「コニュニケーションを楽しんで」アルゼンチン人講師Andreaさん【DMM英会話 TUTOR'S VOICE Vol. 4】

Tutor's Voice Andreaさん

DMM英会話の最大の特徴といえば、世界中にいる7000人もの講師とオンラインレッスンができること!
英語圏だけでなく非英語圏の講師とのレッスンは、いろいろな英語に触れられることはもちろん、異文化理解へもプラスに作用します。

そしてバックグラウンドの異なる講師がたくさんいるということは、それだけたくさんのストーリーがあるということ。

2020年11月から始まった「DMM英会話 TUTOR'S VOICE」では、レッスンだけでは知ることのできない講師の素顔に注目します。

今回は、アルゼンチン人講師のAndreaさんにお話を伺いました。

Andrea

国:アルゼンチン
DMM英会話講師歴:3年 (2021年2月時点)
趣味:映画・音楽観賞、料理

両親が世界へのドアを開けてくれた

日本で異文化を体験するAndreaさん日本で異文化を体験するAndreaさん

ー よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

Andreaといいます。Andyと呼んでください。年齢は33歳です。アルゼンチン出身ですが、いまは夫の仕事の都合でフランスに住んでいます。その前はイタリアに少し、そしてその前はデザインの修士学生として日本に住んでいました。

主に2つの仕事をしていて、1つはDMM英会話の講師です。そしてレッスンが終わったら、午後はアルゼンチンにいる兄2人と2020年に立ち上げた会社で、グラフィックデザイナーをしています。

ー 会社を始めたんですか! それは大きな変化ですね。

なかなか難しい挑戦でしたが、幸いなことに兄たちと仲がいいので、いつも仕事をしていて楽しいです。もちろん、タスクが多くてストレスフルな日もありますけどね。

でも、数字など複雑なことは兄たちに任せて、私自身はグラフィックデザインのみに集中できているので、ラッキーです(笑)。

ー ご兄弟とは以前から一緒にビジネスを始める構想があったのでしょうか?

1番上の兄には昔からビジネスを始めたいという思いがありましたが、なかなかうまくいきませんでした。弟と妹である私たち2人にも手を貸してくれないかと相談されましたが、当時私はまだ学生だったうえに、日本にいたので一緒になにかというのは難しかったんです。

その点で、「ビジネスを3人で一緒に始める」という考えは頭の片隅にずっとあった気がします。今回は真ん中の兄がアイデアを出して、3人でスタジオを始めることにしました。

ー いい兄弟関係をビジネスにつなげられたのは素晴らしいですね。
そもそも、なぜグラフィックデザインの道に進むことにしたのでしょうか?

高校のときに、私にも進路を決めなければいけない時期がやってきました。実は私、希望する進路が2つあったんですよ。1つは英語を教えることに興味があったので、「英語の教師になる」ことです。2つ目は心理学が大好きだったので、「心理学者になる」道も考えていました。

でも英語教師と心理学者の2つとも、私の国では一般的な専攻分野で、職業としている人もたくさんいるんです。もう少し特別なことをしたいなと思っているときに、両親がなにかほかに探してみたらと勧めてくれました。

子どものときのことを思い返しているうちに、「パソコンを使って絵を描くのが好きだった」と気付きました。絵に描いたものをスキャンして、コンピューターに取り込んで色つけをして。何時間でもコンピューターの前にいられるくらい没頭していたんです。

関連したことがなにかできないかと探してみたときに、グラフィックデザインのことを知って、その道に進むことにしました。

ー もともと思い描いていた進路とはまったく違う道に進まれたんですね! 高校のときに英語教師になろうと考えていたということは、Andreaさんはすでに英語が得意だったのですか?

同級生と比べたらスキルはあったと思います。両親が英語のスクールに入れてくれたので、6歳のときから英語学習を始めました。だから高校を卒業する18歳までには、すでに長い年月にわたって英語の勉強を続けていたことになります。

ー 一般的にアルゼンチンでは、英語の勉強をいつから始めるのですか?

いろいろな変化があったので一概には言えないですが、当時のアルゼンチンでは、英語を早くから学ぶことは一般的ではありませんでした。インターネットもそこまで普及していなかったですし、まだそんなに国際的な姿勢は持っていなかったんです。だから、英語の授業は中学校くらいから始まっていた覚えがあります。

いまは、小学校でも英語の授業をしているみたいですね。幼稚園で英語を教える場合もあるようですよ。私自身が子どものときはそういった環境が整っていなかったので、自主的に生活に取り入れていく必要がありました。

ー ご両親のサポートがあってこその英語力なわけですね。

両親が英語の重要性を理解してくれて、世界へのドアを開けてくれたわけですから、ラッキーだったと思います。

現代ではなにをするにも英語が使えた方が有利ですし、当時の公教育でのぞめる英語レベルには限りがありましたから、英語スクールに入れてくれた両親には感謝しています。

大学院留学で日本へ!

大学院の卒業式で無事、大学院を卒業!

ー なるほど。まさに世界へ旅立つべく、まずは日本へ大学院留学をされたわけですが、多くの国の中からなぜ日本を選ばれたのでしょう?

特に日本のみを視野に入れていたわけではなかったんです。もともと言語とそれに結びついた文化を知るのが大好きで、自分の目と耳を使っていろいろと経験したいと考えていました。

当初は英語をもっと練習したかったので、大学院の留学先の第1希望はイギリスを選んでいたんですよ。日本は文化を知って経験したいと思って、第2希望にしていました。

子どものとき、私は日本のアニメをテレビでよく見ていたのですが、スペイン語吹き替え版だったので、アルゼンチンのものだと思い込んでいたんです。あとでアニメが実際は日本のものだと知って日本語版を見たときは、それまで見聞きしたことのあるどの言語とも異なっていて、衝撃でした。

なんて素晴らしいんだと思い、大学で日本語の授業を取ったのですが、難しい(!)ですし、学習を進めるうちに、言語はもちろん、日本の人たちの考え方って欧米とはまったく違うということに気づきました。そこで、「言語も文化も習得するには現地に行くべきだ!」という考えに至ったわけです。

そして、日本の文部科学省が実施している奨学制度を知って、応募してみたら、ラッキーなことに受かったんです! ただこの通知を受けるまでに、ほとんどの大学院の生徒募集期間が終了してしまっていて、応募できるコースに限りがありました。京都工芸繊維大学の教授が幸いにも私の入学に同意してくれて、京都に大学院留学することになったんです。

もともと志望していたわけではありませんが、大好きな場所になったので、京都に行くことができてよかったです。

ー 偶然の巡り合わせだったわけですね!

もちろん日本に留学する計画はありましたが、偶然が重なって想定していなかった道を歩んでいる気がします。

大学院に通っている間に、イタリア人の夫と出会いました。彼は大阪で物理の博士課程に進むことに決めていました。私は修士課程が終わってから一旦アルゼンチンへ帰国したのですが、就職活動が難航してしまったんです。

なかなかうまくいかなくて、じきに「日本に戻るしかない!」という決断にたどり着きました。アルゼンチンよりスムーズに大阪の会社での就職が決まったので、2016年にまた日本に戻って彼との生活を始めたんです。京都と大阪の人たちがいい意味でまったく違っていて、驚いたことを覚えています。

ー 大阪の方は表現豊かと言えるかもしれないですね。アンドレアさんはスペイン語はもちろんネイティブで、英語もできるわけですよね。あとは日本語も使えるといったところでしょうか?

そうですね。日本語に関しては最近使う機会があまりないのですが、少しは覚えていますし、耳にしたら理解することもできます。大阪で暮らし始めた頃から、夫とお互いの言語を話してランゲージエクスチェンジのようなことを続けているので、イタリア語を話すこともできますよ。

ー 幼いときから英語の学習を始められたわけですが、その学習過程で壁にぶつかったことはありましたか?

正直なところ、ないですね。私が通っていたスクールが良かったのかもしれないですが、最初は基本的なフレーズを使って、ゲームをベースにしたレッスンから始まりました。

だから勉強をしている感覚ではないんです。もちろん、年齢が上がるにつれてリーディングや文法などもするようになりましたが、とにかく英語で話すことが好きでした。頭のなかではスペイン語より英語で考えていることの方が多いかもしれないです。

もちろん母国語であるスペイン語も好きですよ。でも外国語を学んでいるときって「こんな風に表現できるんだ」と知る楽しみがあるじゃないですか。私にとっては、英語の方が自分の気持ちをうまく表現できる気がするんですよね。

これは日本語でも同じです。夫とも、日本語で「えっとー」とか「しょうがない」などの表現はいまでも使うんですよ。「しょうがない」を英語にすると、センテンスを作らなくてはいけないですが、やっぱりちょっとニュアンスが違うんですよね。

ー It cannot be helped だとちょっと違った感じになりますよね。では日本語の勉強はどうでしたか? 先ほど「難しかった」と仰っていましたが…

地獄でした!(笑)

日本語の勉強が地獄なことに気付くのにも時間がかかったくらい、難しかったですね。もちろん日本が大好きですし、夢が叶って日本で生活できて、文化を経験できましたから、ある意味パラダイスのような時間でした。

でも、いくら好きだといっても日本語の難しさに変わりはなくて……。日本語、特に漢字を学ぶのには鍛錬が必要なのだと痛感しました。

しかし、それに気づいてから頑張ることをやめて、リスニングとスピーキングに集中することにしたんです。すべてを学ぼうとすることをやめて、限定したスキルに集中することで、なんとなく気持ちが落ち着いたのを覚えています。

コミニュケーションには目的とスキルの見極めを

英会話レッスンはいつもここから英会話レッスンはいつもここから

ー コミュニケーションをとるうえで必要なスキルを見極めたんですね。

言語はコミュニケーションのツールであるという基本があったうえで、なぜその言語を学ぶのかそれを使ってなにをしたいかなどの目的が重要になると思います。

もちろん言語の4技能(リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング)はお互いに結びついていますから、すべてができたら素晴らしいですよ。でも一旦ほかの技能は置いておいて、目的に合わせてどれかに集中することは悪いことではないと思うんです。

どうやってコミュニケーションを取るのかを考えることが大事ですね。

ー なぜDMM英会話の講師になることにしたのですか?

実は日本にいる間、大学で頼まれて英語を教える機会があったんです。世界共通語である英語を教え、ガイドをすることによってほかの学生が新しい表現ができるようになり、またそれで交流できることが楽しくて仕方がありませんでした。

その経験もあって、「CELTA」というケンブリッジ大学の英語教授法資格を取得したんです。その後大阪に越してからも、いわゆる駅前留学の学校で講師をしていたんですよ。

DMM英会話との出会いは、ヨーロッパに引っ越してからでした。オンラインでできる英語レッスンの求人を探していたときに、たまたまDMM英会話サービスを見つけて、応募して採用いただき、いまに至ります。私の人生には日本がなくてはならない、強いコネクションがあるんです。

ー 実際に講師になって、DMM英会話のユーザーさんたちのことはどう思われますか?

みなさん素晴らしいです。オンライン英会話を受講している人たちはみな、「英語の練習をしたい」という意欲が強いと思うんです。

オンラインで、しかも画面の向こう側には会ったこともない講師が現れるのって、なかなか勇気のいるシチュエーションじゃないですか。それでもレッスンを続けてくれるのは、私たち講師とDMM英会話そのものを信用してくれているからなのだと感じます。

ー 特に思い出に残っているレッスンはありますか?

多くの人といろいろな思い出を共有していますが、特にお子さんは素晴らしいパワーを持っていると思います。
オンラインレッスンって特殊ですから、お子さんとレッスンをするときはうまくいくか不安になることもあったのですが、たとえスクリーン越しでも頑張って話そうとしてくれる子どもたちがたくさんいるんです!

小学校くらいの子になると、「いつも先生とレッスンしたいんだ!」と言ってくれて、なににも変えがたい嬉しさで心が一杯になります

また、定期的に私とのレッスンをとってくれている生徒さんとも、特別な関係性を築けている気がするんですね。例えばクリスマスのときには2人でサンタ帽をかぶって笑い合って、とても良い時間でした。こういう関係性を持てるのって素晴らしいと思います。

ー Andreaさんがレッスンをするときに、心がけていることは何かありますか?

たとえ25分という短い時間だとしても、どのレベルの人も「学びのために使っているんだ」ということを心に留めています。誰しもが練習して、間違いを指摘してもらって、新しい表現を知るためにレッスンを受講しているわけです。

もちろん上級者はすでに多くのことを英語で表現することができるでしょう。それでも、どんなレベルの生徒さんであろうと、私はフィードバックを残すようにしています。

素晴らしい出来だったとしても、「ここをこうしたらもっと良くなりますよ」と付け加えるんです。そのためにも、生徒さんが伸ばせる点を見つけられるようにいつも心がけています

ー ではユーザーのみなさんは、どんなことを心がけてレッスンをするべきだと思いますか?

いま私が言ったことと矛盾してしまうのですが、レッスンは25分しかないわけですね。だから、そんなに多くのことをこの限られた時間でできるわけではないんです。

それでも効果的に英語力を伸ばせるよう、生徒さんには「学ぶ目的」を明確にしておいて欲しいです。その目的によって、どんなレッスンにするか、そして生徒さんのレッスン外での時間の使い方も変わってきますから。これはオンラインレッスンに限らず、人生においてなにをするにも重要なことだと思います。

とは言っても、レッスン中もそれ以外の時間も、1番大切なことは「楽しむ」ことです。言語を学ぶのって時間がかかりますし、完璧な発音でなければとプレッシャーを感じてしまうこともあるかもしれません。私もネイティブではありませんから、みなさんの気持ちはわかりますよ。

でも、間違えることは悪ではありません。コミュニケーションを取ることを楽しんでほしいです。

ー DMM英会話の講師を続ける理由はなんでしょう?

レッスンが始まると違う世界に入ったようで、幸せな気持ちになります。「講師」というより「ガイド」として生徒のみなさんと英語の世界を一緒に旅をしているような感じですかね。こうやって生徒さんをサポートしながら、一緒に頑張れる時間が大好きです。

グラフィックデザインの仕事ももちろん好きですが、これは自分のためという面が強いと思うんです。でも英会話は、「人のため」です。もし将来スケジュール的にあまりレッスンを入れられなくなったとしても、1日1時間でもいいから、この喜びを噛み締める時間を持ち続けたいと思います。

ー Andreaさんにとって英語とはなんでしょうか?

すべてです!「私の人生が英語」と言ってもいいくらいだと思います。

私がやってきたこと、好きなことすべて、英語なしには語れません。音楽を聴くにしても映画を見るにしても、やはり英語が必要になりますし、切り離せないものですね。

ー 今後なにか達成したい目標やビジョンはありますか?

いまは母親になることに興味があります。未知の世界なので怖いし、自分が準備万端かといったらそうではないかと思うのですが…。

でも1人の人間を迎え入れて親になるって、教育者になるということだと私は思うんです。大きな責任感も伴いますが、公園などでファミリーを目にすると「あぁなりたい」という思いが湧き起こりますね。

ー では最後に、ユーザーのみなさんに一言メッセージをお願いします。

初めて会う講師だと、どんな人なのか不安に駆られることもあるかもしれません。

でもレッスンを受講しているだけで、みなさん、すでに素晴らしいことを成し遂げています。

DMM英会話と講師陣を信用してついてきてくれて、いつもありがとうございます!

ー ありがとうございました!

英語の世界へ旅に出よう

京都で出会ったご主人と京都で出会ったご主人と

エネルギーいっぱいのAndreaさんは、ユーザーのみなさんとのレッスンが楽しくて仕方がない様子でした。日本での生活も長かったため、話しやすいと感じる方も多いはず。

英語が苦手な方も得意な方も、Andreaさんのようなガイドがいれば、安心してレッスンに取り組めると思いますよ。ぜひ、Andreaさんと「英会話の世界」へ飛び込んでみてくださいね!