Kurumi
(更新)
今回の「DMM英会話のある生活」でご紹介するユーザーさんは、東京都在住、生命保険会社勤務の荒尾圭さん。
お子さん2人と3人暮らしの荒尾さんは、仕事・育児・家事をこなしながら、英語学習にも精力的に取り組んでいらっしゃいます。
また、英語やその他の趣味を軸に、地域やコミュニティとも積極的に関わる荒尾さん。
荒尾さん
「英語はコミュニケーションのツールとして、自分を前向きに、そしてポジティブにしてくれる大事な相棒です」
今回は、超アクティブなシングルファザー荒尾さんの1日を見ていきましょう。
荒尾さんの1日は洗濯から始まります。前日に洗濯機のタイマーをセットしておいて、朝一番に干せるようにしておくそうです。
荒尾さん
「子供たちは休みの日は朝ゆっくりなので、起きてくるまでは比較的自由で貴重な時間です。その間に、家事ややりたいことをしていきます」
洗濯を済ませると、近所の公園で趣味のランニングを開始。
なんと、マラソン歴15年の荒尾さん。フルマラソンに年2回参加するほどの本格ランナーです。
荒尾さん
「マラソンを始めたのは、第1回東京マラソンに当選したことがきっかけです。
『フルマラソンは3時間を切って一人前』というマラソン仲間の言葉に触発されて、本格的にやり始めました」
以来、ランニングはすっかり習慣に。週末は、マラソン仲間と一緒に駅伝に出場したり、ランニング繋がりでできたコミュニティの活動に参加することもあるそうです。
荒尾さん
「マラソンも英語学習も、1人では続かないと思います。仲間がいた方がモチベーションが上がりますよね。
仲間の中で自分が抜かれていくのは悔しいので、やる気が出ます。負けず嫌いなんですよ(笑)」
ランニングから帰宅し、シャワーを浴びたらレッスン開始です。
荒尾さん
「英語学習を本格的に始めたのは2年ほど前です。会社の自己啓発援助の一環で挑戦したTOEIC受験がきっかけでした。
当時のスコアは715点だったのですが、特にリスニングがボロボロでショックを受けたのを覚えています。リスニングを上げるにはどうすればいいかを調べたところ、会話力を鍛えることでリスニングも伸びていく、ということを知りました」
オンラインでの英語学習歴は2年。
今でこそリラックスした表情でレッスンを心から楽しんでいる荒尾さんですが、最初の体験レッスンでは手汗べっちょり、何を話したか全く覚えていないくらい緊張したそうです。
荒尾さん
「オンラインレッスンはハードルが高いと思ってビクビクしていたのですが、『これまでと違うことをしなければ成長できない』と思い勇気を出してトライしました。
それなりにできるつもりでいた学校英語は、コミュニケーションツールとしては使えませんでしたが、『レッスンを続ければ話せるようになる、自分のためになる』という実感があったので継続することができました」
手元にはメモ用のノートを準備しておいて、覚えた表現を書き出しながらレッスンを受けます。
特に印象に残ったレッスンについて伺うと、
荒尾さん
「自己紹介で『シングルファザーです』と伝えると、『私もそうなの』と言ってくれる講師がいて、その方とはシングル子育てトークで盛り上がりましたね。
シングル親だと家に大人がいないので、子供相手にストレスを発散してしまったりすると行き詰まってしまいます。オンラインレッスンは、言語は英語ですが、大人と話せる貴重な時間なので、子供との時間とメリハリをつけるのにちょうどいいんです。
まさか外国人の先生と同じ悩みを共有したり、共感できたりすると思っていなかったので特別な経験でした」
お子さんたちも起きてきて、ブランチの時間です。
取材当日のメニューは、特製「オラフ」のシチューでした。
子供たちと一緒にデコレーションをして完成。
荒尾さん
「一緒にキャラ飯を作ったり、たこ焼きを焼いたり、パンケーキをデコったり、ちょっとした一手間が子供にとってもいい体験になるように思います。
こういうふうに、一緒に楽しい時間を過ごしていきたいですね」
料理もマラソンもハイレベルな荒尾さん。
実は、その他にも意外な趣味があるそうで。
荒尾さん
「11年前に妻が亡くなったあとに、死別した家族のためのグリーフケアコミュニティに参加するようになりました。
そこでハンドクラフトの師匠に出会い、ハマってしまいましたね。こういうの、ハマっちゃうタイプなんです(笑)。
頼まれて、ハンドクラフトを他の人たちに教えたこともあるのですが、英語で外国の人たちに教えることができたら楽しそうだなぁ、と考えています」
PTAの役員をやっていることもあり、子供関係の予定が多い荒尾さんですが、今日は英語コミュニティの仲間とポップアップトークをしに浅草へと向かいます。
荒尾さん
「このコミュニティには共通の先生がいて、その先生の周りの人たちが自然と集まってきてやっている感じです。
仲間内で『英語を実際に話す機会を作りたいね』ということで、今日のポップアップトークをすることになりました」
お手製のシートを外国人観光客に見せながら、「日本の好きな観光地・食べ物・文化・人」について質問していきます。
荒尾さん
「英語で話しかけて日本に関することを聞くのですが、その活動を通じて分かったのは、外国の人が興味を持ってくれることに対して、話を膨らますだけの知識が自分にないということでした。
東京で外国の人たちと関わる機会はこれからも増えていくと思うので、英語力だけではなく、日本に関する知識もつけていきたいですね。
今は通訳案内士の資格取得に向けて勉強をしていて、リタイア後に何か資格を生かしたことができればいいなと思っています」
帰宅して夕食を済ませた後はのんびりタイム。
家族3人で英語版人生ゲームを楽しみます。
自身の人生では、お子さんがとても小さいときに、突然シングルファザーとなった荒尾さん。
仕事に家事育児に、忙しい日々を過ごしていらっしゃいますが、忙しいからこそ「やりたいこと」が見えてきたり、周りのコミュニティとの繋がりがどんどん広がって、自分の人生にとってプラスになることも多いと感じているそうです。
荒尾さん
「シングルファザーになったときは、自分の可能性や時間がなくなって、やりたいことができなくなるんじゃないかと思いました。
でも、仕事や子育て、家事をしなければいけない状況の中で、常に自分ができることを探して挑戦してきました。ランニングや英語はそのうちの一部です。
英語に関していえば、留学をしたりすることは私には難しいですが、オンラインレッスンは自宅で好きな時間にできるので、自分の英語学習のコアとなっています」
夜は毎日1〜2時間ほど、自主学習に充てている荒尾さん。
TOEICや英検、現在勉強中の通訳案内士など、学習モチベーションを保つために、毎年何かしらの試験を受けるようにしているそうです。
英語学習の成果を感じたエピソードについて聞いてみたところ、
荒尾さん
「2年間英語学習に取り組み、目標だったTOEIC900点以上取得と、英語検定準1級に合格することができました。資格試験で目標をクリアすると、学習の成果が見えて達成感がありますね。
また、最近通っている英会話カフェで知り合った方に、『海外経験があるのですか?仕事で英語を使っているのですか?』と聞かれて『ない』と答えると驚かれて嬉しかったですし、成長を感じました」
最後に、今後の目標やビジョンについて聞いてみました。
荒尾さん
「ライフビジョンとしては、地域と関わりながら、子供たちや何かを学びたい人向けに、英語を交えながら教える側になりたいです。
今はいろいろなコミュニティーに参加させてもらっている立場ですが、今度はコミュニティーを運営する側になって、地域の人たちと関わっていきたいと思っています。
例えば『ランニング×英語』、『ハンドクラフト×英語』、『料理×英語』のように、自分の好きなこと・得意なことと英語をかけ合わせて発信していきたいですね」
忙しさを言い訳に逃げるのではなく、自分のできる範囲で何ができそうかを考えチャレンジすることが大切、ということを実感した取材でした。
また、インタビューの最中に、このように話してくださったのがとても印象的でした。
荒尾さん
「仕事や子育てなどで時間がなくても、諦めなければできることはたくさんあります。自分で自分の可能性を狭める必要はないんです。
人との関わり合いや、英語や趣味への取り組みを通して、『自分が失ったもの以上に得られるものがたくさんある』と気づかされました。
無理だと思って避けているものをあえて取り入れてみると、プラスに働いたりもしますよ。私の場合は、英語がない生活だったら、逆に行き詰まっていたかもしれません」
筆者もそうですが、何かと「忙しい」を理由に諦めてしまっているもの、中断してしまっているものってありませんか?
荒尾さん
「毎日1レッスン25分くらいは、どんなに忙しい人でも作れると思うんです」
オンラインレッスンや、何か興味があることに取り組む時間を、日常から見つけてみましょう!