Ayako Inoue
(更新)
親子留学の敷居がこんなに低い時代が来るなんて!?
ほぼ英語の話せない私と、1年オンラインレッスンを続けた小学校1年の娘。
夏休みに海外旅行感覚でフィリピン・セブ島へ3週間の親子留学に挑戦し、セブ島に留学して本当に良かった!と思った理由をレポートします!
オンラインレッスンで、フィリピン人の先生の笑顔の多さ、明るくて楽しい雰囲気を常々感じていましたが、留学中は語学学校で授業中・昼休みを問わず、娘は先生にとてもかわいがってもらっていました。
英語が上手く話せなくてもなぜか楽しくコミュニケーションが取れてしまう、そんな魅力がフィリピン人の先生にはあります。
留学前はオンラインレッスンのおかげで発音がめきめき良くなった娘でしたが、先生からの質問には答えられても、自分から英語を積極的に話すことが出来ない状態でした。
しかし、オープンマインドな先生たちのおかげで、初日から私とは離れて授業を受けることができていました。フィリピン人の楽しくて大らかな性格は英語の学習を始めたばかりの子供にぴったりです!
留学中は授業を受けたり、先生と休み時間におやつを一緒に食べたりすることで、自然と簡単な言葉で先生とコミュニケーションを取ろうとするようになりました。(リアルなコミュニケーションってすごい!)
休み時間まで一緒に子供と遊んでくれる先生たちの温かさに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいでした。
また、私自身も1日かけてゆっくり学習する機会にめぐまれ、母親としてではなく一人の大人として授業に集中することができ、充実した時間となりました。
子供のいる先生とは国籍は違ってもママ友みたいな会話になりますし、フィリピンの幼児期からの英語教育の熱心さとその理由にふれることができたのも良い思い出です。今後の英語教育の参考になるアドバイスをいただくことができました。
グループレッスンが主流の欧米諸国への留学と比べると、マンツーマンレッスンが主流のフィリピンは、我が子にレベルを合わせて学習を提供してもらえる最高の環境です。また人件費の安さから、受講料もお手頃価格というのもうれしいポイント。
グループレッスンだとクラスの雰囲気に左右されがちで、子供の性格によっては、ほかの子供を意識して引っ込み思案になってしまったり、英語のレベルは同じでも異なる年齢が集まって学習速度が合わない、なんてことも起こり得るので心配です。
その点マンツーマンレッスンなら、子供の能力やペースに沿った効果的な英語学習環境を整えてあげることができます。実際に娘は留学中、カリキュラムにはありませんでしたが算数をリクエストし、授業をカスタマイズしてもらいました。
フィリピンにはホワイトビーチがたくさんあり、また年中暑いので、ビーチでの自然体験をいつでも楽しめます。
私たちが留学したセブにはシャングリラやクリムゾンをはじめ、有名なリゾートホテルが建ちならんでおり、デイユースプランを利用してプールやビーチ、ランチを楽しんだり、思い切って週末泊まりに出かけることだってできます。
実際に、私たちはマクタン島にあるマリバゴブルーウォーターのデイユースプランを利用して、リゾートを楽しみました。
費用は大人は2500ペソ(1ペソ=約2.1円)、子供(5歳以上)は半額で、プールとビーチ、キッズ用の遊び場(砂絵体験など)、ランチビュッフェを楽しむことができました。
また、留学期間終了後にはボラカイ島へ2泊3日の旅行へ出かけ、目を見張るほどの美しい海に圧倒されました。さまざまな島を楽しむことができることも、フィリピン留学の強みですね。
インドア派ファミリーにもうれしいことに、セブはフィリピン第2の都市だけあってショッピングモールが充実しています。
セブ島にはアヤラモールをはじめ、世界で10番目に大きなSMシーサイドなど、ショッピングモールが点在していますし、語学学校の多いマクタン島にもショッピングモールがあります。
フィリピンは公園での外遊びが適さないくらい暑いのですが、公園の代わりに室内のプレイグラウンドが充実しているので子連れにも優しい環境です。
また、フィリピンは学校で話される言語が英語のため、幼少期からの英語教育が盛んで、書店に行くと英語のワークブックが迷うほどたくさんあります。100円程度から購入できるので、留学後の英語学習用に購入するのもオススメです。
もちろん、スーパーマーケットにお土産を買いに行くのも楽しいですよ。
あまり知られていませんが、ショッピングモール内では子供の散髪が500円前後で可能なので、記念にヘアカットしてみるのも良い思い出になるかもしれません。
セブ島で滞在する中で小学1年生の娘は、日本という生まれ育った国とは異なる国があるということを、しっかり認識することができました。
例えば、日本なら電車があるけれど、セブ島にはジプニーがたくさん走っていること。
大好きなモモは売っていないけれどマンゴーがたくさんあること。
レチョンというフィリピン料理がおいしいこと。
違いを見つけるたびにうれしそうに私に教えてくれました。
これらの気づきは、3週間の留学期間があったからこそのもので、滞在日数も短く観光地でいそがしく遊びまわる海外旅行だったら、ここまでの理解を娘が得ることはなかったと思います。
この経験を踏まえて、娘は夏休みの自由研究で「フィリピンと日本の違い」をプレゼンボードに写真を交えてまとめました。フィリピン1ヶ国の経験ではありますが、母国にとらわれない、グローバルな視点を持つきっかけをもつことができたのではないかと思っています。
また、テストのために英語を勉強してきた私と違って、英語は実際にコミュニケーションを取るための手段だ、ということを娘が体感できたことは、今回の留学の大きな収穫でした。
デザイナーになりたい、と最近言い始めた娘に、「英語が話せたら日本だけじゃなく世界の人たちと仕事ができるね」と答えたところ、思いがけず「留学に行かせてくれてありがとう」と娘が返事をしました。
娘なりに親子留学に行って感じたことがあったのだと知りうれしく思った出来事でした。
英語を話せるようになるにはまだまだ長い道のりですが、娘の中に芽生えた英語の持つ可能性が、学習意欲につながっているようです。
一方私は、まさか母親になってから英語を学び始めるなんて思ってもいませんでした。でも、こんな英語でいいのかな、というデタラメな英語でも、伝えたい気持ちを持てば意外に通じることが分かり、英語を話す楽しさを感じることができました。
留学を終えた今でもオンラインレッスンを続け、子供と一緒に英語を楽しんでいます。
子供を連れての海外となると、まず気になるのがフライト時間。
フィリピンなら日本から5時間以内で到着することができるので、機内で食事をしたり、新しく買ったおもちゃを用意すれば楽しく乗る切ることのできる時間かと思います。
また、フィリピン航空やバニラエアは、日本からセブへの直行便をお昼の時間帯に運行しているので、子連れも利用しやすいですね。
欧米と比較するとフライト時間が短いので、航空運賃をおさえることができるところも、フィリピン・セブ島留学をオススメする理由の一つです。
航空券の値段は時期によって大きく変動しますが、フィリピン航空(直行便)なら安ければ1人分の往復チケットが4万円程度、高くても10万円以下が目安となります。子供料金は大人よりもお手頃の価格になりますし、キッズミールを事前に予約することも可能です。
私は夏休み期間、フィリピン航空の直行便を利用して、大人8万円弱 子供6万円弱でチケットを購入しました。航空券の費用を抑えたい場合は、LCCの利用も検討してみてください。
航空券以外にも、留学費用は欧米と比べると3分の1~半分程度と言われており、予算に限りのある場合は欧米へ留学するよりも滞在期間を長く取ることが可能です。
我が家もフィリピンへの親子留学だったからこそ、航空券が割高な夏休み期間でも3週間の留学をすることができました。
今回はフィリピン・セブ島に親子留学してみて分かった、良かったポイントを5つご紹介しました。
留学期間中、実は一番よろこんでいたのは娘でした。
私と一緒に勉強した経験がなかったので、別の先生ではありましたが同じ教室で一緒に勉強できたことはうれしかったようです。
フィリピンに渡航したのは親子共に初めてでしたが、分からないなりに周りに助けてもらったり、時には親子で話し合って生活することで、日本で築いてきた親子の絆とはまた違った強い絆が生まれたように思います。
セブ島にはたくさんの語学学校があり、宿泊施設や食事面など、学校によって特色もさまざまです。
もしセブ島への親子留学が気になっているのなら、留学エージェントに気軽に相談してみてくださいね。