「楽しむほど学びは多くなる」キルギス人講師Aigaさん【DMM英会話 TUTOR'S VOICE Vol. 7】

Tutor's voice Aigaさん

DMM英会話の最大の特徴といえば、世界中にいる1万名もの講師とオンラインレッスンができること!

英語圏だけでなく非英語圏の講師とのレッスンは、いろいろな英語に触れられることはもちろん、異文化理解へもプラスに作用します。

そしてバックグラウンドの異なる講師がたくさんいるということは、それだけたくさんのストーリーがあるということ。

「DMM英会話 TUTOR'S VOICE」では、レッスンだけでは知ることのできない講師の素顔に注目します。

さて、みなさんは「キルギス共和国」(以下、キルギス)という国をご存知でしょうか?

あまり馴染みがない方も多いかと思いますが、キルギスは中央アジアにある国で、中国の東端と国境を接しています。

今回は、そんなキルギス出身・在住のDMM英会話講師Aigaさんにお話を伺いました。

Aiga

国:キルギス
DMM英会話講師歴:1年 (2021年5月時点)
趣味:映画・テレビドラマ鑑賞、読書

とにかくなんでも挑戦したい

PoleDanceをするAigaさん▲ポールダンスをするAigaさん

ー 簡単に自己紹介をお願いします。

現在25歳で、キルギスの大学に通っているAigaです。

性格はちょっと優柔不断なところがあって、やってみたいと思ったらなんでも試してみないと気がすまないんです。それもあって、これまでアーチェリーやキックボクシング、ヌンチャクまでいろいろと試してきました。今はポールダンスに挑戦中です。

ー ポールダンスですか! 見ていると痛そうですよね。

最初はとても痛かったですよ。初めて目にしたとき「私には絶対ムリ」と思いました。でもときが経つにつれて考えが変わって、「難しいからこそ挑戦したい」と思えたんです。

ー 難しいからこそ挑戦したいとは、すごいですね! 何か最終的に挑戦したいことはあるのでしょうか?

演技をすることが好きなので、演技を極めて「いつか映画に出たい」という思いがあります。キルギスを出て挑戦してみたいですね。

ー 外国で挑戦するということは高い言語力も必要になりますよね。Aigaさんとはいま英語で話していますが、何言語話せるのですか?

流暢に話せるのはキルギス語、ロシア語と英語です。トルコ語も以前勉強していたので、少しできますよ。勉強していた当時は、英語よりもトルコ語の方が得意だったくらいです。

ー トルコ語を学ぶのはキルギスでは一般的なことなのですか?

そうですね、多くの人がトルコ語を学ぶと思います。キルギス語とトルコ語は似ているので、私たちにとって学びやすい言語なんです。トルコ語で授業をする学校もあって、人気なんですよ。

ー では、キルギスの公用語はキルギス語とトルコ語ということですか?

キルギス語は私たちにとって母国語にあたりますが、実は国内で一番よく使われているのはロシア語だと思います。地域によって差はありますが、都市部ほどロシア語を話すことが多いですね。地方ではキルギス語を話す割合が増えます。

都市部の人も郊外の人も、ロシア語を通じてお互いを理解することはできますが、地方の人にとってはロシア語を「話す」ことは簡単ではありません。

キルギス語は中央アジアでよく話されるチュルク諸語の1つですが、ロシア語はスラヴ語系ですから、もともと言語系統が大きく異なるんです。

ー なるほど。言語系統から異なる言語が国内で混在しているのですね。
なぜ、Aigaさんはどちらの言語も問題なく使うことができるのですか?

家族はもともとキルギス語を話していたのですが、私はロシア語のテレビが面白くて、そればかり見ていました。それに、キルギスの学校にはそれぞれの言語に特化したものと、混ぜて授業をするものなど複数のタイプがあるんです。

私が通っていた学校では、キルギス語とロシア語のどちらでも授業が行れていたので、両方とも不自由なく使えるようになったのだと思います。

苦手だった英語を克服

犬好きなAigaさん▲犬が大好きだそう

ー キルギスで「外国語」といったらどの言語になるのですか?

ドイツ語などほかのヨーロッパ言語を選択する人もいますが、基本的に英語です。小学校から外国語の授業は始まるのですが、私は当時とても英語が苦手だったんですよ。

授業のレベルについていけなくて、どんどん自信を失っていったのを覚えています。それに、授業はとにかく教科書に書いてあることを暗記させられて、それを記述していくというスタイルでした。これでは英語を話すスキルはまったくつきませんよね。

ー もともと英語が苦手だったとは驚きです。そこから現在の英語力に至るまで、どんな経緯があったのでしょうか?

地域に、アメリカ人のボランティアが英語を教えてくれるところがあったんです。基本的に無料で、必要なのはプリントの印刷代くらい。

もともと私は話をすることが大好きだったので、この機会を使ってとにかく英語を話しました。もちろん間違いもたくさんしましたが、そのおかげで上達できたのだと思います。

同じくらいの時期に、英語の本もよく読むようになりました。このボランティア教室で、英語の本を一番多く読んだ人には賞が与えられるシステムがあったんです。私は残念ながら2位でしたが、おかげで英語で読むスキルも身につけられたと思います。

ー 学校外で英語力を身につけられたわけですね。

その通りです。その後、FLEX(Future Leaders Exchange Program)という交換留学プログラムに合格できて、高校最後の1年間はアメリカで過ごしました。すごく楽しい時間で、自分の人格形成にも大きく関わったと思っています。

スキルアップのコツは楽しむこと

笑っているAigaさん

ー 英語を「教える」ことはいつからスタートしたのですか?

大学の近くに英語教室があるのですが、そこでマネージャーとして働いていた同級生に誘われて英語を教え始めました。この英語教室では文法を教えるなど従来的なことはせず、楽しく英語を学ぶことができるように、遊びを取り入れています。

「文法を長年勉強してきたけれど話せない」という人はキルギスにもよくいるんです。でもこの教室の生徒たちの様子を見ていると、英語を使えるようになるには「勉強する」のではなくて、とにかく「楽しむ」ことが1番の近道なのだと改めて気づかされました。

ー キルギスの方々の英語力って、一般的にはどれくらいなのですか?

私より年齢が上の世代は、英語を苦手としている人も多いと思います。ただ英語教室に来る若い世代は、英語力が最初から高いことが多いです。

どうやって英語の勉強をしてきたのかと聞くと、YouTubeを見たり英語の曲を聴いて学んだということがほとんどですね。インターネットの影響で英語に触れられる機会が増えたことで、レベルは以前よりどんどん上がっていると思います。

ー DMM英会話の講師には2020年からなられたんですよね?

新型コロナウィルスの影響で英語教室が閉鎖になってしまい、どうしようかと思っているときに講師募集を目にし、応募し採用していただきました。

ー 実際にDMM英会話でレッスンをしてみて、どうでしたか?

どの生徒さんもすごく頭がいいと思います。すでに英語レベルの高い方が多くて、はじめはとても驚きました。それにみなさんとても熱心です。なかには70歳を超えた方もいらっしゃって、リタイアしたあとも新しいことを学ぶ姿勢には尊敬するばかりです。

一方で、文化の違いに慣れる必要もあって、「さん」や「君」、「ちゃん」をどのように使い分けたらいいのか、いまだに困惑してしまいます。いまのところ、15歳くらいから「さん」は使うのかなと思っているのですが、生徒さんから英語名で呼んでほしいとリクエストがあった場合に、「さん」をつけるべきなのかも悩んでしまうんです…

ー 確かに! 日本特有の文化ですし、感覚的なところもあるので難しい問題ですね。
ユーザーのみなさんが英語を学習していく上で、心に留めておくべきポイントがあれば教えてください。

「間違えてもいい」ということです。間違えてしまうのではないかと不安に思いながら英会話をしようとすると、スキルアップは難しくなってしまいますし、上達するのにより多くの時間がかかってしまうと思います。

私自身、英語を身につける過程で、間違えることに抵抗はありませんでした。先日たまたま交換留学のために提出した応募用紙を見つけたのですが、間違いだらけの英語で書かれていたんです。それでも合格できたのは、伝えたいことが伝わったからだと思います。

英語を話すときに一番大切なのはこの「伝えたいことが伝わる」ことですし、経験を重ねれば実力もそれに伴ってついてきます。間違ってもそこから学ぶことができますから、とにかく話すことを楽しむのが重要だと思いますね。

ー Aigaさん自身がいいお手本ですね。では、Aigaさんが英語講師を続ける理由はなんでしょうか?

生徒のみなさんがレベルアップしていく姿を目にできるからです。以前教えていた英語教室では、海外で生活するようになった生徒もいて、少なからず手助けできたのだと思うとうれしいです。

それに、英語を通してその人の新しい一面が見えてくることもあるので、英語を教えるのは楽しいですね。

ー では最後にユーザーのみなさんに一言メッセージをお願いします。

言語以外にも当てはまるのですが、なにか新しいことを習得するときには、あまりストレスを感じないでください

間違ってしまうのではと不安に感じてしまうことも、ストレスのひとつです。例えば文法ばかりにとらわれていると、それがストレスになってしまって、できることもできなくなってしまいます。

そうではなく、リラックスして楽しめるようになれば、それだけ学びも多くなるはずです。どんな言語でも、ネイティブですら間違うことがあるのですから、気楽に、楽しみながらスキルアップをしていってほしいなあと思います。

ー ありがとうございました!

間違ってもいい。伝えたいことを伝えよう

Aigaさん

一時は英語が苦手だったというAigaさんのインタビュー、いかがでしたか?

「ちゃんとした英語を話さなきゃ」と思うと、文法や発音にとらわれてしまって、なかなか言葉が口から出てこなくなってしまうこともあるかもしれません。

でもまずは「伝えたい!」という思いを強く持つことが大事なのだと気づかされるインタビューでした。

オンライン英会話は練習の場です。

「伝える」ことを意識しながら、どんどん間違えて、どんどんスキルアップしていきましょう!