カナダ留学に保険は必須!いろいろな保険の種類と選び方を解説

留学前に医療保険は必ず加入しましょう。カナダで病気や事故に遭って病院に行った場合、日本と同じように3割負担にはならず、高額な医療費がかかるからです。

保険には、「カナダ現地の保険」「国内保険会社の保険」「クレジットカードの海外旅行保険」などの種類があります。

今回は、カナダ留学で保険が必要な理由と、各種保険の特徴と選び方を解説します。

保険加入が必要な理由

カナダは医療費が高い

カナダの医療費は日本の2倍~3倍。大きなケガや病気にかからなくても、病院に行くだけで出費がかさみます。

例えば、風邪にかかると1回の通院と薬代で約1万円、盲腸の手術費は約80万円もかかります。万が一に備えて医療保険の加入は必須です。

学校によっては保険加入が義務

カナダの学校によっては、留学生の保険加入が義務付けられています。これは「医療費を支払えず学校に通えなくなった」という学生を減らすための施策です。

学校が保険加入を義務付けている場合、入学書類に記載されています。学校によっては加入する保険を指定しているため、留学前には必ず入学書類を確認しましょう。

生活環境の違いで体調を崩しやすい

カナダは日本よりも寒く、夏場でも夜は冷え込むなど、気温の変化が激しい国です。日本と違う環境で、体調を崩しやすく病院に通う可能性も高くなります。

また、現地の食べ物が体質に合わなかったり、食中毒にかかったりする可能性もあります。数ヶ月程度の短期留学だとしても、万が一に備えて保険に加入しましょう。

カナダ保険会社の保険

カナダの現地の保険会社は、留学生向けの医療保険を提供しています。保険料は1ヶ月あたり6,000円程度で、日本の保険会社が提供している医療保険より保険料が安いです。費用を抑えたい方にオススメです。

日本の海外旅行保険には、物が盗まれたときに補償される「盗難補償」や、第三者にケガを負わせてしまったときに補償される「賠償責任補償」が付いています。しかし、現地の医療保険は自身がケガや病気に遭ったときの医療費のみが補償です。

現地の医療保険は、カナダ留学前にインターネット上から保険加入手続きができます。手続き日から保険適用開始まで1週間程度かかるため、留学前に手続きしておきましょう。

現地保険会社の紹介

保険会社名特徴
Guard Meカナダ最大手の留学生向けの保険会社。
大学やカレッジが推奨保険として採用している。
Johnson Fu設立から25年以上の老舗保険会社。
掛け金を増やして補償額を変更できる。

国内保険会社の留学保険・海外旅行保険

日本の保険会社が提供している留学保険・海外旅行保険は、ケガや病気の医療費用補償だけではなく「死亡・後遺障害補償」「盗難補償」「遭難救助補償」なども補償されます。保険料は1ヶ月あたり2万円程度です。

日本の医療保険に加入するメリットは、保険会社が医療機関に直接医療費を支払う「キャッシュレス治療サービス」があります。高額医療費が発生した場合でも、費用を一時的に立て替える必要がありません。

多くの保険会社では、日本出国後は保険に加入できないと決められているため、必ず留学前に保険加入手続きをしましょう。

保険会社の紹介
  • AIU保険
  • 損保ジャパン
  • 三井住友海上
  • ジェイアイ傷害火災

保険プランによって保険料が変わる

保険会社の保険はいくつかプランが用意されており、補償額が高くなると保険料も高くなります。補償額は高い方が良いのですが、必要以上の補償を付けると掛け金がムダです。

保険プランは、ケガや病気の医療費が補償される「治療・救援費用」、持ち物が壊れた時に補償される「携行品損害費用」、他人にケガを負わせてしまった場合に補償される「賠償責任費用」の補償額が高いプランを選びましょう。

留学時に必要な補償額目安

補償内容補償額目安
治療・救援費用500万円以上
携行品損害費用所持品の価値に応じて決める
賠償責任費用5,000万円以上

また、保険によっては、歯医者に行った際に補償される歯科治療費用がプランに含まれていません。虫歯に不安のある方は、留学前に歯科検診を受けておくか、歯科治療費用の保険プランを追加で申し込みましょう。

クレジットカードの海外旅行保険

クレジットカードには、海外旅行中の医療費が補償される海外旅行保険が付いています。海外旅行だけではなく、留学も保険の補償対象です。

保険適用の条件として、旅行代金をクレジットカードで支払った場合に適用される「利用付帯」、クレジットカードを持っているだけで適用される「自動付帯」があります。留学前には、持っているクレジットカードの保険適用条件をカード会社のホームページで確認しておきましょう。

海外旅行保険は、日本出国から90日間補償されます。短期留学の方は、クレジットカードの海外旅行保険があれば別途保険加入は必要がありませんが、90日以上の長期留学の場合は保険会社の保険に加入しましょう。

また、複数のクレジットカードを持っている場合、死亡・後遺障害の保険金は最も高い補償額が適用されます。傷害治療費用(ケガ)や疾病治療費用(病気)の保険金は、各クレジットカードの補償額を合算した保険金が適用されます。高額の入院費や手術費が発生しても補償されるよう、合算して200万円以上の補償額は確保しましょう。

国民健康保険

国民健康保険に加入している方がカナダで医療費を支払った場合、日本の医療費に換算した7割(3割負担)が支払われます。カナダの医療費は日本よりも高いため、実際には3割以上負担するケースがほとんどです。

たとえば、カナダで10万円の医療費を支払っても、日本の医療費に換算すると3万円だった場合は21,000円が支払われます。このように実際の医療費の2割程度しか支払われない場合もあるため、留学においての国民健康保険は補助的な保険であることを覚えておきましょう。

カナダ各州の公的医療保険

カナダには、州に滞在する人が加入できる公的医療保険があります。公的医療保険の加入者は、医療費を一時的に立て替える必要がなく、キャッシュレスで診療を受けられます。保険料は1ヶ月あたり6,000円程度で、カナダ保険会社の保険料と同等程度です。

公的医療保険は、州によって加入条件が異なります。例として、ブリティッシュ・コロンビア州の公的医療保険MSP(Medical Services Plan)では、下記の加入条件を満たす必要があります。

  • 学生ビザもしくは就労ビザを持っていること
  • 半年以上ブリティッシュ・コロンビア州に滞在すること

また、デメリットとして申請から約3ヶ月間は保険が適用されません。州の保険に加入する場合、保険適用までの間は他の保険を利用する必要があります。

半年以上の長期留学者の方は、州のホームページで加入条件を確認してみましょう。

まとめ

留学時に加入する保険は、保険によって加入条件や補償条件が異なります。留学期間や予算に応じて、自分に合った保険を選びましょう。

保険の種類保険料
(1ヶ月)
現地保険会社の保険約6,000円
保険会社の留学保険・海外旅行保険約20,000円
クレジットカードの海外旅行保険無料
(カード年会費がかかる場合あり)
国民健康保険地域や所得による
カナダ各州の公的医療保険約6,000円

留学費用を抑えたい場合、現地保険会社の保険に加入することをオススメします。医療費用だけではなく盗難事故も補償してほしい、日本語で病院の紹介などサポートしてほしいという方は、国内保険会社の留学保険・海外旅行保険に加入しましょう。

3ヶ月以内の短期留学の方は、出国から90日間補償されるクレジットカードの海外旅行保険を利用しましょう。6ヶ月以上の長期留学の方は、キャッシュレスで診療できるカナダの公的医療保険がオススメです。