りっか
(更新)
こんにちは、りっかです。
夏は海水浴やキャンプ、川辺でバーベキュー。アウトドアアクティビティ満載です。
昼間は思い切り活動して、
夜は蚊取り線香が香るお部屋で虫の声を遠く聞きながら、静やかに読書を楽しむのが大人の夏の過ごし方。
この夏の一冊はもうお決まりですか?
え? まだ決まっていない?
そうですか、でしたら、
ビジネス英語と世界についてわかりやすく満遍なく学べる
「ビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本(出版:秀和システム)」はいかがでしょうか?
私があれこれ言っても仕方ないので、著者ご本人から学習ポイントなどを教えてもらいたいと思います。
ちなみに著者のレイナ先生は、DMM英会話DAYSでも大人気の英語講師です。
はい!よろしくお願いします!
ー「ビジネス英語のツボとコツ」とはどんな本ですか?
この本は、ビジネス英語について学ぶべきことがワンパックになっています。
ビジネス英語は、ビジネスで使う英単語やメールの定型文の書き方を学ぶだけでは不十分なんです。使用する表現の使いわけ、ニュアンスの違いなどを知っておくことでビジネス英語というものを上手に使って仕事に活かすことができるようになります。
そういったものをシーン別に英語単語や表現と一緒に上手に並べて、わかりやすく理解しやすくなるように書きました。
具体的には、まずはビジネスで使われる基本的な表現をシーン別に学ぶことができます。そして、それぞれの表現の使い分け、ニュアンスの違いを学べます。
ここまでは普通の英語学習の本ですが、今回この本では多くの方がやってしまいがちな間違いや、つまずいてしまうところの解決方法をわかりやすく解説しているので、とても納得しやすくなっています。
さらに、ここがポイントなのですが、
今この時代に重要な、世界中の人と英語で接する際のマナーや心がけについても学んでいただけます。
たとえ、日本語を使ってのやり取りだとしてもマナーや配慮が出来ないとコミュニケーションに差し障りがあります。特に外国の方の場合は、私たちの当たり前が当たり前でないことがたくさんありますよね。
ランチや夕食会などのオフィス以外で使える英語の表現と一緒に、そういった部分も載せました。
ー 外国の方へのマナーなどを知っておくことも大切ということですね。
はい、ビジネスでは相手の方から信頼を得ることが非常に重要です。英語を使うということは、つまり相手は外国の方ですよね。外国の方から信頼を得るためにコミュニケーションで必要なことをかいつまんで、英語の表現と一緒に学べる本になっています。
ー この本はどんな方にオススメですか?
英語は読めるけれども書けない、話せない、というビジネスパーソンの方に特にオススメです。また、学生の頃は英語の勉強を割と頑張っていたけれど、いざ話すとなると言葉が出てこない方、英語を時々話したりはするけれどビジネスでの表現に自信がないという方にも是非手に取っていただきたいです。お仕事で国際部になって、英語でやり取りしなければいけないけれどどういうところに気をつけなければいけないかわからない、という方にもオススメです。
この本で学べるのはビジネス英語の基礎です。
例えば、仕事中に誰かに何かをお願いする時の、「〜してください」。
これは、"Please" を使うことができるというのは、ほとんどの方がご存知だと思います。
"Please take a seat."
(どうぞお掛け下さい。)
さらにもっと丁寧にお願いしたい時、日本語でも「〜をしていただけますか?」と言うと思います。「〜をしていただけますか?」と言うべき場面で "Please" を使うと、少し一方的な印象を与えます。
ー なるほど、取引相手に「資料の確認をお願いします」と言うのと、「資料を確認していただけますか?」の違いですね。
はい、そのような、「〜していただけますか?」 というニュアンスを伝えるために、"Could you 〜?" や、"Would you 〜?" という表現を使います。
"Could you send me the file when you receive it?"
(ファイルを入手したら送っていただけますか。)"Would you please reply to me at your earliest convenience?"
(可能な限り早くお返事をいただけますでしょうか。)※P33
ー "Could" と、"Would" のニュアンスの違いもわかりません。
そうですよね、基本的には ”Could you~?” の方が ”Would you~?” より、より丁寧だと言われています。助動詞の元々の意味から違うんですね。 "could" 、つまり "can" は「~することができるか(物理的に可能か)どうか」である一方、 "would" 、 "will" は「~する意思があるかどうか」、ということを示します。さらにもっと丁寧な表現に「〜していただけますと幸いです」というものがあります。
"I would appreciate it if you could 〜."
(〜していただけますと幸いです。)※P33
お願いをする際の表現の使い分けのコツとしては、相手がそれをするのが当然の流れであるという場合と、こちらが協力をお願いするべき場面で整理できます。
このように、主にビジネスシーンで多く使われる基礎的な表現とそれらのニュアンスの違いについて、とても詳しくわかりやすく解説をつけてありますので、続きはこの本の中でご確認いただけると嬉しいです。
ー 使い分けのコツや注意すべき点がとても詳しく書かれているので、納得感がすごいですね、おかげですんなり覚えられます。
しっかり覚えて、ビジネスに活かして下さいね!
ー ビジネス英語の参考書なのに、ランチや夕食、観光案内まで書かれているのが珍しいなあと思いました。
ビジネスと一言で言っても、オフィスの中で仕事の話ししかしないというわけではありません。ランチや夕食をご一緒する機会も多くあると思います。
私は食べるのがとても好きで、ビジネスでもそうでなくてもいろいろな国の人と食事をしに行きます。
外国の方との食事の際に必要な英語表現などが書かれているビジネス英語の本は多くないと感じています。ビジネスに接待は欠かせないかなと思っているのですが、その時にこういうのがあったらいいなと思っている表現をたくさん入れ込みました。
例えば、ビール初めの一杯というけれど、本当にそれで良いのか? というエピソードや、ロック、水割り、ソーダ割りなどのお酒を注文するときの英語表現などです。
ー コラムの中で異文化理解についてもたくさん書かれていますね。
外国の方との関わりあいでは異文化について理解が必要になります。例えば、私たちが普段当たり前のように食事で口にしているものが相手によってはNGだったりします。そういった、接待の場面で必要になってくる英語表現に加えて、心得ておくべきマナーなどをコラムにはたくさん書きました。
ー レイナ先生は特にインドについて詳しいですよね。
今回は宗教の本ではないので、ヒンドゥー教徒の方はこう、イスラム教徒の方の場合は・・・、などそこまで具体的に書いたりはしませんでしたが、欧米以外の国のビジネスパーソンと食事をする上で何に気をつけたらいいかというところについては結構入れ込んでいます。
食については国や宗教によって随分異なりますし、複雑なのでその考え方を理解するベースとしても是非読んでほしいコラムです。ビジネスでのコミュニケーションというのは、仕事を取引する上での信頼関係を構築することだと思っています。相手に良い印象を与えて、信頼を得るためには、気配りや配慮、思いやりなど人としての基本的な部分が大事で、それを国や文化によって違う、適切なフォーマットで相手に見せることが大切だと思うんです。
ー 仕事上での英語表現にとどまらず、ビジネスという場面の全体を通して外国の方とコミュニケーションをとるためのポイントがたくさん詰まっているんですね。
ー この本を使った学習方法を教えてください!
まずは、一度全て通してお読みください。
次に、特によく出会う場面の章を選んで、じっくり読み込みます。
続けて、英語表現のダイアログの練習をします。シチュエーションごとに登場人物が会話をしている形式なので、そのシチュエーションを思い描きながら練習することがポイントです。
ダイアログの練習はもちろん、DMM英会話のオンライン英会話レッスンがオススメです。先生と一緒にそれぞれのセリフをしっかり暗記してスラリと言えるようになるまで練習してください。
ここで一つ注意です。ダイアログの練習をする前に、「ツボ」と「コツ」のページをちゃんと読んでくださいね。何が問題で、どういうところに落とし穴があるかなどを知った上でダイアログを練習すると納得感が違います。
ー たくさんの章があるので迷いますね、例えば私はどこからやればいいでしょうか?
実際にすべて大事ですが、まず特に役に立つのは E-mail です。
ビジネスでE-mailは必要不可欠です。
自己紹介、感謝、謝罪、依頼、言いにくいことを伝える、文字化けした場合、など、様々なシチュエーションでのE-mail表現についてたくさん書いたので是非マスターしてください。
また、日本について聞かれたり、観光スポットをご紹介することも多いと思います。
京都観光についての章には、まず京都とはどんな場所なのかをざっくりと、歴史的なところなどを説明するところから、公共交通機関の乗り方は一人で観光したい人のために一通り説明の仕方を載せています。京都の魅力を伝えていく表現を載せました。
体調が悪くなった時にどうしたらいいかという対応方法はもしかしたら役に立つかもしれません。
以前、インドからいらした教授をご案内中に具合が悪くなられてしまって、休めるところを聞かれたことがあります。
"What’s the matter?" 「どうしましたか?」 や、"Do you have a fever?" 「熱がありますか?」 などの表現をいざという時にとっさに言える事も大事だと思います。
また、一緒にお買い物を楽しむ方法や、お土産の名前も載せました。
みなさん、「ビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本」にご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。日本で生まれ育った英語学習者の方が必要としている情報をお届けしたいと思い、この本を書きました。
このビジネス英語の本を第一歩として、読了後にそれぞれの分野のより細かい部分についてもぜひ楽しく学んでいってほしいと思っています。
本の最後の参考文献のところでも異文化について学べる本をご紹介しているので、文化の違いなどに少しでも興味が沸いたら是非続けて読んでみてください。
この本が、もっと多くのビジネスパーソンが英語に親しむきっかけになりますように。英語を使い、自国の優れたサービスや商品の良さを伝え、臆せず対等に言いたいことを言える、おもてなしの心を持ちながらも主張できる日本人が増えますように。
レイナ先生は明るくかわいらしい笑顔の中に、知性と強さをみなぎらせ、口を開けばポジティブで惹きつけられる言葉が次々と飛び出します。
私は個人的にもお仕事的にも、月間何冊も英語学習参考書を読みますが、「ビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本」は、わかりやすさと、掲載されている英語表現の選択センスが際立ったとても良い本です。
夏休み、お盆休みを使って是非熟読してビジネス英語の基礎をマスターしたいです。
この夏しっかり練習して全部覚えます! と意気込み、レイナ先生からサインもらいました。
(大概口だけですが、今回はちゃんとやります!)
カワイイですね。
それではまた!
レイナ先生、今日はビジネス英語のツボとコツがゼッタイにわかる本について詳しくお話を伺わせてください。