濱名 栄作
(更新)
誰しも幼い頃から密かに抱き続けている「夢」や「憧れ」が一つや二つはあるのではないでしょうか。しかし、そこから何か具体的なアクションを起こして実現できる人はごくわずかです。
今回お話を伺ったのは、日本でのキャリアをかなぐり捨て、学生時代からの憧れであったMBA留学を達成した柴崎亮さん、29歳。
英会話は未経験、英語学習からもしばらく離れていた柴崎さんは、脱サラをしゼロからの再スタートを切りました。そして猛勉強の末、夢を現実のものとし、現在はアメリカのMBAで最先端のビジネスを学んでいます。
DMM英会話を始めて3年。今もなお、より高い英語力を目指して英語学習に励む柴崎さんに、効果的な英語学習法や今日までの苦悩と充実、そして今後のビジョンについてインタビューしました。
ー よろしくお願いします。まずは簡単な自己紹介をお願いします。
大学卒業後は会計士として、大手監査法人で監査や*IPO支援をしていました。その後、ベンチャー企業に転職して経理マネージャーとして上場準備やチームマネジメントを経験し、上場後は投資チームで働いていましたが、留学を諦めきれずに会社を退職しました。
現在は、アメリカ ボストンの起業に特化したMBA(Babson college)に通っています。
* IPO : 未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすること。
ー もともとMBA留学に対する憧れがあったのですか?
高校生ぐらいの時から憧れはありましたね。でもどうすればいいのか分からず、実現できないまま大人になっちゃって。このままだと一生できないんじゃないかというところで、一度リセットしてチャレンジしてみたんです。
ー とは言え、大人になってからの長期留学は勇気も必要ですし、環境にも左右されてしまうと思うのですが。
そうですね、周りからは反対されましたよ。
働いている時からダラダラと留学準備のための勉強はしていたのですが、やっぱり仕事をしながらだとなかなか時間が取れなくて。そのまま日本で年齢とキャリアを重ねていけば給料も上がっていくだろうし、プライベートでは子供ができるかもしれない。もしそうなった時に、日本での生活を捨てられなくなっちゃうんじゃないかなと思ったんですね(当時、27歳)。
そう考えているうちに「20代のうちに行っておこう」と思い、去年、29歳で留学に来ることができました。
ー 仕事をされていた時も含め、これまでどのような英語学習をしてきましたか?
学生時代は基本的に学校でやることのみで、大学生時代に周りに影響されて TOEIC を頑張って800点くらいにはなりましたが、その後5年ほど何もしていなかったので600点くらいまで落ちてしまって…。
ただ、留学をしたいとはぼんやり考えていたので英語学習を少しずつはしていたのですが、仕事をしながら傍らで勉強しているだけでは、MBA留学できるレベルまでは上がらないので、思い切って仕事を辞めました。そこから英語学習を本格化し、トータル1年くらい家で勉強していました。
最初は TOEFL 対策のために問題集を解いたり、一時予備校にも通っていました。が、そこで教わった「同じ教材を100回くらい聴く」みたいな勉強法では全然点数が上がらなくて、今思えば非効率な勉強をしていたと思います。その後、自分で考えながらやるようになってから、少しずつ点数が伸びていきましたね。
ー 具体的にはどのような学習を?
リーディングができないのであればいっぱい洋書を読むとか、リスニングができないのであればいろんな教材を聞く、そういった学習を始めてから徐々に力がついていくのを実感しました。あと、TOEFL はスピーキング試験もあるので、その対策としてDMM英会話を使って、1日2コマ50分のレッスンを受けていました。
ー 試行錯誤しながら学習をされていたんですね。その中でも効果が高いと感じた学習法は何ですか?
洋書と海外ドラマですかね。僕たち学習者って、教科書やテキストを本屋で買ってきがちだと思うんですが、そういうのに載っている英語って実際の生活ではあまり使われていないので、実際に使える英語を身につけたいのであれば、ドラマを見るとか洋書を読むのがいいと思います。
ちなみに、ドラマだと『ビッグバン★セオリー』が発音がはっきりしていて聞き取りやすいですし、内容も面白いのでオススメです。
洋書は自分の好きな本を読めばいいんじゃないかなと思っています。僕が最初に読んだのは、妻に勧められた*『Eat, Pray, Love』で、女性向けの本でしたが、英語が比較的簡単で読みやすかったです。読みたい洋書を Kindle で読めば、知らない単語の意味もすぐに調べられるので、諦めずに続けられると思います。
その他にも、例えばヨガが好きな人であれば、YouTube で英語のヨガ動画を見ながら練習をする、とかでもいいと思います。どんな英語レベルでも「自分の趣味や好きなことを英語で楽しむ」ことはできると思いますし、それを毎日30分ずつでもやると、1年後、3年後、すごい上達していますよ。
* 邦題 『食べて、祈って、恋をして』
ー では続いて、DMM英会話についてお話を聞かせてください。数あるオンラインレッスンのサービスの中からDMM英会話を選んでいただいた理由は何でしょうか?
全体的に見て、DMM英会話が一番いいサービスじゃないかなと思っています。
他社のサービスだとフィリピン人講師しかいないところがほとんどだと思うんですけど、DMMはスタンダードプランでもアジアやヨーロッパ、中南米と世界中の講師を選ぶことができますし、選択肢が多いということは自分にあった先生が見つかる可能性も高いということです。あと、教材のクオリティも他のところより高いですね。
ー ありがとうございます!
教材は何を使われていますか?
受験勉強をしている時は TOEFL や IELTS 教材を使っていましたが、最近はデイリーニュースを使うことが多いですね。
ー デイリーニュースを使う上で工夫していることはありますか?
英会話力を上達させるために、最初の単語の確認や記事の読み上げはレッスン前に自分でやっておいて、後半のディスカッション(アウトプット)に時間を使うようにしています。
リーディング力を上げたければ読んでもいいんですが、それは先生がいなくてもできることです。事前に記事とディスカッション部分の質問をざっと読んでおいて、何を話すのかを考えておくと、レッスンでもスムーズに喋れると思いますよ。いきなり質問されてもなかなかアイディアが思いつかなかったりするので。
「DMM英会話・デイリーニュース活用法」
https://www.path-to-success.net/dmm-news-speaking
ー これまで英語学習をされてきて、辛かったことはありましたか?
成長が見えにくいことですね。1日10時間の勉強を10日間続けたとしても、成長してるかどうかは自分では分からなくて、3ヶ月スパンじゃないと成長が感じられないのが辛いところです。
特に僕は仕事を辞めての背水の陣だったので、そのぶんプレッシャーもあって辛い時期もありましたね。
ー なるほど。そうした中で、学習の効果を実感できたのはどういった瞬間でしたか?
スピーキングに関して言えば、全く話せない状態でDMM英会話を始めたので、2、3ヶ月くらい毎日レッスンを受けて英語を話せば、ちょっとは上達したと感じることができました。
その後も半年くらいのスパンで成長を感じられていて、最終的にはMBA入学のための英語インタビューもクリアすることができました。
ー おめでとうございます!
柴崎さんは現在*「ネイティブプラン」をご利用されていますが、スタンダードプランからネイティブプランに変更したきっかけは何だったのでしょうか?
スタンダードプランで「話せるようになった・聞き取れるようになった」と思っていても、アメリカに来てネイティブと話したときに全然ダメで。発音も違うしスピードも早いし、使うボキャブラリーも違うので、「ネイティブと同等にコミュニケーションを取るためには、ネイティブと話さないといけない」と実感したんです。
学校の生徒は70%はインターナショナルですが、30%はネイティブの人たちなので、ネイティブの人たちとも話せるようにならないとダメだなと思い、ネイティブプランに移行しました。
でも正直、日本にいる時からネイティブプランで練習しておくべきたったと思いましたね。
* ネイティブプラン : スタンダードプランの講師に加え、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの英語を母語にもつ講師、またそれと同等レベルの英会話スキルを持つ講師による、より自然な英語表現や発音を使ったレッスンが受講できるプラン。
【詳細ページ】https://eikaiwa.dmm.com/lp/plusnative/
ー ネイティブプランはどういった方にオススメですか?
TOEFL 対策などの勉強だけじゃなく、「実際に英語を使いたい全ての人」にオススメです。どちらかと言うと日本にいても、フィリピン人と話す機会より、アメリカ人と話す機会の方が多いじゃないですか。であれば、ネイティブプランは真の英語に触れることができるのでいいですよ。
あと、アメリカやイギリス、オーストラリアなどに留学が決まっている、もしくは行ってみたいという人は、ネイティブプランを取ってその国の講師と話しておくと、留学する上で役に立つんじゃないのかなと思います。
ただやっぱり、喋る時間を増やすというのはすごい重要なことですし、英語を喋ることに対する抵抗感を減らすためにも、安価で英語を話せるスタンダードプランは有効です。
中には海外留学をしていた先生とかもいて、発音が綺麗でネイティブ並の英語を話す方もいらっしゃるので、僕はそういう先生のレッスンを取るようにしていましたね。
ー 続いて今後について、英語面での目標を教えてください。
仕事でもプライベートでも、「ネイティブと笑って会話をできる英語力をつける」です。ネイティブとも楽しみながら話せるようになりたいですね。
あと、学校の成績はまずまずなのですが、英語で説明される内容を全て理解できているわけではないので、これからもっと上達させたいと思っています!
ー 仕事面ではどうでしょうか?
日本の英語教育を変えるために、教育分野で起業したいと思っています。自分も英語ですごい苦労をしたので。
ただ、英語って別に日本人だけじゃなくて、中国人や韓国人をはじめ世界中の人が勉強したい言葉なので、日本以外の国でも何かできたらなあと思っています。また、英語をやった後は他の言語、例えば中国語やスペイン語とかにも進出していきたいという夢を持っています。
自分に何ができるかは分からないですけど、そういうようなことを学校のクラスの中でも話していますね。
ー では最後に、DMM英会話ユーザーのみなさまに向けてメッセージをお願いいたします。
英語の勉強って時間がかかりますし、上達が見えなくて諦めたくなることも多いと思うんですが、諦めないで正しい方法でちゃんと努力を続ければ必ず成果が出るものだと思っています。
僕も2年前は一切喋れない状態、自分が今こうして海外で勉強をしているのは想像もできないような英語力だったんですけど、なんとか英語の試験や面接にもクリアし、アメリカでもこうしてサバイブできています。世界の10億人が英語をしゃべっている中で、我々日本人ができないわけがありません。僕にできたのでみなさんにだって必ずできます。
勉強が辛くなったら僕のサイトを訪れてみてください。どうやって英語を勉強をしたらいいのかや、どうやってDMM英会話を活用したらいいのか、他にも洋書の選び方など、毎日楽しく英語学習を続けるためのリソースや勉強法を日々アップデートしています。
とにかく、英語の実力がいきなり伸びるとか、そんな魔法のようなことはなくて、1日30分ずつとか短くてもいいので、毎日続けることが目標達成につながると思います!
ー ありがとうございました。
「英語学習に魔法はない」
この言葉は、柴崎さんが運営する英語学習・海外留学コミュニティサイトの名前『There is no Magic!』にもなっていて、さまざまな学習法を試し、英語と真摯に向き合ってきた柴崎さんだからこそ、その言葉に重みを感じます。
勇気を振り絞り、大きな目標へと挑戦した柴崎さん。今後もDMM英会話は、「日本の英語教育を変える」という大きな夢に向かって突き進む柴崎さんを応援し続けます!
◆ 英語学習・海外留学コミュニティサイト『There is no Magic!』
https://www.path-to-success.net/
◆ 柴崎さんおすすめのDMM英会話教材「デイリーニュース」
https://app.eikaiwa.dmm.com/daily-news