DMM英会話ブログ編集部
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「日本のキャッシュカードはフィリピンで使える?」「フィリピンのATMでお金を引き出す方法は?」といった疑問をお持ちの方も多いと思います。
通常のキャッシュカードは、フィリピンでお金を引き出すことはできません。ただし、「デビット機能付きキャッシュカード」「デビットカード」「国際キャッシュカード」であれば、現地の通貨を引き出すことが可能です。
今回は、フィリピンで使えるキャッシュカードやデビットカード、フィリピンのATMでお金を引き出す方法を紹介します。
普段日本で使っている通常のキャッシュカードは、フィリピンのATMでお金の引き出しはできません。日本のキャッシュカードは、日本国内で使うように作られているからです。
また、下記の銀行はフィリピンの首都マニラに支店がありますが、現地の法律に従って営業しているため、日本のキャッシュカードを持っていてもお金の引き出しは不可能です。
日本の銀行は「デビット機能付きキャッシュカード」というカードを発行しています。デビット機能付きキャッシュカードとは、ショッピングなどの支払いができるデビットカードの機能が付いたキャッシュカードのことです。
デビットカードは、世界中のATMでお金を引き出しできるよう作られています。デビット機能付きキャッシュカード、もしくはデビットカードの裏面に、下記のロゴが記載されている場合、海外のATMで現地通貨を引き出し可能です。
※ロゴ記載のあるATMで引き出し可能
デビット機能付きキャッシュカードは、下記の銀行が発行しています。デビット機能付きキャッシュカードを発行していない銀行では、デビットカードを単体で発行できます。
デビットカードの中には、日本国内でのみ使える「J-Debit」と記載されたカードがあります。「J-Debit」と記載されたデビットカードは、海外のATMで利用できません。
フィリピンのATMでお金を引き出せるカードがほしい場合、必ず「Cirrus」「Plus」いずれかのロゴが記載されたカードを作りましょう。
国際キャッシュカード(インターナショナルカード)とは、日本だけではなく海外のATMでもお金を引き出せるキャッシュカードです。デビットカードと同じように、「Cirrus」「Plus」のロゴが記載された海外ATMで利用できます。
国際キャッシュカードは、一部の銀行のみ発行しています。近年では国際キャッシュカードを廃止してデビットカードの発行を勧めている銀行がほとんどで、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンクも国際キャッシュカードを廃止し、デビットカードのみ発行を受け付けています。
フィリピンのATMでお金を引き出す手順は、下記の通りです。
ATMはショッピングモール内、銀行、空港に設置されています。操作方法がわからない場合やATMの故障でトラブルが起こった場合は、近くの従業員に相談しましょう。
フィリピンのATMは、ATMの種類によって引き出し限度額が設定されています。1日に引き出せる金額は5万ペソ(約10万円)程度となっており、それ以上引き出したい場合には数日に分けて引き出す必要があります。
フィリピンのATM手数料は、200ペソ(約400円)です。ATM手数料に加え、「Cirrus」「Plus」が設定している為替レートがかかります。
「Cirrus」「Plus」の為替レートは非公開なので、お金を引き出す前に為替レートがいくらかかるか確認することはできません。通常、為替レートは3%~5%なので、1万円引き出すと300円~500円が為替レートとしてかかると考えておくと良いでしょう。
「日本で使えるキャッシュカードしか持っていない」という方に向けて、フィリピンで現地通貨を引き出せるデビットカードを紹介します。
フィリピンで現地通貨を引き出せるオススメのデビットカード
デビットカード名 | 年会費 |
---|---|
三菱東京UFJデビット | 初年度無料、2年目以降1,000円 |
SMBCデビット(三井住友) | 年会費無料 |
楽天銀行デビットカード(JCB) | 年会費無料 |
上記のデビットカードは、海外利用時にトラブルが起こった場合にも、24時間電話サポートを受け付けているためオススメです。無駄な費用をかけたくない方は、年会費がかからないデビットカードを選びましょう。
なお、メガバンクみずほ銀行が発行している「みずほJCBデビット」はJ-Debitを採用しているため、フィリピンで現地通貨を引き出せないので注意しましょう。
フィリピンのATMは、ATMに挿入したカードが返却されない「カードの飲み込み」と呼ばれるトラブルが起こる可能性があります。特に古いATMは故障しやすく、カードの飲み込みが発生しやすいです。
ATMからカードが返却されない場合、下記の手順でカードを取り出してもらいましょう。
なお、ATMを利用した際のレシートが手元にあると、手続きがスムーズに進みやすいです。ATMを利用した際はレシートを必ず保管しておきましょう。
ATM内に現金が補充されておらず、引き出しができない場合があります。特にフィリピンの給料日(毎月15日と30日)はATMを利用する人が多く、現金不足になる可能性が高いです。
現金の引き出しが上手くいかない場合、他の場所に設置されているATMを利用するか、数日経ってから利用しましょう。
道路に設置されたATMは周りに人がいない場合があり、窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性があります。また、ATMの機械が古く、故障しやすいというデメリットもあります。
機械が新しく、トラブルが起きたときにも周囲に助けを求めやすい銀行、空港、ショッピングモールに設置されているATMを利用しましょう。
キャッシュカードやデビットカードの裏面に「Cirrus」か「Plus」のロゴが記載されていれば、フィリピンのATMで現地通貨を引き出しできます。
多くの銀行は、海外ATMでお金を引き出せるデビットカードを発行しているので、お手持ちのカードが海外ATMに対応していない場合はデビットカードを作りましょう。
フィリピンのATMは故障でお金を引き出せなかったり、カードが返却されなかったりする場合があります。トラブルが起こったときは、焦らず銀行に行って対処してもらいましょう。