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英語学習に全力投球して気づいたこと。デザイナー野村惇さん【ユーザーインタビュー Vol. 25】

英語学習に全力投球して気づいたこと。デザイナー野村惇さん【ユーザーインタビュー Vol. 25】

業界や職種を問わず、英語の必要性が高まってきている近年。来たるべき日に備え、英語学習中の方も多いのではないでしょうか?

今回お話を伺ったDMM英会話ユーザーさんは、都内某所にお勤めのデザイナー・野村惇(のむらじゅん)さん。

数ヶ月後に控えた、海外の講師を招いて行われるデザインワークショップに向けて、かなりの時間と労力を費やして英語学習に打ち込んでいらっしゃいます。

本記事では、「そもそもデザイナーに英語は必要なのか?」という質問に始まり、現在の野村さんの学習内容や、ここ数ヶ月間、英語に全力投球してきて得た気づきなどをご紹介します。

デザイナーに英語は必要?

デザイナーに英語は必要か

ー 本日はよろしくお願いいたします。
デザイナーである野村さんにズバリお聞きしたいのですが、デザイナーに英語は必要なのでしょうか?

ニーズとして、海外からのデザイン案件はすごいたくさんあるのですが、それに対応できるようなデザインと英語両方できる人が少ない、というのはよく聞く話です。

今の会社に入る前に1年くらいフリーランスをやっていたんですけど、そのときに声をかけていただいた仕事の中で、「英語ができないから」という理由で断ったものがいくつかあったんですよね。

ー やりとりが英語になってしまうから、という理由でしょうか?

そうですね。発注元が海外の会社だと、基本的にやりとりは英語になりますよね。

ある時、エンターテイメント系のとても興味深い案件を紹介されたのですが、発注元の会社がアメリカだったため、英語でのコミュニケーションの必要がありお断りしました。

そのときに「英語できなきゃヤバイんだな」というのを感じたことが、オンラインで英語学習を始めたきっかけの一つにもなっています。

ー なるほど。

海外だと、ヨーロッパをはじめ中国などでも、「デザイナーはコミュニケーションスキルが高い人じゃないといけない」という前提があるみたいで。

ということは、さらにその前提として「英語は当然できるよね」という風潮らしく、「日本人はデザイナーと名乗りながら英語ができないのはなんで?」ってリアクションをされるみたいなんですよね。それを聞いたときに、「う〜あ〜…」となりましたね(笑)。

ー 確かにそうなりますよね(笑) ※聞き手もデザイナー
職場環境的に英語は必要なのでしょうか?

現在は国内のユーザーを想定した事業に携わっていますが、将来的には海外に手を広げていく可能性は十分あると思っています。

最近デザインチームに参入した人の中には、海外での仕事の経験や留学経験がある人が増えてきていて、英語できた方がやはりキャリアの選択肢が広がるんだな、と感じています。

ー 野村さん自身のこれまでの英語への関わり方はどうだったのでしょうか?

中学高校大学と、普通に学生として英語は勉強してきたという感じで、特に力を入れていたわけではありません。

社会人になって3〜4年経ったときに、「ちょっと真面目に英語を勉強しようかな」と思い、当時人気だった駅前の英会話教室に通い始めました。

でもしばらく通った後に、お金がかかる割に効果がないなと感じて、2010年くらいからは、近所のカルチャースクールで週1回60分のグループレッスンを受けるようになったんです。

カルチャースクールにはかれこれ10年近く通ったのですが、そこでも、お金と時間をかけた割にほぼ全くスキルが上がっていないことに気づきまして。それで、何か別の英語学習のやり方を探していて、オンラインサービスの利用に至りました。

ー なぜ、オンラインサービスがいいと思ったのでしょうか?

ランゲージエクスチェンジ*にも興味があったのですが、やったとしても話題に困るかなと。そのときにオンラインサービスなら、有料ではあるけれど、教材を使えて値段も手軽だと知りました。当初は、DMM英会話ではないサービスを利用していました。

* ランゲージエクスチェンジ:言語交換。チャットやメール、通話等を通じて、自分の母国語をパートナーに教えてあげる代わりに、自分の習得したい言語をパートナーから教わること。

ー 最初は他社をご利用されていて、なぜ途中からDMM英会話に切り替えたのですか?

教材に沿って進めていくと徐々に教材のレベルが上がっていくのですが、そのレベルが自分の英語レベルよりもだいぶ高い状態になってしまいました。

自分のレベルにあった教材を繰り返し使い続けることも考えましたが、同じ教材を繰り返し使っていると飽きてしまいそうだったので、別のサービスも試してみようと思い、DMM英会話を始めました。

オンラインレッスンは惰性でもいい

オンライン英会話は惰性でもいい

ー ここ数ヶ月、かなり英語を頑張っていらっしゃると伺いました。
社会人になられてからも細く長く英語に触れてこられた中、なぜこのタイミングで英語学習のボリュームを増やそうと思ったのですか?

CIID*というデザインスクールのワークショップがあるのですが、本拠地はコペンハーゲンで、シンガポールやコスタリカなどでも開催されます。そして、それが来年2020年の2月に日本に来るんですよ。

そのワークショップにはずっと参加したいと思っていたので勢いで申し込んだはいいものの、英語力が足りないなって。主に英語で行われるワークショップのため、いま必死に英語を勉強しているところです。

* CIID:Copenhagen Institute of Interaction Design

ー 具体的にはどのような英語学習をされているのですか?

9月にそのワークショップに申し込みまして、10月半ばくらいからはDMM英会話と並行して、英語のパーソナルトレーニングを受けています。

ー なるほど。DMM英会話のレッスンはどれくらいの頻度で受講されていますか?

ワークショップに申し込むまでは週5~6回のペースですかね。本気で英語を勉強しようと思ってからは、パーソナルトレーニングの方に時間をとられてしまった関係で週3くらいになりました。

でも先々週くらいから、「もっと会話をしっかりやらないと」と思いまた頻度を増やしています。

ー なぜそう思ったのですか?

パーソナルトレーニングでは、リスニングを集中的に強化しているんですよね。順序として、まずは「話を聞けないと話せない」ということで。

でもオンラインレッスンを3~4日空けてしまうと、英語が全然うまくしゃべれないというか、言葉が出てこなくて。1日2日空けるのはいいとして、それ以上空けると辛くなるんだなっていうのがわかってからは、2日以上連続で空くことがないようにしています。

なので今は、3日で2回レッスンを受けている感じですね。

ー オンラインレッスンとパーソナルトレーニングを並行してやることで相乗効果もあるのでは?

それはあるだろうと期待してやっていますね。

実際、リスニング学習やボキャブラリービルディングが、会話にも効いてくるなという実感があります。あとは、少しずつ言いたいことが言えるようになったりとか。

ー オフライン(パーソナルトレーニング)とオンライン(DMM英会話)で学習をされていますが、両者の間に違いはあったりしますか?

DMM英会話のレッスンに関しては、習慣的に英語をしゃべろうとしているだけで、あまりそこで「勉強しよう、学ぼう」とは考えてないと思うんですよね。

なので、オンラインレッスンは惰性で続けるっていうのもいいんじゃないかなと思ってやっています。

一方、トレーニングの方は、それなりのお金を払っているというのもあって、言われたことをちゃんと自分で納得できるまでやっています。今の自分のレベルやスキルを意識しながら、与えられた課題をしっかりこなしている感じがありますね。

今後の課題は英語力維持

今後の課題は英語力維持

ー デザイナーやエンジニアが英語を学ぶという点でよく聞く話が、シリコンバレーなどの海外から一次情報を取りやすくなる、というのがあるかと思います。
それに関してはいかがですか? 英語を勉強していて本業に役立ったという実感はありますか?

その点に関しては、自分はまだそのレベルまで行けてないという感じですね。

役立った話でいうと、前にデザイン系の国内カンファレンスに参加したのですが、そこに海外から来ている人もいて、アフターパーティーの際に、彼らと簡単なコミュニケーションを取ることができました。

ー では最後に、今後について。これからも仕事の幅を広げるために、英語学習を続けられるのでしょうか?

英語ができると海外からの最新情報を取れたりなど、便利ではあるのですが、かといって今の仕事で必要なわけではなく、そこはちょっと悩んでいる部分ではあります。

ここ数ヶ月は2月のワークショップを目標に、仕事より英語を優先して時間を割いている部分があって。でも今の状況をずっと続けるわけにはいかないので、ワークショップが終わったら元の生活パターンに戻して、英語学習は1日1時間くらいになるかと思います。

せっかく今かなり頑張っているので、それを無駄にしないようにどう維持していくか、というのを考えています。

ー DMM英会話は続けられますか?

はい。どこまでやったら終わり、というつもりはないので、続けるつもりです。むしろ1日1レッスンを2レッスンに増やそうかなとも考えています。

この1ヶ月半、パーソナルトレーニングとオンラインレッスンを並行して英語に集中的に取り組んでみて、1日にかける時間が長ければ長いほど上達するなという実感があるので。

逆に触れる時間を下げちゃうとすぐに戻ってしまうことにも気づけたので、これからは、せっかく向上した英語力を維持できるよう頑張っていきたいですね。

ー ありがとうございました。

おわりに

数ヶ月後に控えたデザインワークショップでより多くのことを吸収するため、また有意義な時間とするため、英語学習に意欲的に取り組む野村さん。

「長期的な目標は特に考えていない」ということでしたが、まずは短期的な目標を作り、そこに向かって全力投球していくことが、長期的に見ても、また新たな挑戦や目標に繋がっていくのでは、と感じたインタビューでした。

英語学習は長い道のりです。

だからこそ、自分で目標を設定し、うまくモチベーションをコントロールしていきましょう。