DMM英会話 ブログ 英語でつながる 海外旅行

【カナダ通貨ガイド】覚えておくと便利!カナダの「お金」のあれこれ

【カナダ通貨ガイド】覚えておくと便利!カナダの「お金」のあれこれ

こんにちは。
トロント在住のDoga(@DogadogaTv)です。

お金(通貨)というのは、国によって特徴があり面白いですよね。ただ、新しい土地に行くと、この通貨の違いに苦労することもしばしば…

今回は、カナダで使われているお金「カナダドル(CAD)」について、関連情報やプチお役立ち情報と共にご紹介していきたいと思います。

※レートは、1(CAD)ドル=90.80円で計算しています (2017年9月時点)。

 

1. カナダ通貨の特徴

カナダ通貨の特徴

カナダがイギリスの植民地だった時代は、「ポンド」を採用していたようですが、1858年より「カナダドル(Canadian Dollar)」の導入が始まり、1871年にカナダ全土でカナダドルの利用が統一されました。カナダ国内にいると表記は「$」となりますが、お隣アメリカや他の国のドルと使い分ける際には「C$」「CAD」と表記されることもあります。本記事執筆時点(2017年9月)でのレートは1ドル=90.80円で、ここ数年円高の状態が続いています。

通貨の種類は、紙幣が100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドル、貨幣(コイン)が2ドル、1ドル、25セント、10セント、5セントです。

もともと1セントもあったのですが、2013年に廃止となって以降、1セント単位は「二捨三入-七捨八入」することとなりました。つまり0か5に振り分けられるということです。例えば、83.47ドルであれば、83.45ドルとなりますし、8.29ドルであれば、8.30ドルとなるということです。

1円単位が存在する日本円と比べると、最初はこの計算に戸惑うもの。渡航して間もない頃は、レジで焦ってしまってついお札ばかりを出してしまい、気がついたら財布の中が小銭で一杯…なんて経験をすることもあるかもしれませんが、慣れれば正確に払えるようになるので心配する必要はありません。

 

2. カナダの紙幣

カナダの紙幣は「紙」ではなく、偽造防止のため2011年より「ポリマー紙幣」を採用することとなりました。肌触りは薄いプラスチックのようで、透明な部分もあるため、初めて見るとお金には見えないかもしれません。紙に比べてシワや汚れもつきにくく、破れることも滅多にありません。また、金額ごとに色が異なるため、財布の中で見分けがつきやすいのも嬉しい点ですね。

それではカナダの紙幣を順に見ていきましょう。

 

100ドル札

100ドル札
出典:Bank of Canada

50ドル札

50ドル札
出典:Bank of Canada

20ドル札

20ドル札
出典:Bank of Canada

10ドル札

10ドル札
出典:Bank of Canada

5ドル札

5ドル札
出典:Bank of Canada

 

3. カナダの貨幣(コイン)

貨幣の表面は全てエリザベス2世女王ですが、裏面にはカナダにまつわる動物やモノが刻印されています。記念年などは、色付きでユニークなデザインの記念硬貨が販売されることもありますよ。

2ドル(通称:トゥーニー)

2ドル
出典:Wikipedia(By Source, Fair use)

1ドル(通称:ルーニー)

1ドル
出典:Wikipedia(By Source, Fair use)

25セント(通称:クォーター)

25セント
出典:Wikipedia(By Source, Fair use)

10セント(通称:ダイム)

10セント
出典:Wikipedia(By Source, Fair use)

5セント(ニッケル)

5セント
出典:Wikipedia(By Source, Fair use)

 

覚えておくと便利かも?カナダの「お金」のあれこれ

最後に、カナダの通貨に関して覚えておくと便利な情報をいくつかご紹介します。

 

100ドル札は断られることも?

最も額の大きな貨幣である100ドル札は、小さなお店だと受け取りを断られることも稀にあるので注意してください。日本だと1万円札を持ち歩くことは一般的ですが、カード社会のカナダでは、100ドル札は私たちの想像している以上に大きな金額です。私自身はまだ拒否されたことはありませんが、小さなお店では偽造紙幣を恐れて受け取りを拒否するケースもあるようです。

 

よく使われるお札とコインは?

カナダで一番よく使われるお札は20ドルで、ATM でお金を引き出す時も100ドルは20ドル×5枚で出てくることが一般的です。コインは2ドル、1ドル、25セントがよく使われています。特に、25セントは自動販売機やコインランドリーなどでも使えるので、少し多めに持っておくといいかもしれません。

基本的に大きな金額をお札で持ち歩くことはオススメしませんが、財布の中には10ドル札、5ドル札をそれぞれ1枚ほど含めながら20ドル札を中心に持っておくと便利だと思います。また、コインも2ドル、1ドルはチップを払う時にも重宝しますので、残しておくと役立ちますよ。

100ドル札はメイプルシロップの香り?

実は、ポリマー紙幣が発行開始された時期、「100ドル札はこするとメイプルシロップの香りがする」という都市伝説のような噂がカナダ中に流れ、ニュースにもなりました。

その真偽についてはなんとなく想像がつくかもしれませんが、気になる人はカナダに来た際に確かめてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

改めて、カナダの通貨をまとめると以下となります。

紙幣

  • 100ドル=約9079円
  • 50ドル=約4539円
  • 20ドル=約1815円
  • 10ドル=約907円
  • 5ドル=約453円

貨幣

  • 2ドル=約181円
  • 1ドル=90円
  • 25セント=約22円
  • 10セント=約9円
  • 5セント=約4円

普段の生活では20ドル札、2ドル、1ドル、25セントがよく使われており、小さなお店では100ドル札はあまり使われていない印象です。初めはカナダのお金の数え方・使い方に苦労するかもしれませんが、慣れてしまえば日本円と同じように使いこなすことができるはず。

なお、ポリマー素材でできている紙幣は、丈夫で汚れにくく、色もカラフルで日本の紙幣とは大分印象が異なります。ぜひカナダに来たら手にとって眺めてみてはどうでしょう?