Yoko
(更新)
レストランでのデートや友達との泊まりがけでのバケーションなど、遊びの計画を立てている時は本当にウキウキしますよね。
でも、当日を楽しく過ごすためには事前の予約は必須。海外ではもちろんすべてを英語でこなさなければなりません。
相手の英語を聞き取れなかったり、逆に自分の英語が通じなかったらどうしようという不安もあり、お店の人と電話でやりとりするのは特に緊張するもの。そんな不安を解消して自信をもって電話で予約をすることができるように、予約にまつわる英語表現をおさらいしましょう。
また、インターネット予約でも役立つ英単語&サイトもご紹介します。合わせてマスターしてくださいね!
まずは、予約にまつわる基本的な表現のおさらいから。「予約する」をあらわす英語表現には、次のようなものがあります。
レストランやホテル・チケットなどの予約には、アメリカ英語では “reservation” 、イギリス英語では “booking” がよく使われます。
“reservation” の動詞は “reserve”、“booking” の動詞が “book” です。ただし、“reserve” と “book” は「〜を予約する」という意味なので、後ろに目的語が必要。単に「予約する」という場合には “make a reservation/ booking” を使います。
医者や美容院などの人との直接の予約をあらわす際は “appointment” を使用。混同しやすいので注意しましょう。
予約の基本表現を確認したら、いよいよ本番です。まずはレストラン予約の仕方を見ていきましょう。
レストランの予約には【日にち・時間・人数】を先方に伝える必要がありますね。そのためには基本の「I’d like to make a reservation/booking(予約をしたいです)」のフレーズに以下の前置詞とともに情報をくっつけます。
●いつ:for
※onを使うときもあります。
●何時:at
●人数:for
必要に応じてそれぞれを盛り込むと、このようになります。
※日にちを具体的に「5月30日」のようにあらわす場合、アメリカ英語では「月→日」、イギリス英語では「日→月」の順になります。注意しましょう。
次は、電話でレストランを予約する際に役立つ英語表現を詳しくみてみましょう。
上で紹介した基本の表現も含め、電話で予約する際にまず伝える表現はこちらです。
お店:Bistro iKnow. How may I help you?
「はい、ビストロ・iknowです 」客:I'd like to make a reservation for two at seven tonight.
(I'd like to reserve a table for two at seven tonight.*)
(I'd like to book a table for two at seven tonight.*)
「今晩7時に2人で予約したいのですが」*「席(seat)を予約する」ではなく「テーブルを予約する」と表現します。
次に、名前と連絡先(contact number)を聞かれます。たいていはファーストネーム(下の名前)だけでOK。日本人の名前は欧米の人にとって聞き取りにくい場合が多いので、次のような表現も覚えておきたいですね。
お店:May I have your name, please?
「お名前をお願いします」客:It's Taro. T-A-R-O. T for tree, A for apple, R for romeo and O for oscar.
「太郎です。Tはtreeのt、Aはappleのa、Rはロミオのr、Oはオスカーのoです」
さらに、きちんとしたお店の場合は、電話予約の際にアレルギーや食べられないものがあるかどうかを聞かれます。
お店:Do you have any special dietary requirements?
「アレルギーや食べられないものはありますか?」客:I'm allergic to shellfish.
「甲殻類にアレルギーがあります」
アレルギーなど、体が受けつけなかったり医者に止められているような場合には“can't eat” を、宗教的・信条的なものや嫌いなものをあらわす場合には“don't eat” を使います。
I can't eat celery.
I don't eat celery.
「セロリが食べられません」
最近では、ガイドブックだけではなくインターネットのクチコミサイトなどでお店を調べる人も増えていますね。
インターネットでお店を探すときには、一番情報量が多く、最新の情報が得られるため英語サイトで調べるのが鉄則。
国によって人気のあるクチコミサイトは違いますが、さまざまな国をカバーしているのが「Yelp」です。
国・エリア・料理のジャンル・予算から簡単にお店を探すことができます。もちろんキーワード検索も可。レビューを参考にしてみるのもいいですね。
また、クチコミサイト上でそのまま予約までできてしまう「Open table」も初心者にはおすすめです。
日本語 | 英語 |
---|---|
地区 | region |
料理のジャンル | cuisine |
評価 | rating |
概要 | overview |
店の雰囲気 | ambience |
高級レストラン | fine dining |
支払方法 | payment options |
お酒の持ち込みができる | BYO, BYOW:Bring Your Own (Wine)の略 |
次は宿泊予約の英語表現を見ていきましょう。レストラン予約との違いは、時間の指定がない代わりに、部屋のタイプと泊数を伝える必要があることです。
<部屋タイプの表現>
日本語 | 英語 |
---|---|
ダブルルーム ※2人用の部屋でベッドが1つ | a double room |
ツインルーム ※2人用の部屋でベッドが2つ | a twin room |
シングルルーム ※1人用の部屋 | a single room |
<泊数の表現>
日本語 | 英語 |
---|---|
1泊2日 | for one night |
2泊3日 | for two nights |
2泊3日 | for two nights |
5月30日から2泊 | for two nights from 30th May for two nights on 30th and 31st May for the nights of 30th and 31st May |
日本語では「1泊2日」「◯月◯日から2泊」のような表現をしますが、英語では主に “for” で「泊数」をあらわします。
レストランでもホテルでも、予約の際はまずとっかかりとして「I'd(=I would) like to make a reservation/ booking(予約をしたいです)」とだけ伝えてもいいでしょう。
客:I'd like to make a reservation/ booking for two nights from 30th May.
(I'd like to reserve/ book a room for two nights from 30th May.)
「5月30日から2泊で予約をしたいのですが」
お店:How many people?
「何人用ですか?」
客:(It's) just for one(two people).
「1人(2人)用です」
最初から部屋のタイプを指定して「予約をしたいです」という場合には、こんな表現も使えます。
I'd like to reserve a double/ single room for the 30th May.
(I'd like to book a double/ single room for the 30th May.)
(I’d like to book a double/ single room for 30th May.)
「5月30日にダブル/シングルルームを1部屋予約したいのですが」Do you have a double/ single room available for the 30th May?
「5月30日にダブル/シングルルームは1部屋空いていますか?」Do you have a room available for three people on 30th May?
「5月30日に3人用の部屋は空いていますか?」
さらに、禁煙部屋がいい場合は事前にリクエストしておくのを忘れずに。
I'd like a non-smoking room.
「禁煙部屋がいいです」
また、チェックインやチェックアウトの時間はホテルによって多少違うので、事前に確認しておくと安心です。
What time is check-in/-out?
「チェックイン/アウトは何時ですか?」
現地に到着する前に予約をしておくことで、安心なだけではなく、早期予約割引などうれしい特典も。早めに予約するのがベターでしょう。
これもクチコミサイトでレビューを見ながら選ぶと、大きな失敗が少なくなります。私がいつも利用しているのは「Tripadvisor」。
英語圏の国はもちろん、イタリアやフランスをはじめとした多くの観光地を網羅。レビュー数もかなり多いので、参考になるでしょう。
また、ホテルでは味わえない経験ができるのが日本でも話題になった「airbnb」。
日本でも話題になりましたね。現地の人の家を借りるというスタイルで、少し違う旅の楽しみ方をする人も増えてきています。
日本語 | 英語 |
---|---|
宿泊施設 | accommodation |
空室状況 | availability |
空室 | vacancy |
部屋の料金 | rate/tariff |
〜ごとに | per〜(例)per night:1泊につき, per person:1人につき |
到着予定時間 | ETA (estimated time of arrival) |
予約確認のメール | confirmation email |
隣り合った部屋 | adjoining room |
折りたたみ式ベッド | foldaway |
2段ベッド | bunk bed |
ベビーベッド | crib(米)cot(英) |
予約がスムーズにできても、先方の手違いできちんと予約が入っていなかった……ということは、残念ながら海外ではよくある話です。
そんなガッカリを防ぐためには、予約のリコンファームが効果的。“reconfirm” とは「再び(re)確認する(confirm)」という意味ですが、“confirm” だけですでに「確認する」という意味があるので、ここでは “confirm” という単語を使えばOKです。
また、予約時間・到着予定時刻に遅れる場合には先方に連絡しておくのがベター。予定時刻に間に合わないと予約を取り消されてしまう…なんてこともあり得ます。
電話で予約をするのは緊張しますよね。でも、実は予約の英語は決められた単語やフレーズが使われていることが多いんです。
インターネット予約なら相手と話す緊張からは解放されますが、会話の練習のためにはぜひとも電話予約をおすすめします。たとえ通じなかったり間違えてしまったとしても、そこから学ぶことはたくさんありますよ!
今回紹介した単語や言い回しをしっかり覚えて、早速使ってみましょう!
【基本ルール/表現をおさえて快適に滞在しよう!】