まっつん
(更新)
まっつんです。首都ビエンチャンから世界遺産の街ルアンパバーンに移動してきました。
元々タイからベトナムに行く間の通り道程度にしか考えていなかったのですが、タイで出会った旅人に
「ラオス、象使いの免許が取れるらしいですよ、しかも国家資格ですよ!やばくないですか?」
との話を聞き、象使いを目指した少年の映画を見たのを思い出し、
せっかくなので取ってみることにしました。
その資格が取れるのがこのルアンパバーンとのことで、はるばるやってきました。
象使いになるためにまずはトレーニングツアーに申し込む必要があります。
ネットで調べた感じや他の旅人に聞いた感じだと、1日1万くらいからが相場とのこと。
なかなか高いですね。とりあえず足を使って情報を集めてみることにしました。
こんな感じで至るところに代理店があります。
ちょうどビエンチャンで仲良くなった方と偶然再会し、さらにその方も象使いの免許を
取るとのこと。噂によると40ドル(約4,000円)で取れるとの話も。おおお!
いくつかお店を周りましたが、安いお店も割とありました。
いろいろと交渉し、最終的に30ドル(約3,000円)でOKでした。
1日で取れるツアーとのこと。お兄さんありがとうございます。
旅行者のニーズに合わせ、1日〜6日くらいまでいろいろとあるようです。
これで念願の象使い免許が取れます。履歴書にも書けるのでしょうか?
象使いの修行は都市部から少し離れた村で行うようです。
自然の中をひたすら走ります。1時間ほどで到着しました。
ここが象が暮らすエレファントキャンプです。
ついにやってきました。
天候はあいにくの雨ですが、楽しみです!
ついに象使いになるための修行が始まります。
1日お世話になった象のマミー(39歳♀)です。
まずはウォーミングアップということで、イス付きの象に乗ります。
森の中などを象に乗って散策します。
これは楽勝ですね。
乗る瞬間だけちょっと怖いですが、それが終われば座ってるだけです。
今までも何度か象に乗ったことがあったのですが、今回は長時間で若干腰が痛くなりました。
段々と修行っぽくなってきました。
次はもういきなり一人で乗ります。
えええ!ほとんど何も教わってないですが。。。
プロの象使いが先導はしてくれますが、まさかの一人です。
象を操るためのラオス語もガンガン使います。
いろいろ教えてくれるのかと思ったら、口頭のみでした。
しかも聞かないと教えてくれません。
仕方なく自分でメモしました。
完全に習うより慣れよタイプの指導です。
よく使うのは
パーイ(進め)
クーワ(右に行け)
サーイ(左に行け)
あたりです。
ブンブン(水を吹け)もぜひ使ってみたいところです。
ただ、使う場面があるかどうかは不明です。
※ブンブンだけは聞いてもないのに教えてくれました。
ちなみに象の頭ですが、乗り心地は微妙です(笑)
産毛みたいなのがチクチクします。刺さると痛いです。
続いて象にえさやりです。
象は草食動物で150kgの草類や100リットルの水を1日に摂取しているとのこと。
半端ない量ですね。
笹のようなものがお昼ごはんです。みんな鼻を使って器用に食べます。
鼻の力がすさまじいです。
えさをあげた後、若干なついてくれた気がしました!
象へのえさやりが終わったら自分たちもお昼ごはんです。
ラオス風チキンライス。なかなかおいしかったです。
お米がもちもちしてます。
お昼ごはんも食べ終わった後は、象の水浴びです。
近くを流れているメコン川に象を連れて行きます。
けっこう急な坂道を通る上に雨で道はぼこぼこです。
ここを通り川に向かいます。
川についたら水浴びです。
ここではしゃがめという意味のラオス語、「ナング」を連発します。
なかなか指示通りに動いてはくれません。
えさをあげて、なついてくれた気がしたのは気のせいでした(笑)
暴れる象もいたようで、油断していると川に振り落とされます。
ちなみに見ての通り、メコン川はあまりきれいではありません(笑)
中には象に振り落とされて、再度乗れず、歩いて坂道を登る方もいました。
割と大変です。写真はアメリカ人のスティーブさん。
最後のメニューは、象を家に帰すトレーニングです。
エレファントキャンプから少し離れた森の中に象は普段いるようで、そこまでお見送りです。
1日2~3時間乗っていると段々と慣れてくるようで、指示出しもなんとなく様になってました。我ながら猫背が気になります。
この道の奥に象が住む森があり、すべてのトレーニングが終了です。
お疲れ様でした!!
1日に及ぶ象使い免許のトレーニングがついに終わりました。
果たして免許は取得できたのでしょうか。
無事取得出来ました!
ちなみに、、、試験などはありませんでした。
ラオスでは象は車両扱いになるとのことで、油断していると駐車違反になるそうなので、お気をつけくださいとのこと。
象に乗って買い物行く人とかいるんですかね?笑
※よくよく調べたところ、1日コースは国家資格ではないようでした。残念。楽しかったのでよしとします。
英語は特に使いません。一度象が暴れだした時があったのですが、その時象プロも大声で「ストップ」と口走ってました。一応、止まれにあたる言葉で「ハウ」っていうのを習ったんですが、まさかの英語でした。なのでストップは象にも通じそうです。
この件に関して質問したところ、トレーナーのバンさんによると、「とっさに口走ってしまった」とのことでした。えええ!よくわからないですが、パッションが大事だ的なことも言っていました。何事も伝えようとする気持ちが大切、ということでしょうか。
ちなみにトレーナーのバンさんは右下の方です。
manifa travel
ルアンパバーンのシーサワンウォン通りにあります。
象使い以外にもカヤック体験や滝見学ツアーなどを提供しているとのこと。
ラオスに行かれる機会があったらぜひ利用してみてください。