DMM英会話ブログ編集部
(更新)
オーストラリアで一番の都会であるのに、森にも山にも海にも近い街シドニー。
今回の記事ではその豊かな自然のなかでも、地元民からも観光客からも愛されているシドニーのビーチ5つとそれぞれのビーチでの楽しみ方、市内からの行き方について紹介します。
シドニーのビーチでの注意点などもあるので、最後までお読みください!(筆者調べ)
シドニーのビーチの魅力は、なんといっても水の透明度。
大都会から1時間以内でいけるビーチでありながら、海の底が見えるほどの透明度を誇るシドニーのビーチたち。
ふと覗き込めば小さな魚が泳いでいるのを見つけることもできるのです。まさにファインディング・ニモの世界です(ニモはシドニーの歯医者さんのお家に連れて行かれていましたね)。
また、ビーチ沿いにお洒落なカフェやレストラン、アクティビティも充実しています。
それでは、シドニーのおすすめビーチと、それぞれのビーチで一緒に楽しみたいアクティビティを紹介していきます。
ボンダイビーチはシドニーでおそらく一番有名なビーチです。
都市部からバスまたは電車でアクセスしやすく、広くて気候が良くて高級住宅地でもあるボンダイエリアは観光地としても有名。
1kmに渡る金色の砂浜に、毎年何万人もの観光客が詰めかけます。
ビーチ沿いにはお洒落なカフェやジェラート屋さんなども立ち並び、フィッシュアンドチップスを買って砂浜でのんびり食べるのも◎。
またライフセーバー界では有名な「ボンダイ・レスキュー」がいるのも、ここボンダイビーチで、毎年流されたり溺れたりする観光客や留学生などを救出しています。
筆者も留学して1週間で、沖に向かって強い流れで波が引くリップカレントに流され危うく溺れかけましたが、ボンダイレスキューに救出されました。
さて、ボンダイビーチから南に向かうと、タラマラビーチ、ブロンテビーチ、クローベリービーチとたくさんの小さなビーチが連なります。
すべて小規模で水がきれいで、まるべプライベートビーチのようなビーチたちです。これらすべてのビーチは、ボンダイビーチからクージービーチまで繋がっています。
この崖沿いのウォーキングロードを散歩するのが「ビーチウォーク」。
崖沿いを歩くのでよい運動になりますが、海から吹き付けるさわやかな風と透き通るビーチビューが気持ちのよいアクティビティです。
所要時間は2〜3時間なので、すこし時間に余裕をもっておこなえる日に挑戦してみてください。
ボンダイビーチへは、市内鉄道駅「ボンダイジャンクション」で降りて、380番・381番・ 382番もしくは333番のバスで10~15分ほど乗ってビーチへ向かいます。
または、シドニー中心部ハイドパークから上記のバスに乗ってボンダイビーチへ直行もできます。直行する場合はバスの乗車時間が約40分ほどとなります。
直行のほうが簡単ですが、道の渋滞や所用時間を考えると、乗り換えるルートがオススメです。
ボンダイビーチの次に有名なビーチといえばマンリービーチ。
オペラハウスの見えるサーキュラーキー埠頭からフェリーに乗って海風に吹かれること40分。
ヨーロッパのような町並みと真っ白な砂浜に目を奪われます。
後ほどご紹介するマンリービーチのすぐ隣にあるシェリービーチは、波が穏やかなのでシュノーケリングスポットとして有名です。
エコツーリズムの一環として「エコトレジャー」というシュノーケリングツアーもあります。エコ・トレジャーでは、シュノーケリング初心者でも安心して参加できるよう、少人数のグループと専門のガイドさんとともにシュノーケリングを楽しむことができます。
約1時間のシュノーケリングガイドで、オーストラリア特有の海洋生物を観察したり、波の穏やかなシェリービーチの水面下の世界を覗くアクティビティです。映画『ファインディング・ニモ』の世界を垣間みる事ができます。
マンリービーチへは、オペラハウスのあるサーキュラーキー駅からマンリー行きのフェリーに乗って約40分ほどで到着します。
シドニー北西部に住んでいる場合は、チャッツウッドから出発する143、144番のバスに乗って、終点マンリーまで乗って行くことも可能です。
クージービーチはシドニー南部にあるビーチです。比較的波が穏やかで「家族向け」のビーチとして知られています。
豆知識ですが、クージーとはオーストラリア先住民族のアボリジニの言葉で「臭う場所」。古くから沢山の海藻が流れ着く場所だったため、そう呼ばれていたそうです(筆者調べ)。
今では毎日きちんと管理がされているため、清潔で過ごしやすいビーチです。
クージービーチにはBBQ台が何台か設置されています。
スーパーで具材を買ってくるだけで、すぐ焼きはじめることができるのが魅力(火はスイッチオンすれば点くガス方式です)。
ただし、BBQ台も限りがあるため朝早く行って場所とりをするか、まわりの人といっしょに台をシェアして楽しみましょう。
クージービーチへは、シドニー市内(サーキュラー駅周辺、またはハイドパークのバス停)から373, 374、X73, X74番のバスに乗って約30分ほどでアクセスできます。
シドニー南西部にあるブライトンビーチは、シドニー国内線空港のすぐ隣。
ビーチに座ってくつろいでいるとすぐ近くの空港に飛行機が降り立ったり飛び立ったりしているのが良く見えます。
縦に長いこのビーチは、前に挙げたボンダイやクージー、マンリーに比べると人が少なく、もっとリラックスして過ごすことができます。
シドニーで有名なステーキハウスチェーン店のハリケーングリルですが、ブライトンビーチ沿いにも一件あります。
ビーチ側は一面ガラス張りで、キラキラ輝く海と水と戯れる子どもをみながら、昼間からワインとステーキを楽しむのも◎。
ビーチに行く前に、まろやかな口当たりのシドニーロックオイスターや、肉汁したたるオージービーフのステーキ、野菜のポタージュなどを堪能するのはいかがでしょう。
ブライトンビーチへは、市内ハイドパークのバス停から303番のバスにのるか、鉄道駅ロックデールまで電車で行き、478番のバスに乗り換えるかの2通りの方法があります。
最後に紹介するのはバルモラルビーチ。
シドニー北部の高級住宅地モスマンにあり、バスと車でのみアクセス可能なため、ほかのビーチに比べて混雑していません。
波も穏やかで、あまり泳ぎが得意ではない人も楽しめます(私のことです)。
カヤックやヨット、シュノーケリングやサーフィンなどいろいろなアクティビティを楽しむことができます。
画像引用元:BATHERS' PAVILION
バルモラルビーチのビーチサイドにあるファイン・ダイニング・レストラン「BATHERS' PAVILION」はいつもローカル客で賑わう超人気レストラン。
ランチタイムとディナータイムで、オーストラリア産サーモンを使ったモダンオーストラリア料理や珍しいワインを楽しむことができます。
バルモラルビーチへは、市内からニュートラルベイまでM30番のバスなどで来た後、257番のバスに乗り換えてアクセスすることができます。
所要時間はニュートラルベイから20分ほどです。
また、バルモラルビーチからタロンガ動物園へ直行できる238番のバスもありますよ。
ビーチを安全に楽しむためにはルールを知る必要があります。
まず、基本的にシドニーのビーチではお酒を飲んではいけません。
ほとんどのビーチは「アルコールフリーゾーン」と呼ばれ、アルコール類を摂取してはいけない区域に指定されています。フリーだから飲んでOKというわけではないのでお間違えなく。
ときどきビーチをパトロールしている警察官に見つかると罰金200ドル(最大で2000ドル!)とられることも。
酔っ払って海に入るのは危険です。ビーチではお酒はのまないようにしましょう。
ビーチに立っているこちらの赤と黄のフラッグ。安全遊泳区域を示しています。
このフラグの外は、波が強かったり、急に深くなっている場所があったりなど、遊泳するのに危険な場合もあります。
基本的にこのフラッグの間で泳ぐようにしましょう。
沖に向かって強い流れで波が引く “リップカレント”。一度流されるとあまりに強いため、いくら陸に向かって泳いでも体力を消耗するだけです。
万が一流された場合は、一旦沖まで流されてから泳いで戻ってくるか、足がつかなくて泳げない人は大声で助けを呼びましょう。
最後に危険な海洋生物について。特にブルーボトルと呼ばれるクラゲと、サメに注意です。
ブルーボトルはときどきビーチにも打ち上げられていますが、乾いたビニールにそっくりなので間違って触れないようにしましょう。
もし触れてしまった場合や刺されてしまった場合は、ライフセーバーの指示に従って、擦らずに海水や塩水で洗い流すようにしましょう。そして病院へ。
また、沖にサメが出た際はビーチにアナウンスが流れます。アナウンスが流れたら指示に従ってすみやかに海からあがりましょう。
今回は、
シドニーのビーチの楽しみ方
シドニーのおすすめビーチ5選
1.ボンダイビーチでビーチウォーク
2.マンリービーチでシュノーケリング
3.クージービーチでBBQ
4.ブライトンビーチとステーキハウス
5.バルモラルビーチとビーチサイドレストラン
ここに注意!シドニーのビーチルール
を紹介しました!
ここで紹介したのは、比較的人気でアクセスがしやすいビーチの一部ですが、シドニーにはローカルの素敵なビーチがまだまだたくさんあります。
みなさんがシドニーのビーチを思う存分に楽しめますように!