まっつん
(更新)
まっつんです。
現在13カ国目のキルギス共和国におります。
【写真】キルギス名物、ブラナの塔
旅を始めて約3ヶ月。
短かった髪もだんだんと伸びてきました。
※2014年6月頃日本にて
出発直前の日本ではこのくらいの長さでした。いつもだいたいこんなもんです。
現在ですが、、、
髪伸びましたね。ひげも1ヶ月くらい剃ってない状態でだいぶ長くなりました。
インドで日本人美容師の方にカットしてもらう予定だったんですが、ちょうど日本に帰国しているようでタイミングが合わずここまできてしまいました。
まあちょっと長いけれど、旅人っぽくなってきていい感じかなーと鏡を見て個人的には思っていたのですが、「誰だかわからない」「汚い」というクレームを立て続けに複数の知り合いからもらったので、髪を切ることにしました。
髪を切る前にキルギスの相場と流行りの髪型はどんなもんなのかなーと思い、現地の人たちに聞いてみることにしました。
アンケート①60代 男性
どんな髪型が流行ってるのか聞こうと思ったんですが、
「帽子はいいぞ。」っていうことしか情報は得られませんでした。
たしかに若い人も含め、キルギスではこの帽子かぶってる人たくさんいます。
帽子かぶるならほとんど髪型関係なくなりますね笑
あまり役にたちませんでしたが、おじさんありがとう!
アンケート② 男性 40代
続いて別の方に聞いてみました。
「坊主はいいぞ」と言われました。
なるほど。たしかに坊主はどこの国でやっても対して失敗しなさそうだし。
なのですがこの先の国々はどこも寒く、風邪をひく恐れがあるので、残念ながら坊主は見送ることにしました。
おじさんありがとう!
次はもっと若い人に話を聞くことにしました。まあ当たり前ですよね。
気を取り直し街を歩いていると、ちょうどいい3人組を見つけました。
アンケート③20代 男女
みんな大学生とのこと。いいですね。
英語がある程度話せるようで、スムーズにコミュニケーションを取ることが出来ました。
値段はピンきりで安いところだと100ソム(約200円)から、おしゃれなところだと1000ソム(約2,000円)くらいとのこと。やっとまともな情報が得られました。
やっぱり日本に比べれば安いですね!若い男性は短髪が多いみたいです。
というかキルギスの方、日本人に似てますね。
元々同じ民族で魚が好きな人々が日本へ、羊の肉が好きな人々がキルギスへ行った、という言い伝えもあるとか。たしかに街を歩いていると日本人に似ている人を度々見かけます。
真偽の程は定かではないですが、日本人とわかるとみんな優しくしてくれる親日の国です。
それはさておき、髪型に関して引き続き悩んでいたところだったので、
同じ宿に泊まっている日本人に相談することにしました。
アンケート④20代 男性
彼はジャパニーズです。関西出身のおしゃれ旅人こうたろう君です。
どんな髪型がいいですかね?と彼に相談したんですが、
「そんなに長くないんであんまりいじれないですよね。じゃあパーマかけましょう。キルギスパーマ!」
と返答されました。
パーマか!
その視点はなかったです。
今までの人生においてパーマをかけたことはありません。
高校まではずっと野球部だったので、ほぼずっとボウズ。
大学入学後や社会人になってからは最初に登場したような髪型で基本的に過ごしてきました。
キルギスでパーマかけてる人見たことないけど大丈夫なのか、とも思いましたが
面白そうだし、失敗したらそれこそ途中に登場したおじさんの話じゃないですが、ボウズにすればいいや、と思いパーマをかけることにしました。
ほとんどパーマかけてる人見かけないので、泊まってる宿の主人に聞いてみたところ、街の中心部ならやれるお店あるかも、ということなので、中心部に行ってみることにしました。
たしかに美容院が何店舗かあります。
おお!
早速聞いてみることにしましたが、どこも女性のみ。
男性にはやったことがないとのことで断られました。
そうですよね。しかしパーマにすることを決意したので、引き続きアタックしました。
が、どこも同様の理由で断られ続けました。
残念ですが仕方ないので宿に戻ろうと歩き出したところ、美容院らしきお店を見つけたので、最後に聞いてみることにしました。
ロシア語、もしくはキルギス語なので文字はまったくわからないですが、女性のシルエットが描かれている看板からすると美容系のサービスではありそうですね。
なんと美容院でした!
ダメ元で聞いてみると、なんとパーマやってくれるらしい。
あとで調べてみると、このあたりでは最先端のお店とのこと。
お店の美容院許可証。ちゃんとしたお店みたいです。
気になる料金ですが、最初2000ソム(約4,000円)と言われましたが、交渉し、1000ソム(約2,000円)になりました。
想定してたより高いですが、まあよしとします。
今回はこちらのお店にお世話になることにしました。
写真は一緒にパーマをかけることになった、イケメン大学生のしょうたくん。
ちょうどパーマをかけようと思っていたとのこと。
お店のお姉さんがしょうたくんを先に選んだので、彼からスタートです。
パーマをかけたいというところまではジェスチャーで伝わったんですが、さすがにそれ以上はジェスチャーで伝えるのが難しい状況でした。
が、ちょうどお店に備え付けのタブレットがあり、ネットの翻訳サービスでロシア語に変換してやり取りしました。
たしかに入り口の看板にwifiの表記がありましたね。
タブレットの中にもいくつか髪型のサンプルがありました。
意外に進んでますね!
しょうたくんの担当は店長のミシュルさん。
「男の人にパーマをかけるのは初めてよ」と言ってましたが、慣れた手つきで進めます。
やはり男の人がパーマをかける文化はないようで、クリーム色のセーターがよく似合ってるアシスタントのお姉さんも興味津々でした。このお姉さんは終始こんな感じでした。笑
30分ほどでカーラーのセットが完了しました。
さすが店長!手際いいですね。
しょうた君から遅れること30分。いよいよ自分の番が回ってきました。
まずはシャンプーからです。
担当してくれるのは同い年のアイーダさん26歳。
日本ではいつも1000円カットで済ませていたので、人にシャンプーをしてもらうのは相当久しぶりです。いいですね!
シャンプーが終わった後に希望の髪型を伝えます。
パーマをかけることは決めてましたが、知識が一切なかったのでパーマ関連に詳しいだいち君に相談しました。
「ツイストパーマがいいんじゃないですか?イッチーが昔やってたやつですね」
とのこと。
イッチーとは俳優の市原隼人さんです。
よくわからないですが、だいち君の教えに従うことにしました。
タブレットに入っていた見本の写真にろくなものなかったですしね。笑
ちなみに写真にも写っていますが、こちらの美容院、ネイルサロンも併設しています。
だいち君の持ってる画像をアイーダさんに見せ、なんとかスタートしました。
担当のアイーダさんですがパーマの経験があまりないようで、若干の不安が残ります。
そういえば気になってる方もいると思いますが、首に巻かれているものはタオルがないので代わりだそうです。
なんでやねん。
奥に写っているしょうた君は普通にタオル使ってますしね。笑
ないのは仕方ないんですが、濡れた髪から水が垂れてくるのが気になります。
イケメンだといろいろと待遇が違うようで、うらやましい限りです。
30分ほど経ったでしょうか。巻く作業もだいぶ進んだようで、頭も重たくなってたところ、突然アイーダさんが笑い出しました。
言葉がわからないので、何があったのかと思いましたが、自分の着ているTシャツを指さしたので状況を理解しました。
ああ、なるほど。
この日は東南アジアで買ったTシャツを着てたのですが、パーマのやつをつけた状況が大仏の髪にそっくりってことね。
髪の毛巻いてるのあなたですやん、とも思いましたが、たしかになーとも思ったので一緒に笑っておきました。
その頃、しょうた君はというと、、
頭に付けてた巻き巻きするやつを外し、まもなく完成のようです。
お姉さんが力強く外していくようで、少し痛そうです。
そして遅れること30分、自分の方も全ての作業が終わりました。
終了間際にやっとタオルが登場しました。おそっ!今さらいらない感じですが受け取っておきました。
はたして髪の毛はどうなったのでしょうか。
まずは共にキルギスパーマに挑戦したしょうた君。
どうなったでしょうか。
おお!これはなかなかいい感じです。
そして元がいいだけに、やはりイケメンです。
ちなみに学業も優秀で、頭もいいしょうた君。ますますモテそうですね。
キルギス人にはマイケル・ジャクソンとか呼ばれてましたが。笑
そしていよいよ私松本の番。
改めてパーマ前の写真を確認します。
うむ。やはりだいぶ長いですね。
ここキルギスの地で人生初のパーマに挑みましたが、果たしてどうなったでしょうか。
んんん?
全然パーマじゃない。
なんじゃこりゃーー!
なんか一昔前のヤンキーみたいな髪型になってます。
くるくるしたパーマの感じは一切ありません。
担当のアイーダさんに確認したところ、ツイストパーマに必要な器具がこのお店に
なかったので、とりあえず固めておいたとのこと。(タブレット翻訳でやり取りしました)
うそーん、、
この髪型ならパーマにしなくても髪を固めるだけで出来たはず。笑
しょうた君はというと、、ふつうにいい感じですね。
帰り道のバスでキルギス人に笑われ続けましたが、
まあとりあえず面白かったのでよしとします。
後日先ほど登場しただいち君にバリカンでサイドを刈り、整えてもらい最初より少しマシになりました。
髪の毛洗って整髪剤落としたらくるくる感が出ましたね。
全然似合ってないですね。笑
現状ですが、旅立つ前日にだいち君からもらったヘアバンドを付けるとなんとなく旅人っぽい感じがするので、よしとします。
協力してくれた日本人旅人のみなさんならびに、美容院のお姉さん方ありがとうございました。以上日本人の99%が行かないであろうキルギスからの、パーマ挑戦レポートでした。
ちなみにお店の人にも去り際に写真を撮られ、後日お店に飾られるかもしれないとのことを言われました。なんでやねん!
所在地はキルギスの首都ビシュケクです。ソビエツカヤ通りにある
ハイアットリージェンシーホテルを拠点に南に進んだところにあります。
カットは200ソム(約400円)から、その他カラーなども対応しているとのこと。
ネイルサロンも併設してます。キルギス共和国に訪れる用事がある方は行ってみてはいかがでしょうか。日本語はもちろん、英語も一切通じないですがみなさん親切でおすすめです。