DMM英会話ブログ編集部
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語学勉強をした後のステップとして、自分の英語が海外でどれくらい通用するのかを試してみたいと考える方も多いことでしょう。また海外で働くことで、学校とはまた違った形での英語の表現力やコミュニケーション力を養うこともできます。ここでは、カナダへ語学留学した際にどのようなビザや滞在ステータスであればアルバイトができるのかをご紹介します。
結論からいいますと、語学留学でアルバイトはできません。厳密に言うと、英語またはフランス語を第2言語として学習する(ESL / FSL)の語学留学の学生は不可です。また、交換留学生も働くことはできません。
ただし専門学校や大学など、国が指定した学校でのフルタイム留学であれば条件付きでアルバイトできます。カナダ留学をする例に沿って、もう少し詳しく見てみましょう。
アルバイトはできません。無給のインターンシップも不可です。ただし、ボランティアはできます。
語学留学の場合はアルバイトができません。ただし、専門学校や大学などのフルタイム留学で、指定教育機関の学校(DLI)であれば、On-Campus、Off-Campusの対象として働けます。また、Co-opプログラム対象の専門学校に通っていれば有給・無給インターンシップが学校のプログラムに含まれているので参加が可能です。ボランティアもできます。
どのタイプの学校に通っていても、アルバイトは可能です。ボランティアもできます。また、インターンシップも無給・有給ともに行うことができます。
学生ビザでは、On-CampusかOff-Campusで働けますが、いくつか条件があり、それらを満たしていることが必須です。またアルバイトもできる時間数も決められていますので、その時間数を超えないように注意しましょう。学生ビザは、あくまでも学校で勉強をする目的で発行されています。
On-Campus(オンキャンパス)は、大学やカレッジなどの学校内でアルバイトすることをいいます。アルバイトの内容は、学校内のカフェテリアや本屋、事務所などの比較的かんたんな仕事です。アルバイトの募集は学校内で行っているので、そこから応募します。
Off-Campus(オフキャンパス)は、学校の外でアルバイトをすることをいいます。さまざまなジャンルのアルバイトが経験でき、新しい経験や出会いがあるのでとても魅力的です。しかし、Off-Campusの条件はOn-Campusよりも少し厳しくなっています。
アルバイトは、授業がある学期中は週に20時間以内で働け、夏休みや冬休みなど学校の長期休暇中には、週に40時間のフルタイムで働けます。
また、現時点(2017年)では上記の条件で働けますが、カナダ政府が急に条件を変更することがあります。学校に通いながら、必ずアルバイトもしたいと考えている方は、事前に最新情報を確認することをオススメします。
ワーキングホリデービザは、あくまでも休暇を楽しみながら働けるビザなので、就労メインで使用できません。とはいえ、かなり幅広いジャンルの仕事に就けます。
カナダのワーキングホリデービザは、一生に一度、18〜30歳までの人だけが活用できるビザで、延長はできません。このビザがあれば、カナダ人とほぼ同等に働けます。ワーキングホリデービザでの渡航後、すぐに働けば、最長で1年間の就労が可能です。
働く条件は問題ありませんが、このビザは1年間だけの期限付きです。残り期間が少ないと雇用側が受け入れてくれない場合があります。アルバイトであれば気にすることはありませんが、フルタイムのポジションや企業で働きたいと考えている方は、早めの行動をオススメします。
その他カナダで働く方法は、永住権を取得する方法とワークパーミット(労働許可証)を雇い主から発行してもらう方法があります。しかし、どちらもある程度の語学力が必要で取得するまでに時間がかかります。
特にワークパーミットは、特別なスキルや資格を持つ人、その人でなければできない仕事に発行されやすいといわれています。そのような職業に就いている人には、カナダで働くチャンスが高いかもしれません。
学生ビザの条件やその内容は、予告なしに変更や廃止となる場合がよくあります。留学エージェントやカナダ政府のホームページなどを活用して、ビザ申請や渡航前には必ず最新の情報を確認するようにしましょう。