留学前に知っておきたい!オーストラリア初心者のための「オージーライフ基礎知識」

留学先として安定的な人気を誇るオーストラリア。語学習得だけでなく、留学先で異文化体験をするのも留学の大事な要素のひとつです。

オーストラリアに来てからのさまざまな経験を通して「オージーライフとは何ぞや」を身をもって学ぶのが理想的ですが、とは言っても、やはり最低限の事前知識はないよりはあったほうがベターです。

現地在住者が教える最低限のオージーライフの基礎知識を予習することから、オージーライフ実現への一歩目を踏み出しましょう!

 

1.気候は温暖、でも紫外線には要注意!

日本の国土の20倍の広さを誇る世界で6番目に大きな国、オーストラリア。

全体的に夏はかなり暑くなりますが、湿度が低いので過ごしやすさは日本の夏とは段違い。総じてカラッとしています。

冬は寒くなるとはいえ、日本のような厳しい寒さになる地域は少なく、雪が降るエリアも内陸の高地の一部だけ。日本ほど四季の移ろいを感じるのは難しい分、一年を通じて過ごしやすい気候といって差し支えないでしょう。

ただ、人口の多くが集中する東海岸でも、北のブリスベン、ゴールドコーストと、南のシドニーでは気候はかなり違ってきます。さらに南にあるメルボルンは「一日に四季がある」と言われるくらいに気候が頻繁に変わることで知られます。

1つの国が大陸をなす大陸国家だけに、地域によって気候はかなり異なるので、自分の滞在先に応じてそのあたりの下調べはしておくといいですね。

抜けるような青い空が美しいオーストラリアですが、外出時の紫外線対策は欠かせません。というのも、国土の多くがオゾンホールの真下にあるオーストラリアは、世界でも有数の皮膚がん多発地域。

しっかりしたUVケアが当たり前で、国を挙げて

“Slip, slop, slap”

(Slip on a shirt, slop on sunscreen and slap on a hat / シャツを着る、日焼け止めを塗る、帽子をかぶる)のスローガンで日焼け防止の啓もう活動が行われてきました。それもあって、外出時の帽子やサングラスはおしゃれ目的だけでなく、紫外線対策の必須アイテムとして日常的に使われています。

 

2.マルチカルチャーの優等生国家

オーストラリアは、全国民の49%が外国生まれというマルチカルチャリズム(多文化共生)社会の優等生。留学先のほとんどを占める都市での生活では、そんなオーストラリアの多様性を日々目の当たりにしながら、さまざまな異文化体験をすることになるはずです。

いろんなバックボーンを持つ人々がともに暮らすということは、その分、異文化への理解と尊重が必要になるということ。これは、国民のほとんどすべてを日本人が占める日本に住んでいてはなかなか意識できない、留学生活ならではの貴重な経験です。

英語を母国語としない人々同士のコミュニケーションは、すべて “共通語” としての英語。つたない英語を介して、必死に自分、そして自分の国を知ってもらう。そんな経験を日々繰り返しながら送る留学生活は、皆さんが思う以上に刺激的なものになるに違いありません。

 

3.“G'day” でこなれた挨拶を


世界中からやってきた人々が暮らすオーストラリアでも、コミュニケーションの出発点は「挨拶」。老若男女問わず無難な “Hello”、知り合いなど打ち解けた仲では “Hi” も一般的で、これらの一言からコミュニケーションがはじまります。

「何かオーストラリアらしい挨拶は?」と聞かれれば、“G'day” でしょう。

この語源は “good day”、それが短くなって、発音はグデイ、オージー訛りが強い人はグダイと発音します。文字通り、時間に関わらず一日中使える便利な表現ではあるのですが、非ネイティブが使うと少しわざとらしく聞こえるのと、やや男性的なイメージが強い気がします。

それを分かったうえで、あえてオーストラリアらしい表現を使って相手に喜んでもらうなんていうのも、まわりと打ち解ける早道かも知れません。

また、Helloの後に “How are you?” と相手の気分を確認するのは、英語圏のお約束ですね。“How are you doing?” “How's it going?” などは、オーストラリアでもよく聞かれます。ここでも、ただ普通に言っていてはつまらないので、ほんのちょっとだけいじってみましょう。

男性の場合は、これに男性のオージーが当たり前に使うmate(米語のmanに相当)を添えて、

“G'day. How ya going, mate?”

なんて言ってみれば、オージーもびっくり。初対面でのインパクトは大で、親近感を持ったオージーからは、“ Good mate, how are you?”と返事が返ってきて、そこから一気に会話が弾むでしょう!

 

4.ハグやキスは、付き合いの深さに応じて

欧米文化での挨拶でつきものなのが、ハグやキス。オーストラリアは、上でも書いたマルチカルチャリズム(多文化共生)化が急速に進み、「オーストラリアではこうだ」と一概には言い切れることも少なくなってきています。

これまでの多数派を形成していたいわゆる白人系(アングロサクソン系)の人々は、親しい間柄でのあいさつでは男性と女性、または女性同士で軽く頬を合わせるキス。さらに親しければハグを交わすこともあります。男性同士は、ほとんどの場合で握手。仲が良ければ、ハイタッチから軽く肩を抱くくらいでしょうか。

ほかの民族では、たとえば女性に触れることすら禁忌とする場合もありますし、日本人を含むアジア人のようにそもそもキスやハグを習慣としていないケースもあるので要注意です

無難なのは、相手に合わせるか、紹介をしてくれる友達やホストファミリーに事前にどうすればいいかを聞いておくとトラブルは避けられそうですね。または、「頬とはいえキスはちょっと・・・」という人は、自分から進んで握手の手を差し伸べたり、あえて日本人らしくお辞儀をしてみたりなんてのもいいかもしれませんね。

 

5.No worriesで心配無用!?

最後にオーストラリアの国民性について。オージーと言えば、なんとなく大らかなイメージがあるようですが、確かに細かいことをは気にしない鷹揚(おうよう)な国民性はオージーらしさの最たるもの。そんな彼らの口癖は、その使い勝手の良さで、今や英語圏でどんどん広がっている “No worries”。

もともとは“No problem”(問題ない)と同義語だったこの表現ですが、もとの意味だけに留まらずその汎用性は留まることを知りません。了解や承諾の意味でも使われるし、とにかくオージーは “No worries” を連発します。家でも学校でもその言葉を耳にしない、そして、その言葉を自分が使わない日はないに等しいはずです。

そんな細かいことを気にしない “No worreis” 気質は、サービス業でも同様です。家のなかの水道や電気修理などを頼んでみたはいいが、お願いしたはずの職人さんが時間通りに来ない、はたまた約束の日に姿を現さないなんてことも日常茶飯事。予定時間が過ぎてから確認の電話をすると、「いや、ほかの仕事が忙しくてさ・・・」なんて悪びれる様子もなく、電話の最後にはお決まりの “No worries” です。

「いやいや、少しは心配してよ」というような状況も “No worries” で笑い飛ばせるようになれば、皆さんのオーストラリアでの生活も “No worries” ですかね(笑)。

 

まとめ

基本的には、とても親日的なお国柄のオーストラリア。日本に行ったことのある人もとても多く、日本語を話せる人に会うことも決して少なくありません。オージー英語は、日本では訛っているという有難くないイメージもあるようですが、そんなことは決してありません。オージー、特に女性が話す英語はとっても聞き取りやすいですし、慣れれば日本人にとても優しいアクセントだと思います。

オーストラリアでは、日本にいては絶対に体験できないスケールの大きな自然、さまざまなアクティビティが楽しめます。留学生活を有意義に過ごすためにも、どんどん積極的にオージーライフを体験してみてくださいね。