トロントの寒い冬を乗り越えるためのマストアイテム3選

こんにちは。
カナダ・トロント在住の Doga(@DogadogaTv)です。

トロントは一番寒い時期の1月〜2月頃だと-20℃ほどまで下がることがあります。四国で育ち、東京で暮らしていた私からすると、この気温は今までにない寒さでした。渡航前に漠然と「トロントの冬は寒い」というイメージは持っていましたが、実際に暮らし始めてから気づくことも多いものです。

そこで今回は、トロントの冬の寒さと、現地で必要になるだろうアイテム「厚手のジャケット」「ニット帽」「ブーツ」についてご紹介します。

※レートは、1CADドル=89.36円で計算しています (2017年7月時点)。

 

1. トロントの冬は「痛い」?

四季の変化がはっきりとしているトロントですが、特に冬の気温の下がり方には驚くものがあります。カナダ政府が独自の計算でまとめている1981年〜2010年のトロントの気温表を見てみると、1月の「Extreme Minimum(極度最低気温)」は「-32.8℃」と記されていることが分かるかと思います。

画像出典:Canadian Climate Normals 1981-2010 Station Data

Extreme Minimum なので、当然-32℃が続くことはほぼありませんが、-20℃を下回ることはよくあることなのです。この寒さになると、防寒対策をしっかりしていなければ、寒いという感覚を通り越し「痛い」という感覚にすら近くなります。

トロントの冬は11月から徐々に寒くなり始め、1月、2月でピークを迎え、4月頃に和らぐのが一般的。毎年この寒さによる事故・トラブルはあとを絶たず、気温が-15℃を下回った場合と、風を含めた寒さが-20℃を下回った場合には、トロント市から「Extreme Cold Weather Alert」(いわゆる低温注意報)が発表されるため、冬は頻繁にこの Alert を見かけることとなります。

それに反し、トロントの夏は体感温度が35℃を越えることがあっても湿度が低いため、日中カラッとしています。トロントに住んでいる人は「夏を楽しむために冬を乗り越える」と言う人が多いほどに、冬は過酷な季節なのです。

ただ冬は空気も澄んでいるため、雪が積もった光景は美しく、しっかり防寒対策さえしておけば楽しめる季節でもあります。また、トロントのダウンタウンでは、地下鉄から繋がる地下道も発達していますので、本当に寒ければ地下で休憩することも可能です。

2. トロントの冬にマストなアイテム!

続いて、極寒のトロントの冬を乗り切るためのマストアイテムをご紹介します。

 

フード付きの厚手のジャケット

これはもう言うまでもありませんが、厚手のジャケットを必ず1着持っておきましょう。できれば中に羽毛が入ったダウンジャケットの方が良いと思います。お洒落なジャケットを着こなしたいという気持ちは誰しもあると思いますが、過酷なトロントの冬では、そのお洒落感覚がアダとなることも。「東京で着ると暑いかも」と思うくらいの厚手のジャケットでちょうど良い、というのが私の感覚です。

また、トロントは寒さだけでなく、強い雪と風も併発しますので「フード」表面に「防水(撥水加工)」を備えたジャケットがおすすめです。

寒い日は頭部や耳に冷風が吹きつけ、一気に体温を下げてしまいます。しっかりと頭部と耳を守るだけでかなり違いがありますので、フードは大変効果的です。私が日本で暮らしていた時は、「フードは見た目のためだけにあるもの」くらいに思っていたのですが、実際にこちらで使うようになり、本当に実用的な機能だなと再確認しました。現地の人たちも雪、風が強い日は迷うことなくフードをかぶっているのをよく見かけます。

長い間雪に当たっていると、ジャケットもじわじわと濡れ、中に浸透してきてしまいますので、できれば防水(撥水)加工の施されたジャケットの方が心強いでしょう。実際に私が本当に寒い日に着用しているジャケットがこちらです。

アウトドア向けのダウンジャケットではありますが、大変暖かく、重宝しています。なお、薄手のジャケットしか持っていないということであれば、ヒートテックのような防寒機能を備えたシャツを2枚、その上に襟付きシャツ、セーターと、とにかく着込む方法もあります。ただ、それでも限界がありますので、厚手のジャケットを用意する方が安心だと思います。

また、お洒落で機能的なジャケットを求める人は、本場カナダの「Canada Goose」のものを使うのも良いかもしれません。トロントでも本当に人気で、街を歩いていると着ている人を至る所で見かけます。ただ、値段も10万円近くするものが多く、こちらでも高級品です。

 

ニット帽と手袋

先ほどフードについて紹介しましたが、ニット帽も忘れてはいけません。男性の方は、ヘアセットをしていたりすると、ニット帽をかぶるのが気になるかもしませんが、そのようなことを言っていられないくらいに冬は寒くなります。

また、頭の先に置くようなお洒落なかぶり方ではなく、耳の上を覆うほど深くかぶることもポイント。私も冬に外へ出かける際には、いつもニット帽をかぶっており、室内で着ていてもあまり違和感のない薄手のものと、厚手のものの2種類を使い分けています。ニット帽とフードを合わせるとなお暖かさが増して安心です。

また、体温の低下は体の先端からくるので、手袋を持っておくと心強いでしょう。
 

厚手のラバーソールのブーツ

ブーツもジャケットと同じく、厚手のものが良いでしょう。雪の上を歩いていると足元がすぐに冷えてしまいますので、薄手のものだと役に立たない可能性があります。また、雪が積もってしばらくすると、溶けた雪が再び氷となり地面が滑ってしまうことも多く危険です。できれば、滑らないよう、ブーツの底はラバーで堀の深いものが良いでしょう。

なお、トロントの靴屋でのブーツの種類・品揃えはとても豊富。日本でお気に入りの一足を買っておくのも良いですが、渡航時に荷物になりますし、トロントに来てから購入するという方法もあります。値段は120CADドル(約1万722円)くらいから揃っていて比較的リーズナブルですし、防寒機能も日本のものより高いはずです。

私がよく使っているブーツはトロントに来てから購入したもので、表面に撥水機能が備わっており、指先もラバーで、底の堀も深めのものとなっています。
 

まとめ

今回ご紹介したように、トロントの冬は確かに寒いです。

しかし、しっかり防寒対策をすれば、美しい景色を楽しめる素晴らしい季節であるとも言えます。トロント市庁前ではスケートリンクも解放されていますし、トロント市外へスノーボードやスキーをしに行く人たちも多いと聞きます。私も冬の澄んだ空気が好きで、寒さに負けずできる限り外出をするようにしているほどです。

トロントで冬の時期を過ごすことになる人は、家にこもりがちな冬でもしっかり楽しめるよう、今回紹介したようなアイテムを準備しておきましょう。そうすれば、厳しいトロントの冬がむしろ良い思い出にすらなるのではないでしょうか?