【実録】カナダ ワーホリで本当にあったトラブルとその対処法・予防策まとめ

カナダでのワーキングホリデーが初めての海外経験という方も多いことでしょう。

慣れない海外生活でただでさえ不安な上に、「何かトラブルが起きたらどうしよう」と心配になってしまうこともあるのではないでしょうか。もしくはすでに何かしらトラブルに巻き込まれて、この記事に辿り着いた方もいらっしゃるかもしれません。

事前に情報・対策を知っていれば防げたかもしれない…、そんな後悔をしないためにも、今回は、カナダのワーキングホリデー生活の中で起きたトラブルの実例を、解決法や対処法と合わせてご紹介します。

 

1. 盗難トラブル

スタバで勉強しようと思ったら…

ある日の夜、Aさんは友達と一緒にスターバックスで勉強することになりました。コーヒーを買った後、リュックを椅子の上ではなく地面に置き、まだコーヒーを買っている友人には何も伝えないまま一人でトイレへ…

帰ってくると、Aさんのリュックサックはなくなっていました。

店員さんに相談すると、「机の上に置かれていた」とAさんの財布を誰かが届けてくれていたそうです。中身を確認すると現金はなかったものの、クレジットカードやデビットカード、ビザ、パスポートは幸いなことに無事でした。しかし、現金の他に、リュックサックに入っていたパソコンが盗まれてしまいました。

【対処法】


出典:http://www.torontopolice.on.ca/
※トロントの場合:「Toronto Police Service」の「Services」→「Citizen Online Report Entry」にアクセスし指示に従いレポートを提出。

このようなケースでは、まずお店の人に相談して Incident Report(盗難、破損、怪我などのトラブルがあったときに記入する書類)を書き、警察に通報しましょう。警察に通報といっても、夜中の場合や英語での電話が苦手という方は、オンライン(Toronto Police Service)にて手続きができます。このとき注意したいのが、対応してくれた店員さんの名前と店のマネージャーの名前を控えておくことです。

基本的に監視カメラの映像は、プライバシー保護法の関係により警察が動かないと見れないところが多いです。よって、盗られたその日は何もしてくれないことが大半ですが、辛抱強く待つことと、気になる方は数日中に警察へフォローアップの連絡を入れて進展はないかなどを確認してみると良いでしょう。

 

2. お金に関するトラブル

銀行からお金が勝手に引き落とされている?

ワーキングホリデーでカナダに滞在中のBさん。銀行口座の開設をしてからしばらく経った頃、身に覚えのない金額が口座から二カ月連続で引き落とされていることに気がつきました。

よくよく見るとそこには「Monthly Fee」の文字が。そう、銀行口座の利用料分として計60ドルが差し引かれていたのでした。「学生なら無料の口座がありますよ」と言われて口座開設をしたBさんですが、ビザがワーキングホリデーのため6カ月以上学校に通うことができないと判断され、その期間が終わると自動的に一番グレードの高い口座へと変更される仕組みになっていたようです。

【対処法】


口座開設したときはカナダに渡航したばかりで、英語もまだあまり聞き取れなかったBさん。契約事項などを詳しくチェックできておらず、今回のケースへと繋がってしまいました。ネットにて利用口座のランクを変更し、翌月からの月額維持費は無料になったとのことでした。Bさんの場合は100ドル以下の小額に収まりましたが、そのままもし気づかずにいたら…と考えるとぞっとしますね。

カナダに来て、銀行口座や携帯電話、ジムなどで契約をする人はたくさんいますが、大切なのは「すべてを鵜呑みにしてしまわないこと」です。一つ一つ、どれくらいお金がかかるのか、利用規約は何かなど、契約書にサインする前に確認をしましょう。もしその場で決められない場合は、一度家に持ち帰っても良いですし、誰かと一緒に契約をしに行くこともWチェックの意味で大いに役立つはずです。

 

3. 病気に関するトラブル

ゲットした仕事先で思わぬ病気に…

レストランでバイトを始めたCさん。キッチンの中での仕事で、材料の下準備や食器を洗うことが多かったそう。そして、数週間が経った頃から腕に蕁麻疹が発生。しばらくは日本から持ってきた塗り薬を使用していましたが、一向に治る気配がありません。しかし、どの病院に行けばいいのか、皮膚科はあるのか、ちゃんと英語で病状を伝えられるのかなどを考えていたら不安になり、なかなか病院へ行くことができませんでした。

【対処法】

Cさんの場合は、後日、友人に日本語通訳さんのいるウォークインクリニック(Walk in Clinic)を紹介してもらい、安心して治療を受けられたとのこと。カナダではすぐに専門医に行くのではなく、まずはウォークインクリニックと呼ばれる病院にて診療を受けるシステムになっています(※救急の場合を除く)。

また留学生用医療保険に加入していたため、結果として医療費がかかることもなかったそうです。加入している保険会社のプランによりそれぞれ補償内容は異なりますが、もしもの怪我や病気のために、渡航前には必ず海外旅行保険や留学生用医療保険への加入を忘れないようにしましょう。

そしてCさんのように、飲食店のキッチン業務やディッシュウォッシャーなどをされる方で、手荒れの症状に悩まされる方は少なくありません。渡航準備の際には常備薬に加えて、肌荒れのための塗り薬なども持っていくと安心ですね。

 

4. 住居に関するトラブル

極寒のシェアハウス

9月に新しいシェアハウスへと引っ越したDさん。リフォームされたばかりの綺麗なシェアハウスで、楽しい生活を送っていました。しかし季節は冬に入り、部屋の温度が急激に寒く感じるようになりました。室温計も見るとなんと10度! そこで大家さんに相談したものの、「家の中のセントラルヒーティングはスイッチが入っていて、廊下は正常な室温になっている。部屋のドアを開けて廊下から暖かい空気を入れれば良い。個別ヒーターは火事の恐れがあるから用意しない」と言われてしまいました。

【対処法】

カナダのお家のほとんどに使われている「セントラルヒーティング」(夏には冷たい空気が、冬には暖かい空気が家の壁の中を伝って、家中を涼しくor暖かくしてくれる冷暖房システム)。しかし、今回のように住んでいる家や部屋によっては、そのシステムがうまく作動しないというケースもあるようです。

今回のDさんの場合は、オーナーさんと根気良く話し合いを続け、違う部屋に移動することで解決したようです。ちなみにですがトロントの場合、賃貸人は9月15日〜5月31日まで、室温を21度に保たなければならないという条例が定められています(住宅賃貸法に適応する物件のみ)。

ケースによってはこういった条例に違反している事実を伝えることで、解決の糸口が見つかりやすくなるでしょう。またシェアハウスのトラブルで多いのが、家賃・デポジット(補償金)に関するトラブル。オーナーにお金を支払う際は、いかなる場合であっても、レシート・領収書を貰うようにし、万が一トラブルが起きた際には、証拠として提出できるようにしておくのが鉄則です。

賃貸トラブルで困った時の参考リンク

<トロント>
日本語による賃借人の権利ガイド(ホットラインより相談可能)
http://torontotenants.org/resources/guide-to-tenant-rights

<バンクーバー>
BC州の住宅賃貸におけるHP
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/housing-tenancy/residential-tenancies
※ すべての問題がこれらのサイトを通して解決されるわけではありません。あくまでもトラブル回避のための参考としてご利用ください。

 

5. 仕事先でのトラブル

給料が不正に引かれている?

飲食店でアルバイトをしているEさん。お給料は二週間に一回ずつ支払われることになっています。しかし給料明細をチェックしていると、明らかに給与が少ないことに気がつききました。一度マネージャーに報告をすると、「では、次の給料日にその分を支払う」との回答が。しかし、次回の給料日になっても、前回少なくなっていた金額分が上乗せされることはなく、さらにはまた働いた分より少ない金額で振り込まれていました。

【対処法】

Eさんの場合は、働いた日時などをノートにしっかりと記録しており、それを元に何度も交渉を続けた結果、かなり遅れはしたものの、働いた分全てのお金を受け取ることができました。

しかし、給料が未払いのまま仕事をクビになった、研修期間中に一切給料が出なかった、チップがあるからと最低賃金を下回る給料で働かされていたなど、仕事先でトラブルに遭う方も少なくないようです。そのような場合には、各州の労働局に相談をする、また、最初から何か怪しい(州の最低賃金を守っていないなど)と感じた職場では、働かないようにすることが一番です。

労働局の参考リンク

<オンタリオ>
https://www.labour.gov.on.ca/english/feedback/

<ブリティッシュ・コロンビア>
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/employment-business/employment-standards-advice/employment-standards/contact-us

 

まとめ

海外生活は楽しいことばかりではなく、時には日本では考えられないようなトラブルに巻き込まれることもあります。

海外に行ったら「自分の身は自分で守れる」よう、まずは事前に必要な準備・心構えをしておきましょう。そして何らかのトラブルに巻き込まれたときは、すぐに周りの誰かに助けを求めることです。

またカナダの場合、警察と救急の電話番号はすべて「911」で統一されているのでご注意を!