Maksim
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ニューヨークに関するWebメディア『NYPG』を運営しているMaksim(@maksim01bac)です!
ニューヨーク市は、マンハッタン・クイーンズ・ブルックリン・ブロンクス・スタテンアイランド島の5つの地区に分かれており、中心地であるマンハッタンはさらに26ヶ所のエリアによって構成されています。
私はニューヨークの様々なエリアのカルチャーについて調べていますが、地下鉄や徒歩で簡単に行き来できる距離にもかかわらず、どのエリアも違った独特な雰囲気を兼ね備えているんです。
今回は、マンハッタンの26ヶ所のエリアの中で、私が特にニューヨークらしさを感じる5カ所をご紹介します!
「ニューヨークといえば?」と聞かれてまっさきにどのような景色を思い浮かべますか? 皆さんきっと、高いビルが並び人々が足早に行き交う都会の光景をイメージすることと思います。そのイメージのど真ん中が、主にセントラル・パークの南端から34丁目までの範囲に広がる「ミッドタウン」。
観光地としても有名ですが、ニューヨークの中心街ということもあり、ビジネスエリアとしても知れています。タイムズスクエアやブライアントパーク、ロックフェラー、エンパイアステートビルディングなど、どこを見渡しても高層ビルに囲まれたミッドタウンに一歩足を踏み入れてみれば、ここが「ニューヨークの顔」と言われる理由がわかるでしょう。
他にも、セントラルパークやブライアントパークといった自然豊かな公園や、歴史深い内装が目を引く公共図書館、映画の舞台にもよく登場するグランドセントラルステーションも、ここミッドタウンに位置しています。
△タイムズスクエア
△ グランドセントレア
△ ブライアントパーク
△ ニューヨーク公共図書館
20世紀前半には、アイルランド系移民や付近の埠頭・倉庫で働く港湾労働者の多い地区だったチェルシーですが、家賃の高騰にともない移動してきたソーホーの芸術家・デザイナーたちによって、2000年代にアートの街として一気に有名になりました。
今では多くのギャラリーが集まり、最近ではチェルシーのアートギャラリー巡りをツアーの1つとして取り入れている旅行会社も多くあります。
また、昔倉庫だった場所をリノベーションしたショッピングモール「チェルシーマーケット」もおすすめ。
中にはカフェや洒落た個人商店が並び、ランチどきや、一点もののアクセサリーなどハイセンスなお土産を探したいときにぴったりです。
貨物鉄道の高架橋を活用して作られた、空中公園「ハイライン」もニューヨークの新名所として注目を集めています。全長1.6kmにもわたる散策路のあちこちには、植物やアート作品がちりばめられ、空中からチェルシーの街を堪能できます。
△ チェルシーマーケット
△ ハイライン
最先端ブランドのブティックが並ぶファッションの街・ソーホー。
メイン通りであるブロードウェイの道沿いに並ぶのは、カフェではなくほとんどがブティック! そして旅行者に人気なのが、日本では考えられないような安さで購入できるアメリカ発祥のブランドの数々です。
とはいえ、ソーホーは珍しいブランドというより、定番のブランドが並んでいるイメージが強いです。最近ではお洒落に敏感なニューヨーカーはソーホーからほかのエリアに移動していますが、ソーホーから2ブロックほど歩いた先にある「ノーホー」という地域もまた人気を集めています。
リトルイタリー上に位置するノーホーには、個人経営のブティックやセレクトショップ、日本の有名なファッション雑誌にも載っているような洒落たアイテムを扱っているお店が多くあります。BEAMSやユナイテッドアローズでもよく売られている「マンハッタンポーテージ」のフラッグショップもあり、日本未発売の限定アイテムも多数売られています。
△ ソーホー
△ ノーホー
△ オシャレなお店にて
ロウアーイーストサイドは、ブルックリンブリッジを建設していた移民達の居住地として有名な町でした。そんな時代背景もあり、さまざまな国の文化やファッションがうまく混ざり合い息づいています。町中にはいたるところに異国風のグラフィティアートも。そんなアートを見ながら歩くのもロウアーイーストの楽しみかもしれないですね。
また、数年前までは少々危険な地域として知られていたものの、最近では治安も改善されリッチな層も住むようになり、それにともなってバーやナイトクラブなど夜遊びの場としても盛り上がりを見せています。(家賃も何倍にも上がったそうです)
△ ロウアーイーストの街並み
△ ペットと散歩中の人もよくいます
△ ロウアーイーストのカフェ
マンハッタンでも異色なのがチャイナタウン。この地域だけは「ここは本当にニューヨーク?」と疑ってしまうほど中国色に染まっています。それもそのはず、なんと西半球で最大数の中国人移民が生活しているんです!
チャイナタウンで特に活気があるのが、Canal st(キャナル・ストリート)。道沿いにはお土産屋が溢れかえっています。
しかし、お土産を購入するなら同じ Canal st でもソーホー側ではなく、リトルイタリー側をオススメします。
ソーホー側の Cananal st に並ぶお土産屋は勧誘がしつこく、またリトルイタリー側に比べて一般の人も少ないため、ニューヨーク初心者だったり英語に自信がなかったりする場合は、1人で行くのはやめたほうがいいでしょう。
△ チャイナタウンのお店
△キャナル・ストリート(リトルイタリー側)
△キャナル・ストリート(ソーホー側)
いかがでしたか? ニューヨークに行きたくなってきましたか?
日本でも多くの情報が手に入ると思いますが、テレビや雑誌で紹介するニューヨークと現地の住む人間が紹介するニューヨークは、少し違って見えるのではないでしょうか。
今日紹介した5つの地域はミッドタウンから順に歩いてもらうと1日でまわれるほどのボリューム感ですので、これからニューヨークに行かれる方はぜひ参考にしてみてくださいね!