DMM英会話ブログ編集部
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語学留学を検討する際、「辞書は必要かどうか」で迷う方も多いと思います。電子辞書は、機能やメーカーによっても異なりますが、おおよそ2万~4万円ほど。
今回は「語学留学で辞書は必要なの?」「電子辞書はどのようなものがいいの?」「スマホのアプリじゃダメ?」といった電子辞書にまつわる疑問についてお答えしていきます! 語学留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
結論から言うと「語学留学に辞書は必要」です。
現地では辞書を使う場面がたくさんあります。授業中にわからない単語を調べたり自習でわからない部分を調べるのに使ったり、プライベートで語彙を増やすときの調べ物をしたりと、常に持ち歩いておきたいほどです。
留学において辞書が必須であることは先ほど説明した通り。しかし電子辞書だけでなく、スマートフォンの辞書・翻訳アプリもあります。では、どのタイプの辞書を使うのが良いのでしょうか。
メリット
電子辞書には複数の辞書が内蔵されているので、検索を行うと辞書別に比較ができます。それぞれの辞書によって翻訳の仕方は異なりますので、複数を比較することでより正確に翻訳できるようになるだけでなく、自分に合った訳を選べます。日本語でも同じ言葉に複数の意味があるように英語にも同じ単語で場面によって使い分けたい複数の意味がありますので、英語の学習においては大きなメリットです。
辞書だけでなく他の学習コンテンツも搭載されている電子辞書も多数販売されています。日常・ビジネス英会話のフレーズ集や、TOEIC、TOEFLなどの試験対策コンテンツなど、どの電子辞書を選ぶかにもよりますがその種類は豊富です。
通常、電子辞書には、学習関連以外にもさまざまなコンテンツが搭載されており、これらが留学時に大変役立つことがあります。例えば百科事典や薬・病気に関する事典など。インターネットが発達しているとはいっても、やはり母国にいるときより情報が少なくなる留学先で、何かを調べたいとき、病気やケガをしてしまったときなど、電子辞書はとても頼りになります。
デメリット
冒頭でもご紹介したように、電子辞書の相場は2万円~4万円ほど。機能によってはそれ以上かかる場合も。留学費用を少しでも抑えたい方にとっては少しハードルが高いですよね。
メリット
いつでも携帯して持ち歩くことの多いスマートフォンは、使いたいときにいつでも利用できて便利。日常的に英語に触れる外国では、いつでも使える点で非常に大きなメリットです。
有料の辞書アプリでも、3,000円~5,000円程度で購入できることがほとんど。インターネットに接続していなくても利用できるものもあります。
翻訳アプリには、翻訳機能以外にも便利な機能が搭載されているものがあります。よく使うフレーズの保存、音声入力からの即時翻訳など、アプリによっては電子辞書を超える便利さを持ったものも多くあります。さらに複数のアプリを上手に使い分ければ、辞書以上に活躍させることができます。
デメリット
授業中にスマートフォンの使用が認めていられない場合、たとえ翻訳目的であったとしてもスマートフォンを利用することはできません。事前に利用する語学学校の規則を確認したうえで、アプリを使用するかどうか検討するようにしましょう。
スマートフォンの通信環境は現地の電波状況に依存します。フィリピンのネット環境は、早いときでも日本のおよそ1/4(3mbps)。現地のWi-Fiも利用できますが、実際の電波が弱くて困ってしまう可能性があることは念頭においておきましょう。
現地の電波が不安だという方は、ポケットWi-Fiを利用するのも一つの手。ポケットWi-Fiは1,500〜2,000ペソ(日本円で約3,000円〜4,000円)程度で購入できるので、自分だけのネット環境を確保する意味でもオススメです。購入後はSIMにお金を入れて登録などの手続きが必要ですが、学校のスタッフに手伝ってもらえばさほど難しい作業ではありません。
電子辞書を選ぶポイントを紹介します。
1か月以上の中~長期留学を検討している方には大切なポイントです。語学留学において最も重要な辞典は英英辞典。理由は、語学学校の授業の多くが英語で行われることがあげられます。英和辞典で調べることも可能ですが、留学先では、英文をいちいち日本文に直す必要はなく、英文を「自分がわかる他の英語に置き換える」ことで英語力がついてきます。それを可能にするのが英英辞典なのです。さらに、効率よく英語力をアップさせるためには、“複数の英英辞典が搭載されているかどうか”について確認しましょう。
こちらはすべての留学者が対象の項目です。
「ある日本語に該当する英単語を知りたい」というときに、やはり和英辞典は必要です。
複数搭載されていればなおよいでしょう。
電子辞書の場合、電源は主に充電池と乾電池の2タイプあります。
電池の規格は世界共通ですので、乾電池タイプであっても現地で問題なく使用することができます。ただし、海外の乾電池は日本に比べて性能が劣る場合もあるので現地で購入する場合は気をつけましょう。
他に充電する機器が多くて電子辞書を充電する時間がないという方には乾電池タイプを、宿で気軽に充電できるタイプが良いという方は充電池タイプをオススメします。
調べたいワードの入力方法をとってみても、キーボード入力以外に、タッチパネルや音声入力など機種により様々な入力方法があるものもあります。辞書を利用する状況を想定し、自分に合ったものを選びましょう。
先ほども述べたように、留学先では英語辞書機能以外の機能、例えばTOEICやTOEFLなどの学習機能、百科事典機能など様々なコンテンツが入っています。英語以外の語学辞典を追加で入れることのできるものもありますので、必要な方はチェックしておきましょう。
スマートフォンやタブレットで利用できる辞書アプリや翻訳アプリは、日々進化を続けています。アプリの種類もかなり増えており、どのようなアプリを使えばよいかわからないという方も多いのでは。
アプリの種類は多岐にわたりますが、1番安全な選び方は「大手の配信元のアプリを選ぶ」ことです。著名で人気の高い辞書のアプリ版は、有料ですが、やはり辞書としての信用度はピカイチですし、Googleやエキサイトなどといった大手の翻訳サービスが提供しているアプリには、これまで企業が蓄積してきた膨大な翻訳データが利用されています。翻訳の精度に期待できる大手のアプリを使うと、翻訳のズレが起こりにくくスムーズに学習をすることが可能です。
アプリによって得意分野は異なります。音声入力に特化したアプリや、複数の辞書比較に特化したアプリ、学習機能に特化したアプリなど、特徴はさまざま。自分の学習スタイルによってベストなアプリは変化しますので、アプリの機能説明やレビューなどを参考にしながら必要な機能を持っているアプリを選ぶようにしましょう。
こちらでは、先ほどのポイントを踏まえて選んだオススメの電子辞書・アプリをご紹介します。
英語のコンテンツが充実しており、辞書はもちろんのこと、TOEICやTOEFLなどの試験対策テキストやビジネスで活用できるフレーズ集なども入っているため、多くの英語学習者に適していると言えるでしょう。
さらに、リチウム充電池を使用しているため電池交換の必要がありません。microUSBで充電できるため、スマートフォンなどの充電器を使うこともできます。
大学生や社会人の方が、日常会話やビジネスで使うフレーズを学びたい方にシャープ Brain PW-SB5がおすすめです。
収録している英英辞典: OXFORD現代英英辞典 第9版、ロングマン現代英英辞典 6訂版ほか
URL:http://www.sharp.co.jp/edictionary/lineup/pw-sb5.html
実勢価格:21,000円~
※2018年3月現在
こちらは乾電池を使用します。別売りのUSBアダプターを使うことも可能です。
英語のエキスパート・大学生向け。試験対策や、日常会話を学びたい方にオススメです。
収録している英英辞典:オックスフォード現代英英辞典(第9版)、オックスフォード新英英辞典 第2版ほか
URL:https://casio.jp/exword/products/XD-G9800/
実勢価格:29,000円~
※2018年3月現在
三省堂「ウィズダム英和辞典 第3版」と「ウィズダム和英辞典 第2版」をセットにした電子辞典です。スマートフォンに入れるなら、やはり使い慣れた英和・和英のセットがあると何かと便利です。
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※2018年3月現在
「Microsoft 翻訳」をApp Storeで
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語学留学に必須な辞書は、電子辞書、スマートフォンそれぞれに強みがあります。
それらを組み合わせて利用することで、英語の学習をより効率的に行えるだけでなく、プライベートも充実させることができます。
自分自身の学習する分野、用途に合わせて適切な辞書選びをするようにしましょう!