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カラオケもある!? トロントの「チャイナタウン」の楽しみ方

カラオケもある!? トロントの「チャイナタウン」の楽しみ方

こんにちは。
トロント在住のDoga(@DogadogaTv)です。

トロントといえば国際色豊かなことで有名。「リトル・イタリー」や「コリアタウン」など、各国のお店やレストランが集中したエスニックタウンが複数存在するのも特徴です。これらのエリアは、トロントでは「ネイバーフッド(Neignborhoods)」と呼ばれています。

そんなネイバーフッドの中でも特に大きなエリアが「チャイナタウン」です。チャイナタウンは日本も含めて世界各国に存在しますが、国や街によってその雰囲気も多少異なるものです。今回は、トロントのチャイナタウンについてご紹介します。

※レートは、1(CAD)ドル=90.67円で計算しています (2017年9月時点)。

 

トロントの「チャイナタウン」の歴史


出典:Google Map より

現在、トロントのチャイナタウンはダウンタウンのほぼ中心に位置する「Spadina Avenue(スパダイナ通り)」と「Dandus Street(ダンダス通り)」の交差する区域に位置していますが、もともとはそこからずっと東側に位置していたそう。トロントに初めて中国人移民がやってきたのは1878年頃と言われており、「カナダ太平洋鉄道」の建設のために多くの中国人がやってくることとなりました。

それに伴い、このエリアに多くのビジネスが立ち並んでいくこととなったそうです。その後、少しずつ人口が増え、コミュニティが形成されていき、1930年に正式に「チャイナタウン」と名付けられることとなりました。しかし、第2次世界大戦後に増加し続ける人口と、新市庁舎の建設などで立ち退きを余儀なくされたことで、仕方がなく現行のスパダイナ通り周辺に拠点を移すこととなったというわけです。

 

トロントの中の中国

日本の中華街へ行ったことのある人ならイメージしやすいかと思いますが、チャイナタウンにはまるで本当の中国のような雰囲気があります。「トロントの中の中国」という位置付けで、コミュニティが形成されているからでしょう。それまでは、英語表記の西洋的なお店や建物が立ち並んでいたにも関わらず、チャイナタウンのエリアに入ると、漢字が圧倒的に多くなり、通りの名前も英語と中国語の両方で表記されているほどです。

店の前に商品を並べて販売している人たちの姿や、路上販売を営む人たちもたまに見かけます。また、チャイナタウンにあるアジア系スーパーでは、ゴボウや納豆というような、カナダの一般的なスーパーでは手に入らない食材や、アジア原産の調味料も売られていたりするのも特徴の一つです。

例えば、「Lucky Moose Food Mart」というアジア系スーパーでは新鮮な魚介類や、日本の食材も豊富に揃えられているため、私も日本料理を作るときに食材を求めて足を運ぶことがあります。

実は、ダウンタウンから少し離れたところに「J-タウン」という、日本の食材を取り扱うお店や、日系レストランが集まったショッピングモールもあるのですが、アクセスのしやすさから、チャイナタウンの方へ行くことが多いです。

中華系のエリアではあるものの、タイやベトナム、韓国、日本など、アジア全般のお店が立ち並んでいるのも、現代のチャイナタウンの特徴とも言えるのではないでしょうか。

 

チャイナタウンでおすすめのアクティビティ

続いて、トロントのチャイナタウンでおすすめアクティビティを紹介します。

 

本格中華料理を楽しもう!

やはり、せっかくなのでまずは本格的な中華料理を食べてみることをおすすめします。チャイナタウンのスパダイナ通りを北側へ歩くと、飲食店が多く立ち並んでいます。

料理の匂いが店の外まで流れてきて、歩いているだけでお腹が空いてくるこちらのエリア。料理の値段はお店によりますが、10(CAD)ドル(約905円)未満で注文できるお店も多いので、なかなかリーズナブルだと思います。

 

ベトナム料理「フォー」も人気

中華料理もいいですが、実はチャイナタウンではベトナム料理の「フォー」も人気で、多くの専門店が集まっています。私も一番美味しいフォーを探している最中なのですが、それぞれの店の味比べをしてみるのも面白いかもしれません。この写真のフォーで、値段は9(CAD)ドル(815円)ほどでした。

 

ぶらぶらお店巡りも

チャイナタウンは土日は特に活気付いていますので、ただぶらぶら歩くだけでも楽しいものです。前述したアジア系のスーパーに足を運ぶのも良いですし、スパダイナ通りに立ち並ぶお店に寄ってみるのも良いでしょう。

また、チャイナタウンにはなぜかスマホ関連の雑貨を売っているお店も多いので、スマホカバーを探している人にはおすすめです。さらに、日本式のカラオケ店や、驚くことに日本でも流行った「リアル脱出ゲーム」なんかもあるほどですので、普段とは違った遊びをしたい時に来てみるのも良いかもしれませんね!

 

まとめ

チャイナタウンは、トロントに住む中国人移民だけでなく、カナダ人も多く足を運ぶ人気のスポットです。普段のトロントにはない雰囲気を楽しめ、私たち日本人にとっては「異国の中の異国」といったような、なんとも不思議な体験ができることでしょう。

チャイナタウンでは本格中華料理はもちろんのこと、アジア系の飲食店も集まっていますので、食べ歩きをしてみるのもおすすめ。トロントに住む予定の人であれば、重宝するエリアとなるでしょう。