フィリピン・セブ留学生は「水」に要注意! 腹痛経験者たちが語る水のトラブル対策

フィリピン・セブに渡航した際、多くの日本人がぶつかる問題。それが、「腹痛と下痢」です。

フィリピンの衛生環境は、日本と比べて「良い」とは言えません。普段の生活や外食のときに、ふと口に入れた水や食べ物でお腹を壊してしまうことは少なくないでしょう。筆者も仕事で3ヶ月ほどセブに滞在したことがありますが、最初の1ヶ月はずっと腹痛に苦しめられました。現地の友人からは「水が原因かもしれないね」と言われ、こと飲み水には気を付けるように。

せっかくの旅行、そして留学。お腹を壊して動けなくなったら、貴重な時間が台無しになってしまいますよね。

そこで今回は、フィリピン・セブの滞在経験者たちが味わった「水の失敗体験」をもとに

  • 「こんな水でお腹を壊した」腹痛経験者たちのエピソード
  • 一番安全なお水は? 腹痛を防ぐために気を付けられること
  • 適切な行動で早期回復を! お腹を壊したときの対処法

をお伝えします。渡航前にぜひチェックしてみてください。

「こんな水でお腹を壊した」 腹痛経験者たちのエピソード

フィリピン・セブ島で、水が原因と思われる腹痛を経験した人に聞いたところ、腹痛の原因となった水は、主に3種類に分けられました。

1. 水道水

「自分のお腹が弱いせいもあると思うけど、水道水でうがいをしただけですぐお腹壊しました(笑)」

「水道水を煮沸して炊飯やパスタ作りをしたけど、食後に下痢や微熱が出ることがありました。今は、料理にウォーターサーバーの水を使うようにしています」

フィリピンの水道水は塩素が強く、基本的に「飲むもの」ではありません。飲料水としてNGなのはもちろん、なかには歯磨きで「口に入れた」だけでお腹を壊す人もいるようです。

2. 濾過水(ウォーターサーバーの水)

「家や語学学校、職場によく置かれているウォーターサーバーの水がありますよね。自分は大丈夫だけど、お腹の弱い奥さんは、この水でちょくちょくお腹を壊しています。濾過しているので大丈夫かと思いきや、輸送中や保管環境でほこり・泥まみれになることも多いんですよね。6リットル70円くらいだから、あまり贅沢は言えませんが……」

ウォーターサーバーの水は基本的に安全ですが、上記のようなエピソードもあるので100%安全とは言い切れないのが実情。多くの語学学校でもウォーターサーバーが設置されており、生徒は比較的安全に水を飲むことができます。また、日本の軟水に比べると少し硬めでクセもあるため、単純に体質に合わずにお腹を下す人もいます。

3. 外食先で出される・売られている水(氷)

「ローカルレストランで出されたお水が、なんとなくイヤな匂いだったんです。まぁいっかと思って飲んだら、その晩すぐ下痢になりました」

「ファーストフードのお店で氷入りのジュースを頼んだのですが、氷が溶けるとジュースの味が変わって不味くなりました。幸い腹痛にはならなかったのですが、あの氷はあんまり身体に入れない方がいい気がします」

「街角のジューススタンドでスイカのスムージーを飲んだら、翌日に激烈な腹痛で目覚めました。朝から晩までトイレにこもり、下痢と嘔吐の繰り返し。翌日にはなんとか落ち着いて帰国しましたが、入国審査に引っかかって検査することに。幸い感染症ではなかったのですが、たぶんスムージーの氷が悪かったんだろうなぁ……」

水のトラブルで、最も注意が必要なのは外食時。普通のレストランで出されるサービスウォーターは、安全なものが使われているケースがほとんどです。しかし、屋外の安いローカルレストランで出されるお水や氷は要注意。水道水が使われていたり、不衛生な環境で劣化していたりなど、安全性に心配があります。

一番安全なお水は? 腹痛を防ぐためにできること

ここからが本題。上記のような水のトラブルに遭わないための、具体的な対策方法をお伝えします。なかには「ここまでやる必要はある?」と思うものもあるかもしれません。しかし、フィリピンでは本当にふとしたことが原因で腹痛を催します。ちょっと気を付けすぎかな? と思えるくらいの対策をぜひ実践してみてください。

1. スーパーで売られているミネラルウォーターを飲む

フィリピンで一番安全な水は、コンビニやスーパーで売られているミネラルウォーターです。安いものだと500ml・8ペソ(20円弱)ほどで買えるので、経済的にもそこまで負担にはなりません。安全と健康を買うつもりで、できるだけミネラルウォーターを購入するようにしてください。道端で手売りされているミネラルウォーターは、使用済みのペットボトルに水を詰め替えている可能性もあるため、避けたほうが良いでしょう。

2. 水道水はできるだけ口に入れない

水道水を飲むのは絶対にNG。料理に使用するのも避けましょう。そして、お腹の弱い方や心配な方は「口に入れること」もできるだけ減らしてください。歯磨きの際も水道水の利用は避け、ウォーターサーバーの水やミネラルウォーターを使用するようにしましょう。

3. 飲食店での飲みものはできるだけ氷なしで

水道水で氷を作るレストランは、以前より減っているようです。しかし、高級ではない大衆向けレストランやファーストフード店では、まだまだ水道水の氷を出されることも。心配な人は、ドリンクやサービスウォーターを「氷なし」で頼むようにしましょう。

4. 飲む前に水の匂いを確かめる

匂いの怪しい水を飲んでお腹を壊した人曰く、良くない水は「塩素の匂いが強い」、あるいは「なんとなく埃っぽい感じがする」そうです。飲む前に匂いを確かめて、ちょっとでも「なんだか変な匂いがするな」と思ったら飲むのを控えておきましょう。

5. ローカルレストランや露店の水・ドリンクを飲まない

屋外ローカルレストランでの食事は、衛生面ではあまり推奨できません。しかし、安い値段で現地のローカルフードが食べられるので、まったく行かないのも勿体ないですよね。

適切な行動で早期回復を! お腹を壊したときの対処法

どれだけ気を付けていても、お腹を壊してしまうことはあります。そのときはできるだけ早く回復できるよう、下記の対処法を覚えておきましょう。

日本の下痢止めや整腸剤を常備しておく

「正露丸やストッパなど、日本でも普段飲み慣れている薬を多めに持って行っていきました。現地にも薬は売っていると思いますが、やっぱり日本製のものが無難ですよね。薬は常に持ち歩いていたので、外出中に突然お腹が痛くなってもすぐに対処できました」

どれだけ気を付けていても、一度もお腹を壊さずフィリピン生活を乗り切る人は少数派。最初から腹痛を起こす前提で、日本から腹痛用の薬や整腸剤を多めに持って行くのがいいでしょう。水なしで飲めるタイプの薬は、外出時に突然お腹が痛くなってもその場で手軽に服用できるのでオススメです。

水に気を付けて、健康なフィリピンライフを!

この記事で「フィリピンの水はそんなに危ないのか」と心配になった方もいるかもしれません。しかし、こちらでお伝えした方法を実践してもらえば、腹痛に悩まされるリスクは激減します。水のトラブルを回避して、ぜひ健康的にフィリピン旅行や留学をお楽しみください!