DMM英会話ブログ編集部
(更新)
「留学前の事前学習が大事」とは何となくわかっていても、忙しさにかまけて勉強になかなか手が付かないこともありますよね。しかし、何もせずに、あるいは要点を押さえた学習ができていないと、留学が全くの無意味になってしまう可能性も。
フィリピン留学された皆さんの経験談をもとに、事前学習の重要性や、具体的な勉強方法についてお伝えしていきます!
フィリピンは日本からのアクセスが良く、短期でも気軽に行きやすいため、文字通り“軽い”ノリで臨んでしまう人も多いのだそう。しかし、フィリピン留学は、フィリピン人講師とのマンツーマン授業が大きなウリのひとつ。授業はアウトプットがメインになるため、他国の留学以上に基礎英語力が必要なのです。
事前学習が不十分だと留学に行っても全く話せず、他国への留学以上にもったいない結果になってしまいます。以下では、留学をされた方々の体験談から導き出されたオススメ勉強法をご紹介していきましょう。
フィリピン留学経験者のお話を伺っていると、単語が思い出せないことで思うような会話ができずに終わってしまったという声がちらはら。中学~高校レベルまでの文法や単語はマスターすべきだったと後悔しながら振り返っている方も多くいらっしゃいました。基本的な単語だけでもわかっていれば組み合わせ次第で会話はもちろん、もっと難易度の高いものに挑戦したい人は別ですが、日常会話をそつなくこなせるようになりたい方にとって、中学英語は一つの指標になるのではないかと思います。
実際に、「中学英語だけで日常会話はできる」というのはよく聞くお話です。覚えるべき具体的な語彙数は、3,000語程度。1日50語ずつ覚えておよそ2カ月は必要、と考えると、コツコツ積み重ねる大切さがわかりますね。
先ほど中学レベルまでの英語をマスターすべきとお伝えしました。しかし専門性の高いコースを受ける場合、その分野の用語を合わせて覚えておく必要もあります。
また、会話の中で使われる問いかけ表現などのテンプレートも数パターン覚えておくと良いでしょう。慣れれば理解できるものではありますが、限られた期間内では最初の数時間もムダにはできません。
初対面の人と英語で会話することの多い留学生活に備えて、あらかじめ自己紹介を考えておくと良いでしょう。突然自己紹介を求められると、日本語でも難しいのに英語なら尚更、ですよね。
名前や出身地だけの簡単なものでも良いですが、日本の文化を調べて合わせて紹介すると、外国の方には喜ばれるそうですよ。留学が終わるころには質問に即座に答えられるようになっているのが理想ですが、最初のうちはよく使う表現を用意しておくとコミュニケーションがスムーズになり、その分、会話のラリーが増えてお得です。
マンツーマンの授業で、「この単語を別の単語で言ってみて」「その文章を別の文章を使って言ってみて」と、言い換え表現を求められるケースが多々あるのだそう。要するに語彙力をつけるための質問なのですが、その場でいちいち辞書を引くのは時間がもったいないので、1単語覚えたら派生語も合わせてインプットしておけるとグッド。
また、単語の意味についての説明を求められることもあるので、いざというときにすぐに説明できるように単語のイメージを明確にしたり、思考回路をつくったりしておくことも必要です。
文法や語彙をバッチリ覚えても、いざ使うときになって言葉が出てこないと意味がありません。実際にネイティブを前にすると「この発音で大丈夫かな……?」などとアガってしまい、話すべき内容は頭にあるのに言葉が出てこない経験をした人もけっこういるのだとか。
文法や語彙をマスターしたら、総仕上げにオンラインレッスンを利用すると良いかもしれません。初回無料キャンペーンをやっている会社もいくつかあるので、費用の面でも心配ありません。自分に自信をつけて堂々と留学に臨みましょう。
では、事前学習にオススメな参考書やアプリにはどんなものがあるのでしょうか。基本的には使い慣れた参考書を何ループもして定着させるのが1番だと話している方が多く、張り切ってあまり買いこまないのが得策のよう。また、無料のアプリでも良いモノがたくさんあるので、極力お金がかけずに済ませるのがポイントです。
以下に、オススメの参考書やアプリをいくつか書いてみましたので、ご参考にしてみてください。
引用:http://majitan.apparray.biz/
600円の有料アプリです。10段階のレベルがあるので、初級者から上級者までさまざまな方にマッチする単語集として利用できます。
また、語彙数カウントや覚えた単語を非表示にするスクリーニング機能など、デジタルならではの機能が盛りだくさん。インストールしてスマホでスキマ時間に勉強できるところもオススメです。
デザイン性の高い装丁が印象的な単語帳「キクタン」の特徴は、付属のCD音源に収録されている「チャンツ」。入っているリズムに合わせて楽しく学べるので、暗記しやすいと好評です。
また、単語以外にも、同じシリーズで、キクブン(文法)やキクジュク(熟語)、TOEIC対策、ビジネス対策などのジャンルに特化したシリーズも特徴のひとつです。1冊買って気に入ったら他のシリーズも試してみるのも良いかもしれません。
マンツーマン授業では、質問に対して答える“脳内英作文能力”が問われます。本書ではそうした英作文回路をつくるスピーキングのトレーニングができる仕様に。
中学レベルの単語や文法で構成されている短文を瞬間的に作っていく反復練習用の教材なので、ミニマムの単語や文法力でも十分に対応できます。
また、聞こえてきた単語をそのまま音読するシャードーイングができる「ぐんぐん音読パッケージ」も耳慣らしに良いそうですよ。
「話す事」を目的として作られた文法参考書です。各単語の「基本イメージ」と「派生イメージ」の説明があり、授業内で聞かれがちな単語の意味についてもカバーできます。
絵を使った解説も多く、見やすいのもうれしいポイント。分厚い分、持ち運びには不便ですが情報量が多いので、留学先ではわからないことが出てきたときに参照する辞書のように使うと良いかもしれません。
事前学習はするに越したことはありませんが、最低限どの程度まで学習しておけばいいのでしょうか。
数人に話を伺ったところ、「少し考えれば言いたいことを英語にできるレベル」というのはミニマムラインなよう。また、TOEICで良いスコアをとることが目標な方であれば、600点程度は取得する必要があると話していた方もいました。
レベルや目的に応じてゴールは様々ですが、まずは“言いたいことを英語にする”を念頭に、基礎的な文法や単語の復習をコツコツ頑張っていきましょう!