アメリカやカナダの薬局はどんな感じ?実際に使える会話例も紹介

外国の薬剤師

私はカナダの薬局(ドラッグストア)に行くのが大好きで、よく用もないのに立ち寄ったりします。

なぜカナダの薬局に行くのが好きかと言うと、カナダのたいていの薬局には小物や雑貨などが売っており、特に私の住むノバスコシア州は海に囲まれているので、海をテーマとした雑貨などが置いてあるところが多いです。

なかには地元のアーティストのアート作品や、地元の特産品などを売っている薬局もあり、意外な掘り出し物を見つけることもあります。

また、食品のなかにはスーパーより安く売っているものもあり、我が家ではミルクとたまごはいつも薬局で買っています。

今日はそんなカナダの薬局についていろいろと紹介したいと思います!

薬局で見かける英語や使えそうな英語表現、そしてカナダの薬局事情などぜひ参考にしてみてくださいね!

アメリカやカナダの薬局の店内

薬局内で二つの商品を見比べる女性

アメリカやカナダの薬局は日本の薬局というより、ドラッグストアのようで、一般用医薬品の他に化粧品、日用品、食品、文具雑貨、書籍などを販売しています。

日本のドラッグストアとの違いは、薬局のなかに調剤薬局が併設されていることで、日本のように調剤薬局(または保険薬局)のみという方が珍しいです。

薬局内に併設されている調剤薬局は、一般用医薬品が置いてあるコーナーの近くにあり、処方された薬と一般用医薬品は、調剤薬局で支払いができますが、その他の商品は店内の別のレジで会計をするのが一般的です。

また、調剤薬局には常に数人の薬剤師がいるので、市販薬についても気軽に質問できるのが嬉しいです。

ちなみにカナダの大手スーパーマーケットの多くも、店内に調剤薬局を併設しているので、買い物がてら処方薬をもらいに来る人も少なくありません。

薬局で見かける英語表記

多くの薬局は Drug(s) や Pharma… などが薬局名につきます。

Drug には「薬」や「医薬品」などの意味があり、pharma- で始まる言葉には pharmacy(薬局)や pharmaceutical(製薬の・薬学の)という意味があります。

この他にもいろいろな英語表記を見かけるので、ここで紹介したいと思います。

調剤薬局のコーナーに行くと、通常2つの窓口があります。1つは Pick-up、もう2つは Drop-off です。または Prescriptions(処方箋・処方薬)と書かれている場合もあります。

医師からもらった処方箋はこの Drop-off と書かれた窓口に持って行き、処方薬は Pick-up と書かれた窓口で受け取るようになっています。

ときどき、この2つの窓口以外にも Consultation と書かれた窓口を見かけることもあります。この窓口は薬や症状について薬剤師と相談したり、薬剤師による簡単な診断を受けたりするカウンターのことを指しています。

アメリカやカナダの薬局では薬剤師によるインフルエンザやコロナウイルスの予防接種を行っているので、Get your flu shot here(ここでインフルエンザの予防接種を受けましょう)や Book your flu shot now(インフルエンザの予防接種を予約しましょう)などの看板やポスターも目にします。

ここ数年では COVID-19 Vaccine Clinic(コロナウイルス予防接種クリニック)などの看板もずいぶん増えました。

薬剤師との会話例

薬剤師と会話をする女性客

次に薬局での薬剤師との会話例を紹介したいと思います。

一般用医薬品(over-the-counter medication)について質問するシチュエーション

たけし
Excuse me, could you tell me where I can find eye drops?
「すみません、目薬はどこにありますか?」
薬剤師
They are in aisle 10. Can I help you find them?
「10番通路にありますよ。目薬を選ぶのを手伝いましょうか?」
たけし
That would be great. I think I have hay fever so my eyes have been itchy.
「助かります。花粉症のようで、目がかゆいです」
薬剤師
This one is good for seasonal allergies.
「この目薬は季節性のアレルギーに良いですよ」
たけし
Okay, I’ll try this. Thanks. 
「じゃあこれにします。ありがとうございます」

処方薬を受け取るシチュエーション

カオリ
Hi, I have a prescription for some back medicine from Dr. Smith.
「スミス医師から腰の薬の処方箋をもらったのですが」
薬剤師
Let me see. Yes, we can fill out this prescription. It’ll take about half an hour.
「見せてください。はい、大丈夫です。調合に30分ほどかかります」
カオリ
Okay, I’ll come back later.
「わかりました。後でまた来ます」

(30分後)

カオリ
I’m here to pick up my prescription.
「処方薬を受け取りに来ました」
薬剤師
What’s your name again?
「名前をもう一度教えてもらえますか?」
カオリ
Kaori Suzuki.
「鈴木かおりです」
薬剤師
Okay, just a second please. Do you have any kind of insurance?
「少々お待ちください。何か保険に入っていますか?」
カオリ
No, I don’t.
「いいえ」
薬剤師
Okay, that’s $35.60. Take it three times a day after meals. Do you have any other questions about the medicine?
「では$35.60になります。1日3回、食後に飲んでください。薬について何か他に質問はありますか?」
カオリ
I think I should be okay. Thank you.
「大丈夫だと思います。ありがとうございます」

薬局事情

次にカナダの薬局事情について軽くご紹介したいと思います。

カナダは医師不足のため、ファミリードクターを持たない人が多いです。そのため、薬局で薬剤師に診断・処方してもらえるというサービスがあります。

このサービスは州の健康保険証を持つ人が対象で、サービスは限られていますが、このサービス内容に当てはまる場合、病院で何時間も待つ必要がないのでありがたいです。

【薬剤師による医療サービス(州により異なる場合があります)】

  • たいていの処方薬の補充
  • 16歳以上の女性への尿路感染症の薬の処方
  • 初期医療供給者として避妊法の相談、避妊薬の処方
  • 帯状疱疹・口唇ヘルペスの診断と処方
  • ライム病を媒介するクロアシダニによる咬傷か、クロアシダニが72時間以内に適切に除去されているかなどの診察、ライム病を予防するための抗生物質の処方

薬が処方されたときはお金がかかりますが、薬剤師による診察等は無料で行っています。

私の住むノバスコシア州はライム病を媒介するクロアシダニがとても多く、私たち家族も何度もダニに噛まれたり、足や衣類にくっついていたりという経験があります。

ですので、ダニに噛まれたらすぐに薬局で診断してもらえ、クロアシダニによる咬傷の可能性があれば、すぐに投薬治療を始められるのはとてもありがたいサービスです。

まとめ

今日はアメリカやカナダの薬局で見かける英語や英語表現、そしてカナダの薬局事情を紹介しましたが、いかがでしたか?

日本のドラッグストアとの大きな違いは、調剤薬局が併設されているかどうか、そして薬局で予防接種が打てるかどうかだと思います。

またカナダでは、薬剤師による特定の医療サービスも受けられるので、例えば処方してもらった薬が切れても、病院で何時間も待つ必要なく薬局で補充してもらえるのが嬉しいです。

このようにアメリカやカナダの薬局は、日本の薬局やドラッグストアより利便性が高いと言っても過言ではないと思います。

海外の薬局に行く機会があれば、ぜひ店内に入ってチェックしてみてください。何かかわいい雑貨や掘り出し物も見つかるかもしれませんよ!