カナダ留学中の携帯電話はどうする?運用パターンを3つに分けて解説!

現代人にとってなくてはならないものとなった携帯電話。
これは留学やワーキングホリデーで海外生活をする上でも同様です。

では、カナダに留学中の日本人はどのように携帯を使用しているのでしょうか?

数年間滞在予定ということであれば、迷うことなく現地で携帯電話を契約される方が多いと思いますが、ワーキングホリデーや、修学許可証なしで通える半年以内の短期留学の滞在の場合だと少し話が変わってきます。

今回は、ワーキングホリデーや短期留学でカナダに来られる方々の携帯電話の利用状況を、パターンごとに紹介します。

 

1.ワーキングホリデーや短期留学生の滞在の特徴

ワーキングホリデー短期留学は、修学許可証を必要とする高校、専門学校、大学などの半年以上の修学を想定している長期留学(2年〜4年が一般的)と異なり、滞在期間が短いという点が特徴です。

例えば、カナダでのワーキングホリデーは最長滞在期間1年間と決まっています。修学許可証なしの「観光ビザ」で語学学校へ通うケースだと滞在期間は半年。つまり、ワーキングホリデーと観光ビザを合わせても、最長で1年半という滞在期間になりますので、この限られた期間のために携帯電話を契約するかどうかは悩ましいところです。

また、1年半を必ずしもカナダで過ごすとは限りません。カナダはアメリカ、メキシコ、キューバにも近く、滞在期間最後の1、2ヶ月を使って旅行をする人も多く見られます。

また目的によっては、当初の予定より早く帰国するケースもあるでしょう。例えば、初めての海外経験のため、カナダで生活し続けていくことが精神的に難しいと感じ、当初の予定より早く帰国する人たちもいます。これらを考えると、必ずしも1年半、カナダで携帯電話を使い続けるとは限らないということが分かると思います。

 

2.選択肢は大きく分けて3パターン

では実際に、カナダで生活する日本人留学生はどのように運用しているのでしょうか。

前職で携帯電話を日本人やその他の外国人へ販売する仕事をしていた私自身の経験をもとに、選択肢を3パターンに分けてご紹介します。

 

SIMロックがかかった日本のスマートフォンをWi-Fiだけで運用

日本で使い慣れたスマートフォンをカナダでも使い続けたい、という方は多くいます。しかし、日本の携帯会社で購入したスマートフォンは契約後一定期間を過ぎなければ、SIMロックを外せません。

SIMロックとは、特定の携帯会社のサービスしか使えないようになっている状態のこと。そのため、渡航時期によっては、SIMロックの解除を携帯会社に依頼することが間に合わないケースが出てきます。つまりその場合だと、同じスマートフォンをカナダの電話番号を取得して使うことができないというわけです。

この問題への対処法としては、現地で携帯会社とは契約をせずWi-Fiのみで利用する、というものがあります。もちろん契約をしないということは、電話番号を取得できないことになるため、現地での仕事探しや家探しの際には多少苦労するかもしれません。

しかし、カナダの電話番号を無料で取得できる無料のメッセージアプリ「TextNow」を使ったり、FacebookやSkypeの電話機能を使ってうまく運用することも可能です。また都市によっては、無料Wi-Fiも多く飛んでいるため、普段の連絡手段にはそれほど困らないのではないでしょうか。

 

日本から持ってきたSIMフリーのスマートフォンを使うため、SIMカードだけを購入

続いてご紹介するのは、日本で使っていた端末のSIMロックを解除したり、もともとSIMフリー端末を事前に買っておくというケースです。

iPhoneは、直接アップルストアでSIMフリー版を購入できますし、Android端末に関しては、モデルによっては直接メーカーのサイトやAmazonを通してSIMフリー版を購入することできます。

この場合、現地で端末本体は買わずにSIMカードだけ購入することになります。ただし一点注意が必要なのが、スマートフォンは国や端末によって電波の周波数が異なるということ。SIMフリーの端末だからといって、必ずしも希望の携帯会社で使えるとは限りません。モデルによっては、カナダのどの携帯会社にも対応していないケースがあるのです。

お持ちの端末が希望している携帯会社の周波数に対応しているかどうかは、事前に必ず確認しておくことをお薦めします。全て英語表記ですが、端末と各携帯キャリアの対応有無を確認することができる便利なサイト「FrequencyCheck」を使ってみるのも良いでしょう。

 

格安スマートフォン or ガラケーを購入

3つめは、現地の携帯ショップで、格安のスマートフォンをSIMカードと一緒に買う、もしくは電話とテキストメッセージだけ送れるいわゆるガラケーを買うケースです。

こちらは、日本国内で携帯を契約するのと同様に、シンプルに現地で契約します。ガラケーは安いものだと、現地で49CADドル(約4300円)で購入できますし、さらに安い金額で中古端末を売っているショップもあります。また、スマートフォンでも100ドル(約8800円)ほどで購入できてしまいます。

最低限、電話とテキストメッセージ、インターネットが使えれば良いというのであれば、特にハイスペックな端末は必要ありません。限られた期間のみの利用ですので、使用後は別の人へ譲ったり、次回カナダに来た時のために日本へ持って帰る人も多いようです。

また応用編として、インターネットやアプリを使う際は、日本から持ってきたSIMロックのかかったスマートフォンにWi-Fiを繋げて使用し、電話とテキストメッセージだけガラケーを使う、という方もいらっしゃいます。

なお、これらの3パターンの他に「端末をレンタルする」という方法もあるのですが、レンタルサービスは正式な携帯会社では提供されていないのと、レンタル端末は再利用が多いですので、バッテリーがもたなかったり、希望端末が手に入るまでに時間がかかったりすることもあるようなので、状況に合わせて検討した方が良いでしょう。

 

3.あなたは何を重視する?

ここまで紹介してきましたように、現地での携帯電話の運用方法は様々です。どの選択肢が最も自分に合っているのかを判断するためには、自分が滞在先で携帯電話をどのように使っていきたいのかをイメージしてみることが大切。それにより、自分がどの機能を重視しているのかが分かってくるからです。

例えば、家を借りたり、仕事を探すために電話番号だけが必要ということであれば、無料メッセージアプリを使うのがいいでしょう。外出時に常に繋がる通信手段を確保しておきたいのであれば、ガラケーや格安スマートフォンを購入する方が得策かもしれません。

せっかくの海外ですので、色々な観光地、お店を回りたいと思っている人であれば、Googleマップや交通機関の確認アプリなどが使えると便利でしょう。そういう人たちにとって、スマートフォンをWi-Fi環境下でしか使えないというのは厳しいはずです。

短期滞在といえど、旅行ではなく、自分が現地に「住む」という感覚で、改めて自分がどのようなモバイルライフを送りたいのか、じっくりと考えてみてくださいね。

 

おわりに

慣れない海外で連絡手段がないのは不安なものです。だからこそ誰もが到着後すぐに携帯電話を求めるのでしょう。

しかし、しっかり自分の使い方や状況に合った運用方法を検討しなければ、後悔することにもなりかねません。私も前職で、あとで後悔をして端末を買い換えた人を何人も見ました。

日本から持ってきたSIMロック端末を使い続けるのか、SIMフリーの端末を用意して現地でSIMカードのみ契約するのか、もしくは現地で端末ごと買ってしまうのか、出発前にしっかりと検討しておきましょう。