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夏休みにカナダ留学に行くなら抑えておきたいポイントまとめ

夏休みにカナダ留学に行くなら抑えておきたいポイントまとめ

カナダ留学は、下記の点から人気が高く、夏休みなどを使った短期留学者は年々増加しています。

  • 6ヶ月未満の滞在であれば、観光ビザで気軽に行ける
  • 留学制度が整っていて、1週間程度の滞在でも受け入れてくれる語学学校が多い
  • 英語に訛りやクセがなく、語学学習がしやすい
  • 治安が良い
  • ヨーロッパやアメリカなどの他の英語圏の国に比べて物価が安く、生活しやすい

海外での生活を体験してみたい人はもちろん、将来的に長期留学を検討している人にも、下調べを含めた短期留学はおすすめです。一般的に、語学の習得のためには半年以上、短くても3ヶ月は留学期間が必要と言われていますが、まずは長期休暇の間にお試しで行ってみるのも良いでしょう。後述しますが、カナダであれば、日本国内の都市部で暮らすのと同じくらいの費用で1ヶ月生活できます。

短期留学でできること、できないこと


カナダへの短期留学は、最短で1週間から参加可能。私立の語学学校の多くは、短期留学に対応しています。月曜日スタートのカリキュラムに合わせて入学すれば、その後は好きな週数だけ通えるところもあるので、そんな学校を選べば、柔軟にスケジュールを立てられますね。

また、夏休みを利用してサマースクールに参加するのもおすすめです。いくつもの語学学校やボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)がプログラムを提供しています。費用は30〜70万円(航空券代別)と若干高めですが、キャンプやさまざまなアクティビティを含んだ充実の内容になっているので、集中して語学学習に取り組みたい、他国の留学生と多く交流したいなど、目的に合わせてプログラムを選べるのも魅力です。

大学付属やコミュニティカレッジ付属のESL(一般英語)コースへの参加は、夏休み中の短期留学だと厳しいでしょう。3ヶ月以上の滞在であれば、参加が可能になります。カナダ国内で働くことも、3ヶ月未満の滞在の場合はほぼ不可能です(ビザの問題もあり)。

地域ごとの特徴は?

カナダは国土が広大なので、留学先によって生活に違いも出てくるでしょう。人気なのはトロントやバンクーバーですが、目的に合わせて渡航都市を選ぶのがおすすめです。

トロント

カナダ最大の都市トロントは、移民も多く活気のある街。都会なので利便性が高く、観光資源にも優れています。日本人留学生の数はバンクーバーに比べると少ないので、都市部で英語学習に集中したい人に向いています。

バンクーバー

アジアとの交流が盛んで、日本食料品店や日本食レストラン、日系人向けの情報なども豊富な街。日本人が暮らしやすい街なので、長期留学を検討している人がお試し留学するのに良いでしょう。

モントリオール

元フランスの植民地で、今でも住民の⅔がフランス語を母語としているバイリンガルの街。街並みもヨーロッパの雰囲気が濃いです。フランス語の習得にも関心がある人には特におすすめの街です。

カルガリー

自然に囲まれたアルバータ州最大の街。バンクーバーやトロントに比べるとのんびりした環境で、都市部を避けて語学学習に集中したい人に根強い人気があります。消費税が州単位で免除されていて、生活費が抑えられるのも大きな魅力です。

必要な費用はどれくらい?

滞在中に必要な費用は、1ヶ月で約20万円〜40万円。もちろんカナダ滞在中にどんな生活をするかによっても変わりますが、相場としてはこのくらいです。内訳を細かく見ていきましょう。

  • 語学学校の授業料:8〜12万円
  • 入学金:1〜2万
  • テキスト代:〜1万円
  • 滞在費:8〜10万円
  • 生活費(交通費、食費以外の生活費等)3万円〜

語学学校の授業料は、内容により異なりますが、1ヶ月の受講ならば10万円前後と考えて良いでしょう。滞在先は、ホームステイかシェアルームを選ぶのが一般的です。ホームステイの場合は、3食込みで8〜10万円が相場です。シェアルームなら6万円程度、食費も考え合わせると8万円程度でしょうか。なお、先述のサマースクールを選んだ場合、プログラムによっては学生寮に泊まることもできます。

これに加えて、

  • 往復航空券代金:8〜18万円
  • 海外旅行損害保険料:1〜2万円
  • パスポート申請料:1.1〜1.6万円

等が掛かります。トータルの予算としては、40万円〜60万円くらい見ておけば安心かと思います。

必要な英語力はどれくらい?

実は、全然英語の話せない状態からカナダ留学に行く人もいます。短期留学であれば、どの語学学校に行くとなっても、最初にレベルチェックのテストを受けて、レベルごとのクラスに通うことになるので、安心して渡航できます。いっぽう、カナダの大学入学時に必要な最低限のTOEFLスコアはおおむね70〜100点程度、と言われています。カナダの大学進学を検討している人は、この数値を意識して短期留学をするのも良いかもしれませんね。

渡航までにしておくべきこと

※時期はあくまで、夏休み短期留学の際の目安です。前後しても構わないものもあります。また、プログラムの申込みなどは、参加したいプログラムのスケジュールをしっかりと確認しましょう。

留学体験談や留学資料を手に入れる(3〜4月)

まずはカナダ短期留学の体験談を読んだり、関連資料を請求するなどして情報を集めましょう。体験談は留学関連の書籍や雑誌、インターネットからも多数読むことができます。カナダは留学制度が充実していてプログラムの選択肢もたくさんあるので、しっかりと情報収集をして自分に合った渡航先やプログラムを選びましょう。

留学プログラムを決定する(4〜5月)

留学のイメージができてきたら、具体的な留学プログラムを決定し、申込みをすませましょう。申込み締切りが6月中のプログラムも多いですが、人気のプログラムは早々に埋まってしまう可能性もあるため、早めの申込みをしておくと安心です。申込みの段階で、滞在先の手配がプログラムに含まれているかは必ず確認。別に申込みが必要な場合は、滞在予定先の状況もあらかじめ調べておきましょう。

パスポートを取得する(以下、5月〜)

パスポートは、自分の住んでいる都道府県の旅券窓口で申請できます。5年用と10年用のどちらで申請しても構いません。なお、申請から取得までには1~2週間かかります。

  • 戸籍謄本
  • 住民票の写し
  • 縦45mm×横35mmの写真1葉
  • 運転免許証などの身分証明書

の4点と、発行手数料(5年の場合11,000円)を持って、窓口で記入できる申請書と一緒に提出しましょう。

航空券を手配する

往復の航空券を手配しましょう。夏場のカナダは人気が高く、格安のフライトは埋まりやすいため、日程が決まったらこまめに情報をチェックするのがおすすめです。

海外旅行損害保険に加入する

出発の半月前までには、保険への加入を済ませましょう。留学中に発生したケガや、病気になった際の治療費などが支払われます。携行品保険は必ずかけておきましょう。万が一の、パスポートや帰りの航空券の盗難の際に役立ってくれるうえ、滞在先の家財がカバーされる特約もあります。

お金の準備をする

紛失しても再発行が可能なトラベラーズチェックを買っておきましょう。額面が大きいと、お釣りがないということで取扱いを断られることがあるので、少額のものを多めに用意しておくのがおすすめです。都市銀行の一部支店(本店)や成田空港、関西国際空港のカナダ通過を扱っている銀行で購入できます。購入後はすぐに所定の場所にサインをしましょう。カナダドルの現金も、少しばかり用意しておくと安心です。

英語の勉強をする

短期とは言え、せっかくの留学です。目標を決めて、少しずつ英語の勉強を進めましょう。事前の英語学習をしっかりしておくことで、渡航後の日々がさらに充実したものになります。

渡航先と日本の特徴を知る

渡航都市やカナダ全体の環境について知ることはもちろんですが、カナダに到着したら日本のことを聞かれる機会も多くあります。日本の文化や特徴について簡単に紹介できるようになっておくと、現地でのコミュニケーションもスムーズでしょう。

荷物を揃える

短期滞在の場合、荷物はなるべくコンパクトにまとめましょう。夏でも予想以上に寒い日があるので、衣類はあたたかいものも持っていくと良いと思います。国際学生証ISICカードを作っておくと、渡航先の施設や公共交通の一部で割引が効いて便利です。パソコンは語学学校に常設されていることが多く、どうしても自分用のものが必要ということでなければ、持っていく必要はないでしょう。

出発前オリエンテーションに参加する

出発前のオリエンテーションが実施される場合、参加して出発時のスケジュールや現地の最新状況などを把握しておきましょう。滞在にあたっての注意事項や安全管理のアナウンスもされるので、ここで再確認しておきましょう。

ここまで準備しておけば、もう安心だと思います。カナダは、夏も涼しく、過ごしやすいのも特長の1つです。しっかり備えて夏のあいだはとことん楽しみましょう!