Doga
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こんにちは。
トロント在住のDoga(@DogadogaTv)です。
一般的にカナダの有名な食べ物と聞いて思い浮かぶものと言えば、サーモンやプーティン、メイプルシロップあたりではないでしょうか? また、「カナダ料理」と聞いていまいちピンと来ない人もいるかもしれませんね。
しかし視点を変えてよく探してみると、「カナダならでは」の食べ物は、実は多く存在します。そこで今回は、意外と知られていないカナダらしい食べ物をまとめて紹介しましょう。
※ レートは、1CAドル=88.29円円で計算しています(2017年12月時点)。
ご存知ではない方のためにも、これはあえて紹介しておきますね。「プーティン」というのは、ケベック州発祥のファストフードです。フライドポテトに、グレイビーソースとキューブ状のカッテージチーズをかけたものが基本スタイルで、そこにアレンジでトッピングを載せるのが一般的。
例えば、カリカリのベーコン、チリビーンズ、チリペッパー、ピクルスなど、お店によってスタイルも様々です。カナダを訪れたら一度は食べておきたい食べ物No.1! ただ、かなりのボリュームとカロリーなのでご注意を。
一般的なベーコンはバラ肉で作られますが、「カナディアンベーコン」には脂肪分の少ないロース肉が使われています。また、長い時間の輸送に耐えられる燻製法が施されており、乾燥させたトウモロコシを挽いて粉にした「コーンミール」という黄色い粉をまぶしているのが特徴で、もともとはトロントの肉製造業者が考案した加工法だそうですよ。
アメリカや他の国では「カナディアンベーコン」と呼ばれますが、カナダ国内では「ピーミールベーコン」と呼ばれています。ちなみに、カナダではメイプルシロップに浸けたベーコンも一般的なスーパーで売られていますよ!
「バタータルト」は、バター、砂糖、シロップ、卵をベースとしたフィリングで作るカナダの伝統的なタルトで、レーズンやナッツ等をトッピングするのがオーソドックスなスタイルです。バタータルトのレシピが載った最古の料理本が出版されたのが1900年頃のようなので、カナダでもかなり伝統的なレシピの1つだということが分かります。プーティンと同じくらい知名度がありますよ!
『TimHortons』は、カナダ全土に展開しているコーヒー/ドーナツチェーン店。ミディアムサイズ(425ml)のコーヒー1杯がたったの1.75CAドル(約155円)、ドーナツ約1ドル(約88円)という安さから、カナダ人の間で愛されているソウルフード的な存在と言えるでしょう。カナダの街を歩くといたる所でお店を見かけますよ。
カナダのポテトチップスには「ケチャップ味」があるのです。よく日本のカルビーなどが販売している期間限定商品などではなく、ケチャップ味が「市民権?」を得ています。私は個人的にあまり好きではないのですが、カナダ人からするとごく一般的みたいですよ。
ちなみに、カナダでは「サワークリーム」、「オニオン」、「ケチャップ」、「ソルト&ビネガー」をミックスした「All dressed」という味も一般的です。お店で初めて見たかけた時は、どんな味なのか全く想像がつかず戸惑ったのを今でも覚えています。ぜひお試しあれ!
「ナナイモバー(Nanaimo Bar)」は、バンクーバーの属するBC州で生まれた伝統的なデザートです。溶けたチョコレートでバタークリームをサンドしたもので、ミント、ピーナッツ、ココナッツ、モカなど、様々なテイストがあります。今やカナダの伝統的なデザートとして広く知られていますよ。
「ビバーテイルズ(Beaver tails)」とは、カナダのスィーツチェーン店『BeaverTails』が販売しているドーナツのようなお菓子のこと。ビーバーの尾のように薄く伸ばされたドーナツに、チョコレートや果物、シナモンなど様々なトッピングをして食べるのが特徴です。オンタリオ州発祥ですが、チェーン展開していてカナダ全土にまたがっています。ドーナツとはまた違った美味しさが楽しめますよ!
カナダは世界でも一位、二位を争うブルーベリー生産国です。確かに、お店では加工品を含めて、ブルーベリーがよく売られています。また、バンクーバーをはじめとするカナダ西部では、他のベリー種も合わせたベリー狩りというのも一般的に楽しまれていますし、ファーマーズマーケットなどでも摘みたてのベリーを見かけることが多いです。
「チキンウィング」はカナダ料理というよりは、アメリカ、カナダでは一般的なビールのお供のような食べ物。鳥手羽の唐揚げのことで、甘辛いソースで味付けがされており、ブルーチーズやサワークリームにディップして食べるのが一般的です。辛さのレベルも好みに合わせて変えることができ、カナダのパブでは非常にポピュラーなおつまみです。
「ロブスター」で一番有名なのはカナダ東部のノバスコシア州ですが、カナダ全土でも食べられます。ただ、カナダでも決して安い食べ物ではないので、お祝い事や特別なイベントなどで食べることの方が多いかもしれないですね。鮮度の良い、美味しいロブスターが食べたければ、ぜひノバスコシア州へ足を運びましょう!
カナダには、日本では知られていない食べ物が実はたくさんあります。
地域レベルで絞ると種類はさらに増えることでしょう。中には日本で食べられるようなものもありますが、できれば本場で食べてみたいと思う人も多いはずですので、カナダに来たらぜひ今回紹介した食べ物を一度は試してみてくださいね。