次の窓口でお支払い下さい」Please drive up to the next window.
「次の窓口にお進みください」
と言われるので、オーダー窓口から支払い窓口まで車を移動します。
場所に寄っては、支払いとオーダーを受け取る窓口が同じお店もあります。その際は、そのまま同じ場所で支払いを済ませます。十分な現金を持ち合わせていない場合、デビットカードやクレジットカードも使用出来ます。
オーダーした時もしくは支払いする時に、
Would you like any dipping sauce?
「ケチャプなどの『ディップ』をご希望ですか?」
と聞かれることがあります。何も要らなければ、
No, I’m good.
「結構です」No, thank you.
「結構です」
と断ります。"Ketchup"(ケチャップ)以外のソースもあるので、
What kind of sauce do you have?
「どんな種類のディップがありますか?」
または、シンプルに
What do you have?
「何がありますか?」
と聞いてみましょう。
注文の量が多いときは、念のため、駐車場を出る前に袋の中を確認することをおすすめします。店員さんが入れ忘れたり、違うものが入っていたりというアクシデントも無きにしも非ず。
もし、違うものが入っていたら、
This is not what I ordered.
「これは私が注文したものではありません」I ordered XXX.
「XXXを注文したのですが」
と伝えると、すぐに取り替えてくれます。
オーダーしたものが入っていない場合は、
I’m missing XXX.
「XXXがないです」You forgot XXX.
「XXXを忘れましたよ」
と言えば、対応してくれます。
ここからは実際にドライブスルーで注文をする際の会話例をいくつか見ていきます。
ご紹介してきた表現やフレーズをうまく組み合わせながら希望の注文をしてみましょう。
いかがでしたか?
アメリカのファーストフード店の店員さんは、英語を外国語として話す人が結構多く、中には母国語のアクセントが強い人もいるので、聞き取り難いことがあります。
特に、ドライブスルーのインターコムの質が悪いと、余計に分かり難い。
そんな時は、 ”Sorry, what was that?”(すみません、何て言いましたか?)または ”Can you repeat that?”(もう一度言ってくれますか?)と聞き返し、相手が言っていることを確認しましょう。
ドライブスルーは、現地でリアルな英語を体験できる絶好のチャンスでもあります。慣れないうちは緊張してしまうかもしれませんが、是非チャレンジしてみて下さいね。