Chocolateはchokkie!?オーストラリア独特の英語略語まとめ【オージーイングリッシュ入門1】

今回から数回に渡って、オーストラリアで使われる、いわゆる “オージーイングリッシュ” を少しづつ学んでいきましょう。このシリーズを愛読いただければ、特徴的なオージーイングリッシュの面白さを理解することができ、オーストラリア滞在の準備は万端となるはずです!

初回は、「何でも略するオージー」というテーマで、オーストラリアで日常的に使われる省略語について紹介します。

※本記事の情報は筆者の体験をもとに執筆しています。

 

語尾が-ie(または-y)、-oで終わる省略語


オーストラリアに滞在すれば、ローカルのオージーとの会話、そして看板や商品の表示などの至るところで、語尾が-ie(または-y)、-oで終わる形の省略語や俗語表現をたくさん目にすることでしょう。これらの省略表現は、まさにオージーイングリッシュの典型的な例の1つです。まずはいくつか実例を紹介します。

クッキーはイギリスではビスケット(biscuit)と言われますが、イギリス英語の影響が強いオーストラリアでも同じく、正しくはビスケット(biscuit)です。ただし、オージーイングリッシュでは、これがさらにbickie(bikkie)/ビッキーと省略されます。

  • クッキー biscuit → bickie(bikkie)/ビッキー
  • 朝食 breakfast → brekkie/ブレッキー
  • チョコレート chocolate → chokkie/チョッキ―

というように、-ie(-y)で終わる形の省略語は数も豊富で、多く使われています。

そんな人はなかなかいないとは思いますが、

「朝ごはんは、チョコレート・ビスケットを一枚食べただけよ」

なんて人がいれば、

I only ate one piece of chockie bickie for my brekkie.

となるわけです(笑)。

そういえば、オージー(Aussie)も、この変則にならってオーストラリア人(Australian)からきているんですね。

ほかにもざっと、思いつくままに例を挙げておきましょう。

  • 蚊 mosquito → mozzie (mossie)/モジ―
  • テレビ television → tellie/テリー
  • バーベキュー barbacue → barbie/バービー
  • プレゼント present → pressie/プレジー
  • クリスマス Christmas → Chrissie(Chrissy)/クリシー
  • サングラス sunglasses → sunnies/サニー
  • ブリスベン Brisbane → Brissie(Brissy)/ブリジー
  • 高価な expensive → exy/エクシ―

ためしに上記を使って英作文を作ってみると

I bought some exy sunnies for my girlfriend as a Chrissie pressie in Brissie.
「彼女のクリスマスプレゼントにブリスベンで高価なサングラスを買った」

なんて、これはさすがにくど過ぎますけどね(笑)。


 

語尾が-oで終わる省略語


語尾が-oで終わるパターンも負けじと多いです。これもいくつか挙げてみましょう。

  • 家の改築、リフォーム renovation → reno/リノ
  • 午後 afternoon → arvo/アーヴォ
  • 休憩、小休止(一服)smoking break → smoko/スモーコ
  • ガソリンスタンド service station → servo/サーヴォ

ちょっと無理やりですが…例文を作るなら、こんな感じでしょうか。

We stopped for a smoko at the servo this arvo, but they were doing a reno.
「今日の午後、休憩しようと思ってガソリンスタンドに止まったら、改装中だったよ」

もう、かなりオージー過ぎて笑えちゃうレベルですね。こんなにまとめて使うことはないにしても、個々は非常によく聞く使い方なので知っておいて損はないと思いますよ。

 

よく省略される職業の名前


これらの-ie, -y, -oで終わる省略語が良く使われる典型的なものが職業の名前です。パーティーなどで自己紹介をするときに「お仕事は何をしているんですか」と聞くのは古今東西変わらぬ常とう句ですが、オージーからの答えは少し変わっているかもしれません。

tradesmanという単語には、「商人」と「職人」という異なる意味が存在しますが、オーストラリアでは後者の「職人」の意味で使われます。そして、もちろん、この言葉も略され、tradie(トレーディー)となります。“手に職” 系の職人さんの総称tradies(トレーディーズ)は、現在、人口増加中で発展を続けるオーストラリアの至るところで活躍しています。

たとえば、電気工事士は正しくはelectricianですが、電光からの連想でしょうか、sparkieと呼ばれます。

そのほかの具体的な職業もあわせて、以下に整理しておきます。

  • 職人 tradesman → tradie/トレーディー
  • 電気工事士 electrician → sparkie/スパーキー
  • 大工 carpenter → chippie/チッピー
  • レンガ職人 bricklayer → brickie/ブリッキー
  • トラック運転手 truck driver → truckie/トラッキー
  • タクシー運転手 cab/taxi driver → cabbie/キャビ―
  • ごみ収集人 garbage collector → garbo/ガルボ
  • 政治家 politician → pollie/ポリー
  • ジャーナリスト journalist → journo/ジャーノ

 

会話の合間に挟んでオージーっぽさUP

これらの表現は、公式の場などでは使われないいわゆる「俗語」ですが、日常会話のあらゆる局面で耳にします。ですから、きちんと意味を知ったうえで、しかるべきタイミングで少しだけ使ってみると、一気にオージーっぽく話せるようになること間違いなしです。まわりも、そんな表現を聞くことで親近感を持ってくれるに違いありません。

私の経験から言うと、つたない英語力でも、オージーらしい表現を挟むと興味を持ってもらえるし、こちらから「◯◯って、オージーは何て言うの?」と聞けば、オージーは喜んで教えてくれるので、フリーのオージー英語レッスンが受けられますよ。

そうやってオージーらしい表現をストックしていけば、言葉が会話の糸口になって、どんどんいろんな人と親しくなっていけるのだと思います。それを実践してきたお陰で、私は「日本人訛りのオージーイングリッシュ使い」として非常におもしろがられます。

“豪”に入れば、“豪” に従え。皆さんにもオージー・イングリッシュの実践、おすすめします!

※文中のカタカナ発音表記は、あくまでも読み方の参考であり、必ずしも正しい発音を正確に言い表しているものではありません