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英語圏で知られている代表的なおもちゃ10選

英語圏で知られている代表的なおもちゃ10選

「おもちゃ」といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?

日本では、コマやけん玉、すごろく、あやとりなどの伝統的なおもちゃから、フラフープ、シルバニアファミリー、プラレールなどの現代でも遊ばれているものがあります。

また、人形といえば、リカちゃんやメルちゃん人形がありますよね。

今回は、バービー人形やレゴをはじめ、海外で一般的に認識されている「伝統的なおもちゃ」を紹介します! 英語圏に住む人であれば誰もが知っているようなものをぜひここで覚えていってください。

海外のおもちゃ産業はどんなもの?

レトロな木製おもちゃ

欧米のおもちゃ産業は、数世紀にわたる豊かな歴史を持っています。その始まりは、木や粘土、布などの自然素材から作られたシンプルなおもちゃでした。

工業化が進むにつれ、製造技術の進歩や新素材の入手により、おもちゃの製造はより広く、より身近なものとなっていきました。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、おもちゃ産業は急速に成長しました。プラスチックによるおもちゃの大量生産や機械・電子部品の開発などの技術革新が進み、おもちゃ業界が形成され、有名なおもちゃ会社が登場しました。

また、レゴやマテルなどの会社が採用したマーケティングと広告戦略は、大衆文化の形成に大きな役割を果たしました。おもちゃが単なる遊びの対象ではなく、願望や想像力、社会的地位の象徴となったのです。

象徴的なブランドが大衆文化に与える影響は、時代の変化とともに、技術や多様性、新しい遊びの形を取り入れながら進化し続けています。

海外にはどんなおもちゃがある?

Barbie

2023の夏に公開されかなり注目を浴びている『バービー』の映画をご存知ですか? 映画になるくらい有名なバービーの歴史は長く、影響力も多大です。

1959年に発売されたバービー人形は、ルース・ハンドラーによって作られ、娘のバーバラの名前にちなんで名付けられました。

バービーは、華やかなライフスタイルとさまざまなキャリアを持つ大人の女性を表現した最初の人形の1つであることから、すぐに重要な存在となりました。何世代もの子供たちに、遊びながら想像力を働かせ、大きな夢を持つように促しました。

今やバービーは、より幅広い体型、民族、職業を反映するように進化し、少女時代とファッションの象徴的な存在となっています。

ちなみに、英語では誰かのことを barbie と呼ぶことがあります。一般的には、表面的で外見を過度に気にし、深みや知性を欠く人物を指します。軽蔑的または嘲笑的な方法でよく使われる言葉です。

【使用例】

Don't think she's just another Barbie; she's very intelligent and interesting.
「ただのバービーだと思わないで。彼女はとても知的で面白いんだよ」

G.I.Joe

続いて、日本では馴染みがないかもしれないG.I.Joe(ジー・アイ・ジョー)です。

G.I.Joeは、1960年代に始まった人気のアクションフィギュアとメディアフランチャイズです。当初は、アメリカの兵士を称え、愛国心を高めるために作られました。

G.I.Joeのおもちゃやアニメはすぐに人気が出て、子供の想像力を刺激し、勇気やチームワークといった価値観を教える存在となりました。そして今は、さまざまな背景や民族を代表する多様なキャラクターを含むように進化し、おもちゃやポップカルチャーの歴史に影響を与える存在となっています。

LEGO

もちろんLEGO(レゴ)はみなさん知っていますよね!

レゴは、プラスチックのブロックを組み合わせて作る人気のおもちゃ。1932年にオーレ・カーク・クリスチャンセンによってデンマークで作られました。

レゴの意義は、創造性、問題解決、想像力豊かな遊びを促進することにあります。長年にわたり、レゴは進化し、さまざまなテーマやセットを発表し、子供たちの好奇心を刺激し、体験的な学習を促してきました。

無限の可能性と楽しい組み立ての冒険で子どもたちの想像力を育み、レゴは世界中で愛されるおもちゃとなったのです!

Etch A Sketch

1950年代後半に、フランス人のAndré Cassagnesによって作られた、お絵かきおもちゃの代表「Etch a Sketch」をご存知ですか?

灰色の画面と2つのつまみがついていて、つまみを回すと、線や絵が描ける仕組みになっています。

Etch a Sketchが有名になったのは、おもちゃを振って消すことができる一時的なアートを作るおもちゃを登場させたからです!紙や鉛筆を使わずに絵を描ける楽しさと創造性があり、現在でも幅広い年齢層の人たちに喜ばれています。

Play-Doh

これは、簡単にいうと「カラフルな粘土」です。

1950年代にノア・マクビッカーとそのチームによって、壁紙クリーナーとして作られたのが始まりです。しかし、子供たちはそれを代わりに遊びに使うようになり、これがヒットし、1956年には公式なおもちゃとして発売されました。

以来、世界中の子供たちの創造性、想像力、楽しさを刺激し、象徴的で多彩な遊びの素材となっています。

Hot Wheels

1968年に、マテル社によって誕生した人気のトイカーブランド。Hot Wheelsは、小さいサイズ、クールなデザイン、そして速いスピードで知られています。

線路の上を速く走ることができる特別な車輪を持っていることから人気を得ました。長年にわたり子供たちやコレクターに愛され、おもちゃの車で遊ぶことを楽しむ人々に喜びを与えています。

Mr. Potato Head

ミスターポテトヘッドは、1950年代に誕生した人気のおもちゃです。映画『トイ・ストーリー』にも登場するキャラクターとして馴染みがあるのではないでしょうか?

このおもちゃは、プラスチック製のポテトに、目、鼻、口などのパーツを取り付けることができます。なお、テレビで宣伝された最初のおもちゃでした!

パーツを組み合わせて、さまざまなキャラクターを作ることができることから、何世代もの子供たちに愛され、遊びの中の創造性と想像力の象徴となっています。

ちなみに、このおもちゃは2021年にリニューアルされています。性別の役割や家族構成に関する伝統的な考えから脱却するために、英語では「ミスター」の部分が削除され、名前は「ポテトヘッド」に改名されました!

Slinky

スリンキーは、1940年代にリチャード・ジェームズによって発明されたおもちゃです。長いコイル状のワイヤーでできていて、階段や坂道を「歩く」ことができます。

スリンキーは非常に人気があり、シンプルなアイデアで喜びや楽しさを与えられる!ということを示したという点で、何世代にもわたって子供たちに楽しまれてきました。

また、科学や工学がもたらす楽しさや予測できない驚きなどを示す点でも人気を得たおもちゃです。

Rubik’s Cube

1980年代に世界的なブームとなったルービックキューブは、1974年にエルヌー・ルービックによって発明されたパズルです。日本でも有名になり、ブームが巻き起こったこともあります。

小さな色の正方形で構成され、ねじったり回したりすることができ、最終目標は、各辺の色をすべて揃えてパズルを解くことです。

ルービックキューブは、問題解決能力、忍耐力、空間的推理力が問われ、何時間も楽しみながら精神的な刺激を与えてくれるという面白さがあります。

Teddy bears

テディベアには興味深い歴史があります。

始まりは1902年、アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトが狩りに出かけたときのこと。捕獲したクマの射殺を拒否したところ、それを題材にした漫画が作られました。その漫画を見たモリス・ミクトムというおもちゃメーカーがクマのぬいぐるみを作り、「Teddy's bear(テディーズ・ベア)」と名付けました。

愛、安らぎ、そして友情の象徴として人気を博したテディベアは、現代でも幅広い年齢層の人々に愛され、親しまれています。

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誰もが知っている定番おもちゃ10選

何世代にもわたって、英語圏の人々の心をつかんできたおもちゃの数々。

人形から粘土まで、これらの代表的な遊び道具は、子供から大人まで、喜びや笑い、そして大切な思い出を与えてきました。

今回は海外で有名なおもちゃを紹介しましたが、英語圏だけでなく、国境を超えて世界中でも愛されているおもちゃも数々ありましたね。今度外国の人と話すことがあれば、子供の頃にどんなおもちゃと遊んでいたか聞いてみてはどうでしょうか。楽しい会話のきっかけになるかもしれませんよ!

ちなみに、英語圏のおもちゃについてもっと知りたいという人は、Netflixのドキュメンタリー「The Toys That Made Us」を観てみると良いでしょう。歴史上もっとも象徴的なおもちゃフランチャイズの開発者たちを取り上げた番組で、その歴史や背景、そして商品の成功と失敗について紹介しています。

この記事を読んで海外のおもちゃについて、興味を持っていただけたら嬉しいです!