DMM英会話ブログ編集部
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フィリピンに留学する前に、いつが祝日なのか確認することはとても大切です。1年単位の留学の場合は仕方がありませんが、1週間や2週間の短期留学の場合、1日休校になっただけでも授業数がぐっと減ってしまいます。そして減ったからといって、返金や割引はありません。
せっかく日本を離れて勉強しに行くのだから、できるだけ休校されないタイミングを選びたいですね。フィリピンの祝日を知り、無駄のない楽しい留学生活を送りましょう。
フィリピンの祝日は年間約20日あり、「一般祝祭日(Regular Holiday)」と「特別祝祭日(Special Non-Working Day)」の2種類があります。毎年夏頃になると、フィリピンの大統領から一部の祝日を除き、翌年の祝日の予定が発表されます。一部を除いてというのはイスラム系の祝日のことです。イスラム教の宗教的な祝祭日である、「イスラム断食明け祭/ラマダン(Eid Ul Fitr)」と「メッカ巡礼祭(Eidul Adha)」は、ムスリム・フィリピン国家委員会が日付をフィリピン大統領に知らせてから決まります。そのため直前まで決まらず、年末に発表されます。
困ったことに、フィリピンの祝日は前年度と同じ日にちであるとは限りません。夏に発表されたものとは別の祝日が突然加わったり、決まっていたはずの日にちが変更になったりします。また、祝日にする予定はあるのに具体的な日にちが直前まで決まらない祝日さえも存在します。
祝日には、移民局や銀行、郵便局などの公共機関は休みになります。学校も休校になるところがほとんどで、その場合食事の提供もなくなることがほとんどです。さらに学校ごとの休校日が加わるので、休みはさらに増えます。何も知らずに留学期間を連休に設定してしまった場合、数日しか授業が受けられない事態もありえます。
せっかく常夏の国、フィリピンに来たのだからビーチリゾートも楽しみたいですよね。留学先に人気のセブ島の場合、語学学校のほとんどが市街地にあるため近くにビーチはありません。そのため、プライベートビーチを楽しむためには移動時間を考え、休校日にした方がいいでしょう。プライベートビーチのほとんどはホテルに併設されているため、祝日でもビーチに入れますので安心してください。
フィリピンはASEAN唯一のキリスト教国で、その国民のおよそ83%がカトリックであり、その他のキリスト教が10%を占めています。フィリピンはおよそ400年間スペインに支配されていた歴史があります。その頃にローマ・カトリックの布教が盛んに行われたため、今もキリスト教信者が人口の大半を占めています。人口の多くがキリスト教信者であり、またフィリピンには信仰心の厚い人が多いです。そのため、フィリピンに住む多くの人がクリスマスには高い関心を寄せています。
クリスマスといえば、12月25日のことでしょう! と言いたくなりますが、フィリピンのクリスマスは9月に始まります。日本人にとって、9月といえばクリスマスなど頭の片隅にもないまだまだ暑い時期ですが、フィリピンではすでに街中にクリスマスムードが漂い始めます。そしてそのまま、フィリピンのクリスマスは翌年1月まで約半年間続きます。
日本のクリスマスは、恋人同士のイベントのイメージがありませんか? フィリピンでは、クリスマスは大切な家族のイベントです。この日を待っていましたとばかりに、家族や親戚のみんなが集まり、たくさんの料理を囲んだりお酒を飲んだりして楽しみます。また、それぞれがプレゼントを用意し交換する習慣があります。
セブ島には「シューマート」や「アヤラ・センター・セブ」などの大きなショッピングモールがあります。クリスマス前になると、交換するためのプレゼントを求めて多くの買い物客が訪れます。人混みにはスリが紛れていることも多いので、買い物に出かける際は気を抜かないようにしましょう。
また、これらのショッピングモールは基本的に定休日がなく、普段は夜遅くまで営業していますが、クリスマスから年末にかけては営業時間が変則的になるので注意しましょう。
フィリピンの祝日は、学校が休校になることを頭に入れておきましょう。休校になっても返金や授業の振り替えなどは基本的にありません。大切な留学期間を無駄にしないために、必ず事前にエージェントに問い合わせて相談しましょう。その上で留学期間を決めることが大切です。しっかりと勉強をし、そこでしか作れない思い出をたくさん作ってくださいね。