エリザベス2世英女王が96歳で死去|ニュースに必ず登場する関連用語

エリザベス女王

イギリス王室は、エリザベス女王が9月8日(木)、静養先の北部スコットランドのバルモラル城で死去したと発表しました。

エリザベス女王は1952年に当時25歳の若さで即位し、在位期間が70年間と、歴代最長のイギリス君主でした。

報道を受け、ロンドンのバッキンガム宮殿では半旗が掲げられ、イギリス国内、そして世界中から悲しみの声が相次ぎ、女王の死を惜しんでいます。

今回は、女王の死去に関する多くのニュースを理解するために知っておきたい英語表現をご紹介します。

英語でニュースを読みたい方はぜひ「デイリーニュース」をご覧ください。

イギリス王室にまつわる英語表現

バッキンガム宮殿

エリザベス女王の影響は間違いなく偉大です。今後、イギリス王室関連のトピックが会話に登場することも増えてくるでしょう。ぜひ今回、王室にまつわる英語表現を覚えてみてください。

monarch|君主

まずは monarch(モナーク)です。これは、王や女王など、世襲(せしゅう)によって位につく統治者・支配者のことを指します。

The new ruling monarch of the UK will be King Charles III.
「英国の新しい統治者君主はチャールズ3世となる」

この例文にある ruling(ルーリング)は、to rule(支配する・統治する)という単語からきています。

monarchy|君主制

「君主制」や「王政」は monarchy(モナーキー)と言います。君主を国家元首とする政府または国を指す言葉です。

君主制の制度は、君主が全権を掌握する「absolute monarchy(絶対君主制)」と、君主の権力が政府によって制限される「constitutional monarchy(立憲君主制)」に分けられています。イギリスは後者にあたります。

Barbados decided to leave the British monarchy in 2021.
「バルバドスは2021年に英国王政から離脱することを決定した」

commonwealth|連邦、連合体

「コモンウェルス」という言葉は、一般的には「共通の利益で結ばれた人々の集団」という意味を持ちます。

この場合で使われる commonwealth は正式名称「Commonwealth of Nations」の略称で、56カ国からなる連合体を指し、加盟しているほとんどがかつて大英帝国の領土であった国々です。

互いに法的義務はありませんが、英語を主要言語、または主要言語の一つとして共有し、歴史的なつながりがあります。また、4年に一度、オリンピックと似たような「Commonwealth Games(コモンウェルスゲームズ)」を開催していることでも知られています。

The commonwealth must now choose a new leader following the death of Queen Elizabeth II.
「エリザベス2世女王の死去に伴い、英連邦は新たな指導者を選ばなければならない」

reign|治世、統治期間

名詞の reign(レイン)は、君主などの「治世」または「統治期間」を意味します。動詞として用いる場合は、「統治すること」そのものを指します。

【名詞として用いる場合】

The Queen's reign has finally come to an end.
「女王の治世はついに終わりを告げた」

【動詞として用いる場合】

The King will reign until his death.
「王は亡くなるまで統治する」

coronation|戴冠式

戴冠式(たいかんしき)とは、君主または王妃が、王冠を頭にいただいて、即位を告げる儀式です。発音は「コロネーション」。

Although the Queen's son became King the moment she died, his coronation will not take place for some time.
「女王の息子は女王が亡くなった瞬間に王となったが、その戴冠式はしばらく行われることはない」

state funeral|国葬

政府が主催する大規模な公葬で、通常、有名な公人のために行われます。エリザベス女王の国葬は、Palace of Westminster(ウェストミンスター寺院)にて行われる予定です。

Officials have been planning for the Queen's state funeral for years.
「役人は何年も前から女王の国葬を計画していた」

royal|王立

「王の〜」「王室の〜」を意味する言葉。王政の一部、関連、または公式に承認されていることを指します。

This will be a very difficult time for the royal family.
「王室にとって非常に困難な時期になるでしょう」

sovereign|主権者、主権を有する〜

Sovereign とは、「主権者」や「君主」を表します。また、形容詞では「主権を有する〜」と訳すことができます。

【名詞として用いる場合】

It is with a heavy heart that England will now crown a new sovereign.
「大変重い気持ちで、イギリスは新しい君主を迎える」

【形容詞として用いる場合】

It is the King's sovereign right to rule England.
「イギリスを支配するのは、国王の主権である」

address|演説

聴衆に届けられる正式なスピーチです。これも、名詞または動詞として用いることができます。

【名詞として用いる場合】

King Charles III will give a public address tomorrow.
「チャールズ3世国王は明日、公開演説を行います」

動詞として用いる場合】

He is expected to address the nation in the coming days.
「近日中に国民に向けて演説する予定です」

throne|王座、王位

国王や支配者が正式なイベントや儀式で座る椅子。また、君主制という制度そのものを指す場合にも使われることがあります。

For the first time in 70 years, a new person will sit on England's throne.
「70年ぶりに新しい人がイギリスの王座に座ることになった」
King Charles III will now ascend the royal throne.
「チャールズ3世が王位につくことになった」

※ascend the royal throne は「王位につく」という意味のフレーズ。通常、ascend は「昇る」という意味で使われます。

heir|継承者、世継ぎ

Heir(エアー)は「何かを受け継ぐ人」です。「相続人」を指す場合も。ちなみに、「家宝」は heirloom と呼びます。

With his father now King, Prince William has become heir to the throne.
「父親が王様になったことで、ウィリアム王子は王位継承者になった」

Her Majesty/His Majesty & Her Royal Highness/His Royal Highness|陛下と殿下

これらは王族の敬称にあたります。

Her Majesty は「女王陛下」、His Majesty は「国王陛下」を指します。直接呼びかける際は Her/His の代わりに Your を使うことが基本です。

そして His Royal Highness は「殿下」、Her Royal Highness は「妃殿下」を意味します。上記と同じで、第三者として言及する際は His/Her Royal Highness を使い、直接呼びかける際には Your Royal Highness を用いることが基本です。

Her Majesty will be arriving shortly.
「女王陛下はまもなくご到着されます」
May I introduce His Royal Highness, King Charles III.
「国王チャールズ3世殿下をご紹介します」

abdicate|退位する

「退位する」という意味の abdicate(アブディケート)は、「捨てる、破棄する、辞める」という意味合いを含みます。

King Edward VIII abdicated the throne in 1936.
「エドワード8世は1936年に王位を退いた」

jubilee|記念祭・祝典

ジュビリーとは、君主の生涯とその治世を祝う祭典のことです。プラチナやシルバーなどの金属や、ダイアモンドやサファイアなどの宝石と関連付けられることが多く、「何周年」なのかによって名称が異なります。

  • Silver jubilee(シルバー)|25周年
  • Ruby jubilee(ルビー)|40周年
  • Golden jubilee(ゴールド)|50周年
  • Diamond jubilee(ダイアモンド)|60周年
  • Sapphire jubilee(サファイア)|65周年
  • Platinum jubilee(プラチナ)|70周年
Queen Elizabeth II was the first British monarch to celebrate a platinum jubilee, celebrating 70 years on the throne.
「エリザベス2世は、王位について70年を祝うプラチナジュビリーを祝った最初の英国君主である」

pay tribute|貢ぎ物をする、敬意を表す

To pay tribute は、誰かやその功績を褒めたり、称えたりすることです。

People all over the world have been paying tribute to the Queen.
「世界中の人々が女王に敬意を表している」

さいごに

普段の生活で、イギリスの王室について話すことはなかなかないですよね。

今回、エリザベス女王の死去に関するニュース記事を読み、または聞くことによって、王室関連用語や表現を覚えてみてはいかがでしょうか。

ニュースは普段使わないような英語が身につくことが多いので、英語学習にぜひ活用してみてください。