りっか
(更新)
カリスマ的人気を誇る、英語講師安河内先生に英語習得のポイントと、オンラインレッスンの利用方法について伺いました!面白くてエネルギッシュな安河内先生の、「安河内流英語学習マインドセット講座」開講です。
まず大事なのは、「世界言語としての立ち位置を理解する」ということです。
ネイティブ幻想にとらわれない!これが大事。
英語はいろいろな国の人と話せる世界言語です。
ネイティブの英語だけではなくなっているんですね。
オーセンティックアメリカンの英語が聞き取れるようになっても、インドやフィリピンの英語は慣れないと聞き取れないんです。
みんな英語ネイティブスピーカーのように話せるようになりたいと考えるけれど、残念ながらそれはほとんど不可能と言っていい。
関根麻里さんや宇多田ヒカルさんのような英語を目指しても、彼らはアメリカで育ってるからあんなふうに英語を話せるけれど、普通はかなり難しい。
失望するだけです。
ネイティブスピーカーのようになる必要はありますか?
そうは思いません。言葉が相手に通じればいいんですよ。
大多数の日本人は、英語を本で覚えようとしてしまうんです。
「これは変な日本人の英語」や「こう言うとネイティブに笑われる」とかそういう本を読み過ぎなんです。
脅迫感を与えるような文言のもとで勉強していたら余計怖くなって喋れない。
フィリピンの人やルーマニアの人達なんてみんな「ネイティブに怒られる英語」満載でしゃべってます。
それでも英語でちゃんとコミュニケーションをとって、ビジネスをして、堂々と話しています。
ヨーロッパの人や中国の人もそんな英語満載です。
みんな三単現の"s"なんてついてないです。(笑)
まあ、まあ、さすがにネイティブの先生方はそうではないかもしれないですが。
「間違いながら話す」というところから入って行きましょう。
つまり、これから英語を勉強しようとしたとき、レベル設定を間違えないように注意してほしいということです。
日本人は自分が設定したレベル以下だったら披露しないという変な性質がありますから。
英語に関しては「間違ったら終わり」という考えをなくさないと一生話せるようになれないんだと思います。
「完璧な英語が喋れるように準備し、喋れるようになったら披露しよう」と考えて死んで行く。
使って使って使いながら覚えて行きましょう。
"Practice"(練習)がとにかく重要です。
「これは通じるかな?」て思って言ってみて、「ああ通じなかった。じゃあ別の言い方をしよう」という風に、繰り返して繰り返して通じる英語を身につけて行くというこの過程が必要です。
試してみて、笑われたり怒られたりしながら間違えなければ話せる英語は習得はできません。
スピーキングは練習あるのみですから。
私がいつも話している、"安河内流英語習得の心得"をお伝えします。
どんどん間違って、間違うことを楽しむこと。
びびらない。楽しむ。
間違いながら学ぶ!
もっと自信を持って話しましょう。
ネイティブスピーカーみたいに話せないことは全く悪いことではない。だってネイティブスピーカーじゃないんですからね。
日本に来ている外国人だってみんななまってますよね。
あなたの英語を喋りましょう。なまっていたって、それは自分たちの立派な個性です。
声が小さいんです!
もっと大きな声で堂々と話してください。
中学、高校初級の英語で十分話せるんだから、どんどん話してください。
三単現の"s"がついていようがいまいがほとんど変わらないんです。
主語がどうだから動詞がどうとか、そんなのを頭の中で計算していると時間はどんどん過ぎてしまい会話にならないですよね。
3年くらい喋っていると、自然と付くようになってきます。
初めは主語が来たら動詞がつくということでいっぱいいっぱいなんです。
でもそのうち余裕がでてきて、主語につられて"s"も付くようになってきます。
僕は大賛成。もっとがんばってほしいです。
なんといってもオンラインレッスンは安くて、毎日できる。
ノンネイティブの先生も多いけれど、いいことの方が全然多いです。
さっきも言ったとおり、英語は世界言語ですから、ネイティブの人であれば良いかというとそうでもない。
朝起きたらご飯食べて、オンラインレッスンをしてから会社へ。という使い方が理想的です。
英語が話せるようになりたかったら、本なんて読んでるよりオンラインレッスンをやったほうがいい。
とにかく場数をふまないと話せるようにはならないんです。
リスニングとかリーディングは本から学べると思うけど、話すことに関しては場数踏まないと。
フィリピンなまりや、ルーマニアなまりになるのを恐れている人もいるんですが、それの何が悪いんでしょうか?と僕個人は思います。
どんなに頑張っても結局日本語なまりになりますし、日本語なまりで話せば笑いもとれます。(笑)
「笑いをとれる」ということほど素敵なことはないですよ。
逆に日本人がパーフェクトで話せたら全然面白くないです。
ノンネイティブスピーカーの日本語なまりで堂々と話しましょう。
他の国の人達もみんなそうです。
それに、オンラインレッスンはいろんな国の人と話せるから、英語の使用を通じてネットワーキングされますよね。
普段、セルビアやウクライナで何か起こっても、ただの情報でしかない。
けれど、オンラインレッスンでウクライナの先生と毎日話していて、ウクライナで何かが起こったら、「あ、あの先生大丈夫かな?」と、世界を実感できるんです。
その国にいってみようかな?という気になったり、実際にフィリピンに言って、また帰ってきて、フィリピンの先生に「この前フィリピンに行って、あれ食べたよ」と伝えて、講師が「え、なんであれ食べなかったの!」なんていう話しにもなる。
そんな風に、実際にいろいろな国の人とコミュニケーションを取ることで、本当の意味で、グローバル化について考えることができるようになりますよね。
まあとにかく、あれこれ考えている前に、まず毎日やってみるのが先。
ノンネイティブとして、世界言語の英語を習得するために、毎日いろんな国の先生と話してみてください。