Erik
(更新)
海外ドラマや洋画を見ていて「知っている簡単な単語しか出てこないのに、言っている意味がわからない…」なんて経験ないですか?
その原因、もしかすると「句動詞(Phrasal Verb)」にあるかもしれません。
この句動詞を自由自在に使いこなせるようになると、英語力が一気に飛躍します!
しかし、日本人英語学習者にとって句動詞は少し厄介物で、数が膨大な上にそれぞれの区別がつきにくく、なかなか覚えられません…
そこで本記事では、ネイティブが頻繁に使用する句動詞の意味と使い方を、コアイメージを表したイラストとともにご紹介。
イメージの力を借りて、ネイティブ英語をマスターしましょう!
今回は、「cut back」についてです。
cut「切る」と back「後ろに」を組み合わせた「cut back」という英語表現は、日常会話でよく使われる句動詞の1つ。
cut back の主な意味は、「削減する」です。たとえば「経費を削減する」などが代表的な使われ方。
量、特にお金の出費を減らすときによく使われる英語表現です。
日本語に訳す場合は、「削減する」のほかに「縮小する」「控える」「刈り込む」などのようなニュアンスになることもあります。
コアイメージは「切り詰めて減らす」、と考えるとわかりやすいかもしれません。
それでは、例文とともに cut back の実践的な使い方を見ていきましょう。
「費用を削減しないと、私たちの店は潰れてしまいます」
→費用を切り詰めて減らす
「ABC航空は日本への便数を減らすと発表しました」
→便数を切り詰めて減らす
「売り上げが低迷しているため、生産を縮小するようです」
→生産数を切り詰めて減らす
「スタッフの数を減らす以外に選択肢がありません」
→人員を切り詰めて減らす
「トレーナーに炭水化物を控えるように言われました」
→炭水化物の摂取量を切り詰めて減らす
「前はタバコを1日3箱吸っていましたが、今は控えるようにしています」
→タバコを吸う量を切り詰めて減らす
「裏庭の低木を刈り込んでくれますか?」
→(文字通り)物理的に低木を切って短くする
cut back は cut「切る」と back「後ろに」を組み合わせた英語表現で、「切り詰めて減らす」イメージだとお伝えしました。
本記事で解説した cut back 以外の使い方に出くわすこともあるかもしれません。
そんなときは、イラストで紹介したコアイメージに当てはめて考えてみると、どのような意味なのかが見えてくるはずですよ!